前回の更新から、あれこれと状況は変化している。 学校祭の合唱発表や体育祭などは、参加せずに終わった。 とりあえず、修学旅行のクラス集合写真には参加したが、それ以 外のクラス単位の行事には、ほぼ参加していない。
わたしの中の認識も変わってきている。 9月までは、息子が学校に行きたがらない理由を、あれやこれや と類推し、きっとこうなんだろうなと思うことで自分自身が納得 しようとしていたのだと思う。 が、ある助言をいただいたおかげで、結局は自分が納得したいだ けで、本当のところで息子を受け容れていなかったのだと思った。
学校に無理に行かなくてもいいよと言いながら、なんとか説得し ようとしていた。 説得し、登校させようとして、ああだこうだと詰め寄っていたの だと気がついた。 結果として、息子を責めていたことになるのだと。
10月に入って、理由を聞くことをやめた。 休むという言葉を、息子から言ってくれるようになった。 そうすると、息子は「学校に行く意味が分からなくなっている」 と伝えてくれた。 そんなことを、毎日の学校への連絡時にも先生と話したりする中 で、先生の方から息子にやってもらいたい役割があることを聞き、 それを息子に伝えたり、支援級のみんなが息子と話をしたがって いることなどを伝えたり。 少しずつ、息子の意識が変わって来ているのだろうか。 父親からの、「明日は行けよ」の言葉で2週間ぶりに登校した日、 帰宅した息子は、支援級のみんなに話しかけられたことなどを、 うれしそうに話してくれた。 毎日行けるかどうかは別として、自分が担当する役割を思い出し たのか、少しずつ行く気になっているようにも見える。 支援級の校外学習も参加した。 先日は、支援級のブロック合同学芸会があって、息子は自分の役 割を果たすべく、その週は三日登校できた。
登校すれば、必ず一緒に下校してくれる友達がいて、休んでいる ときも、下校時に支援級に顔を出して、息子を誘いに来てくれて いる。 休んでいても、不満をあらわにすることもなく、淡々と毎日顔を 出してくれているらしく、先生もそういう友達は貴重な存在だと 言ってくれる。 家では、彼らと一緒にオンラインゲームをしたりしていて、その 中で連絡を取り合ったりしているようだ。 彼らの存在は、本当に貴重だ。
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