White X'masなんて 望めそうもない素足の夜 悪夢みたいな映写機が回る
記憶の彼方から湧き出て来る 苦い味の涙
取り戻せないモノを失って 立ち尽くしたあの日
少しずつでも進めているだろうか・・・
手を伸ばしても掴めない愛を 欲しがることは罪ですか・・・
大切なモノにリボンをかけて パンドラの箱にそっと仕舞う 二度と開かない鍵をかけて・・・
見上げた白い雲の隙間をぬって
もっと上まで召されて逝きたい
全ての罪と罰を背負って
それでも翼が欲しくて堪らない
ナニが善でナニが悪なのか
決める神様はいやしない
黒い闇に行く手を遮られても
愛するモノを諦めきれない
贅沢ですか 我が侭ですか
求める資格も無いですか
遠くに見える山々と曇った空の境目が
波のようにユラユラしている
二人を分ける線のようだ
ぼんやり交わりそうなのに
決して交わることは無い
どこまで歩き続けても
辿り着かない蜃気楼
あるはずの無いモノを
追いかけて行くのには
もう若くないし力も無い
だけど夢を見るだけでいい
どうかそれだけは許して欲しい・・・
アナタの歌を聴くと
胸の奥に仕舞い込んだ
見たくないモノを
引き摺り出されるようで
時々死にたくなる。
痛い・・苦しい・・
もうやめて欲しいのに
麻薬みたいにやめられない。
壊れた鍵を
無理矢理捻じ込むのはやめて。
嫌いだよ
こんなに愛してしまう自分が。
アナタの生を飲み込んで
殺したい。
痛みに耐え切れず
甘い誘惑に犯されそうになる。
大嫌いな冬になり
今年もまたX'masが来る
街はこんなにも浮かれてるのに
思い切り笑えないアタシがいる
恋人みたいな真似をして
シアワセそうに笑ったよね
あのままずっと映画のように
Happy Endで終わりたかった
アタシの心は複雑すぎて
氷みたいに冷たくなった
もうTELはかけないで・・
刺さった破片が抜けないよ
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