(更新履歴「それはまるで死にに行くようだと言った」)

 おひさしぶりです!ちょっと旅行をしてきました。沖縄ーめちゃたのしかった!面子が面子だったので、むちゃくちゃな旅行でした。おもしろかったー。免税店で物欲の塊と化すわたし・・・・化粧品を大量購入してきたけど、きっとかずさちゃんにはまけるぜっておもいながら紐解いてにやにやする帰国後です。やっぱりシャネルがすきです!きゃっきゃ。指輪もかったー!
 でも根本が服好きなので、あーこれとこれ諦めたらあれが買えるとおもいつつ・・・・服・・・服がほしいよ・・・禁断症状でそう。あと、最近イレギュラーチョイスというイギリスの靴ブランドにはまって、サイトがまたむちゃくちゃにかわいいので、眺めてはため息をつく毎日です。やばいよーかわいいよーデコラティブすぎて買った靴まだ一度もはいてない。だって、かわいすぎる!
 服にしろ靴にしろわたしはちょうすきなものをあまり身につけない傾向にあります。ながめてにやにやしたり、試着(わがや)してにたにたするのみ。でもかわいーかわいーかわいーよー服ーすきーちょうすきー
 おたくはおたくを隠すためにおしゃれをしなければならないというのをよく聞くんですが、もうわたしおしゃれがすきとかでもなんでもなくただただ服が好きなだけなんですよねー・・・おたくっすよー・・・どうしてそんなにすきなの?ってオフでもよく聞かれるんですが、もう意味がわからない。
服おたっすよー・・・コレクションのシーズンになると本屋にいる時間が長くなります。かわいーよねー・・・コレクションラインがちょうすき。今年はどんなだろ。ちょうすきなメンズブランドが今年の東京春夏からレディースもやるってきいて死にそうです。あの奇跡の花柄使いをレディースに取り入れてほしいなー。あと岩谷さんがヴィヴァユーのディレクターになるってきいて今まで興味なかったけどめちゃ注目してます。どれすきゃんぷめちゃかっけーすよね!さすが日本のトップブランドだなー。
 わーん、でもいまはいれぎゅらーにむちゅう!かわいすぎる!!服じゃないけど!




 ところで今回はじめてセフィロスとエアリスのはなしをかきました。移転前に取ったアンケで、セフィエアをーというご意見をいただいてて、セフィロスは正直お笑い要員みたいにみてる自分がいるので(好きな方ほんとすみません)、書けるかなーとおもって保留してたんですが、なんか書きたくなっちゃって。こういう、なんかほんとしょうもねーなーっておもってるエアリスは、自分の中でありだとおもってるのかなと今回発見しました。
 プレーヤーのときや、みてるとき、考えているときはなんともおもってなかったのに、いざ書いていると自分でもこうおもってたのかーこのキャラを、と気づくことがよくあります。わたしは上手にかけないので、特にあらすじだけおこすとかもせずに直感で直書きするタイプなんですが、展開しながら自分でへー、とおもってることがよくある。だから書くとキャラ観やカップリング観がかわるんです。
 昔はエアリスが天使ちゃんだとおもってたところあるもんなー。まあ、そこまではおもってなくても、エアリスは作中で唯一自分に正直に生きた女性だとおもってた。今は・・・・今はなんかちがうなー。ある意味正直だとはおもうんですが、それは他人に対して、というより、なんだろう・・・自分の意思がすべて、ですよね。配慮しているようで配慮しきれてないというか・・・優しいだけの女じゃないぜ的な。だって、ひとりで行くし。
 優しくて強い、というより、優しくも強くもなりきれないところが好きだ。エアリスはなんとなく、たたかうひと、というイメージがあります。孤独にぴんと立ってる。この子は他人に依存したりできないんだろうなー。だからある意味セフィロスにあきれながらもうらやましかったりしてたらいいなー。執着という1点に対して。
 セフィエアにはならないけどセフィロスとエアリスのはなしはちょっと書いてみたい気がします。



