夕凪の街桜の国　こうの史代著　双葉社　2004/10

被爆者とその家族のものがたり。女性を中心に話はすすむ。淡々とした絵。劇的な山やあおりもないところが苦しくなる。

たまねぎたまちゃん愛蔵版　赤塚不二夫著　風讃社　2004/9

昭和４２〜４４年に「小学一年生」（小学館）に連載されていた人気漫画。

久しぶりに赤塚絵をみて借りだし。整った絵でものたりなくもあり・・

不倫（レンタル）　姫野カオルコ　角川書店　1996/8

「だれか、私にセックスをしてください」

売れないエロ小説家、力石理気子。美人なのに独身で、しかも未だ処女の彼女が、ひたすら「セックスをしてくれる男」を捜し求めて奮闘する、生々しくもおかしい、スーパー恋愛小説。姫野カオルコの「処女三部作」

三部作の３作目のみ・・・読了。元気な女性でした。

評価　△

破裂　久坂部羊著　幻冬舎　2004/11

老人医療問題。ぽっくり。

２作目。印象つよし。権力闘争よりありうるのでは？と思わせる医学設定が興味深い

評価　○

蜜の森の凍える女神　

雪の山荘事件。少女２少年１他大学生

デートをかけたゲームのはずだった。
女子高校生ヴィッキーが圧倒的活躍を魅せる？？？主役は少年では？

あおり文句のわりに活躍なし。

評価　○

QED鬼の城伝説　高田崇史著　講談社　2005/1

「QED」シリーズ９

桃太郎に虐げられし、鬼たちの慟哭（どうこく）が聞こえる！

岡山・吉備津神社に今も伝わる、占ト（せんぼく）「鳴釜神事（なるかましんじ）」。大和朝廷によって退治され、土中深く埋められた鬼神温羅（うら）の首が、釜を唸（うな）らせて人の吉凶を告げるという。一方、これとは逆に、総社（そうじゃ）市の外れ、鬼野辺（きのべ）家に先祖代々伝わる大きな釜には、鳴ると凶主（あるじ）が死ぬという言い伝えがあった。そして……、不吉の釜が鳴り、土蔵に長男・健爾（けんじ）の生首が！？旅の途中、事件に遭遇した崇（タタル）は、事件の核心“桃太郎伝説”の騙（かた）りを衝く！＜紹介より

ルビおおい。よめない漢字使いと主要登場人物すべてがうんちく披露好きになっている。展開する説はシリーズ読破していればおなじみのもの。

評価　△

時空ハンターＹＵＫＩ　あさのあつこ著　ジャイブ　2005/1

なにかとよく聞くあさのあつこ。女の子表紙ゆえ読んでみた。毒がなく読みやすいが印象ゼロ。

評価　△

ＳＥＰＡＲＡＴＩＯＮ　市川たくじ　アルファポリス　2002/1

妻が子どもにそして赤ん坊へとかえっていく。

たくじ？拓司？？（同一人物でした）設定は既知。毎回妻が死ぬ話ばかりなんだろうか？？？

評価　△

ためらいもイエス　山崎マキコ著　文芸春秋　2004/4

おくれてきた青春。いくつになっても初めての体験はのめりこむものである。

かわいい女性のはなし

評価　△

ＣＡＳＥ　ＣＬＯＳＥＤ！１　GASHO　AOYAMA　VIZGraphicNovel

ぶっちゃけ名探偵コナン１巻英語版なわけですが、もともと知ってる内容だったので英語苦手でも賢くなったような錯覚に陥ることができます。
リチャードにレイチェル、ジミーが大暴れ。どれが誰だかは想像してうけてください。

評価　○

雪の夜話　浅倉卓弥著　中央公論社　2005/1

北の街に暮らす高校生の僕は、白い闇に包まれた深夜の公園で、雪と戯れる少女と出会う。
それから八年。都会の生活と大人の社会からはみ出してしまい逃げるように帰郷した僕は、雪夜の公園であの時のままの少女と再会する……。『四日間の奇蹟』の浅倉卓弥が贈る、心暖まる現代のフォークロア。＜紹介より