 話はかわりますが水月博士の狂い咲く花をみました。以下めっちゃくちゃにオチまでネタバレにつき反転。

1,3,5と半端な見方をしましたが(ぶっくおふだったので)、案の定魂もっていかれました。オロロンの最終回もそうだった・・・・でも、なんだろう・・・・このひとの長編って、ほんとに抜きますね。心臓。オロロンとはまた違った形のエンディングでした。
 中身はかなりオロロンに似ていたんだけど、オロロンとはまた違うバッドエンド(と個人的におもった)なんかもー、ほんと、いっそ死んだ方が救われることってあるのね、みたいなところがあった。否定するわけじゃなくて、オロロンとは違うエンディングは、なんかこう、ある意味オロロンのよりも明るいんだけど、でも、ある意味オロロンのよりもっとインパクトありました。むっちゃくちゃかっこいいけど、むっちゃくちゃ切ない。うしとらとまさとにひとっかけの希望も持たせないところはいっそすがすがしかったけど、なんかこう、愕然としてしまった。
 間違えればよかったのにっておもいました。うしとら。そして同じラストをたどればいいのに。でも、それを選ばなかったからわたしはこの作品がとてもとてもすきで、憎いほどすきだな、とおもった。ほんとひとっかけの希望もない。だって正人は正人じゃない。記憶喪失の方がまだ報われる。正人はうしとらを知らない。
 ロングラブレターの最終回のときみたいなやりきれなさがありました。わたし、やっぱりこういうタイムトラベル的なエンディングはだめだ。でも、ロングラブレターと違って、そのやりきれなさこそが悲劇みたいな。せつない。あー思い返してまた泣けてきた。まー、といううしとらの呼び方がすげ好きだった。
 わたしは個人的にオロロンの3巻くらいの頃の絵が一番好きだったので、最初みたときはなにこれっておもったんですが(特になお・・・昔のアニメみたいだ・・・)、最後は見慣れたというか、また昔のテイストに戻ってた気がする。ああでもほんとモノローグがいちいちいちいち泣かせるんだよ・・・このエンディングだともう、ほんとにうしとらと正人が会うことは二度とないんだろうなっておもった。なおも。
 みんなハッピーなエンディングなんだけど、でもほんとは、みんなアンハッピーなエンディングな気がする。正人となお。あのふたりは、確かに別の幸せな未来が与えられたわけだけれど、でもきっととても不幸だ。だってうしとらにあえなくて、正人にはなおはいなくて、なおに正人はいない。でもなにが不幸ってそれを知らないことですよね。うしとら・・・うしとら・・・あいつほんとせつないなー。11年間の幸せがせつない。正人は世界で一番大切なひとと大切な日々をしらないんだから。それに胸すら痛められないんだから。
 
 しかし、千秋がおとこだったらもっと面白かったきがするなーという個人的な希望がかなえられた気がしてとてもうれしかった・・・・やばかった。水月博士ほんとこのひとにBLかかせたらやばい。2巻がやばいらしいからほんと2巻読みたい。3巻でいきなりめちゃくちゃ願望どおりの展開になっていたわたしの混乱と絶頂がかなしい。2巻まっじよみたい。3巻のゴールドの詰りがわたしの心臓をめちゃくちゃにした。やばいやばいやばい!
 これ、手元にほしいけど、痛すぎてたぶんあんまりみない気がするけどほしい。ちょうジレンマ・・・・オロロンと同じじゃないか・・・・アジアンビートは終わり方がやりきれないけど報われてて何度だって読んだけど、正直オロロンもあんまり読み返せないんだよなー・・・・でもすき・・・手放せない・・・このままだと買うな・・・序盤の絵きもちわるいけど・・・

 今は、見なければよかった、という気持ちと、みてよかった、という気持ちがないまぜになってます。でも好きだった。やっぱりこのひとの漫画が好きだ。

2007年03月06日(火)