一枚のイメージだけが印象に残る作品。浅倉作品はそれにつきる

評価　△（あますぎ）

月読　太田忠司著　文芸春秋　2005/1

本格ミステリーマスターズ

人は死ぬとき”月導(つきしるべ)”を残す。それを読みとる”月読”。いいことばかりが残るわけではない。過去の記憶をなくした月読一心。従妹を殺された刑事。

月導のイメージの美しさにうたれた

評価　○

大自然の脅威―ナショナルジオグラフィックがとらえた　尾沢和幸著　日経ナショナルジオグラフィック社　2004/12

圧倒される

評価　◎

ひかりの巫女　アレックス・シェイカー著　アーティストハウスパブリッシャーズ　2003/6

火山とガラスの高層ビルがある、奇妙な大都会ミドルシティーでトレンドを追求するアースラは、「原始の少女」に新作PRのイメージを得る。キャンペーンは大成功をおさめるが、それに関わる全ての者は狂気の渦に巻きこまれ…。＜紹介より
トレンドスポッター？？？一瞬みえかくれする時代の先端を発見する。妹の自傷。

黒羽を背負った虚ろな目が表紙。すじだけをとるとシンプルだが、表現についていくのが大変。

評価　△

チョコレート・アンダーグラウンド　アレックス・シアラー著　求龍堂　2004/5

健全健康党が政権をとったときから暗黒時代ははじまった。チョコレート禁止！！　僕たちは密造チョコレートを流通させた。チョコレートがない生活なんて耐えられない！！

読んだ時期が良かったのか悪かったのか。ちまたにチョコレートがあふれているこの時期にチョコレート禁止の架空小説。装丁も文字色もチョコレート色である。解説にあったように確かにチョコレートを食したくなった。

評価　◎（テンポよし）

バベルの犬　キャロリン・パークハースト著　角川書店　2004/11

妻が死んだ。側にいたのは愛犬のみ。夫は妻の死の真相を知るために犬に人語を話させようとした。

表紙が上目使いひたむきな目の犬。事故か？自殺か？回想シーンをおりまぜて夫がぐるぐるする。ラストは蛇足。

評価　○

電車男　中野独人著　新潮社　2004/10/20

あらすじ省略

ネットで全部よめるが、なんといっても目がつかれるので気力はてた。本ではじめてムーミンのアスキーアートあったことに気づきぷりちーと感動。（感動するとこがちがうな）ひとそれぞれの楽しみということで。。。

評価　△（リアルタイムならちがっただろうな）

黒豹たちの教室　ユキ・サマルカンド著　星の環会　2004/9/15

いじめられっこ文化人類学

もちろん、子どもたちはずるがしこいから、大人がどんな理由づけを聞きたいか知っている。なぜいじめるか、という問いに対して彼らは、こじつけの理由をいくらでもいうことができる。しかしながら、ほんとうの理由は、だれかを一人選び、みんなで協力してそのターゲットである獲物狩りをするのは、いいようもなく楽しいことだからなのだ。バラバラだった暮らすが、筆との目的と意志をもった集団となってゆく恍惚と快感が、いじめの根源にある・・・

小学生時代混血を理由にいじめをうけた著者が自己の経験と、カナダケベックでの小学校での観察結果をからめて著している。はじかれた経験のないものにはわからないであろう内容。

評価　○

ＴＶＪ　五十嵐貴久著　文藝春秋　2005/1/10

ＴＶＪＡＰＡＮ　テレビ局新社屋落成イベント。プロポーズ。我が世の春。占拠。百ｍ高さより落下。九死に一生。
ＴＶＪＡＣＫ　ただ一人の自由。命をかけた隠れん坊。
ＴＶＪＵＮＧＬＥ　消化器使用コンピュータ使用不能に。
ＴＶＪＯＫＥＲ　人質救出。犯人追跡。ぼろぼろになりながら車走行妨害。

想像の余地がないくらい映像が思い浮かぶ。五十嵐作品は読みやすい。記憶には残らないだろうが、テンポよく楽しい。二十九才の女性が巻き込まれ、逃げ道を断たれたため開き直り、犯人グループを追いつめる結果になる。女の子としかいいようがない。

評価　○

問題な日本語　北原保雄編　大修館書店　2004/12/10

どこがおかしい？何がおかしい？

すごいおいしい。台風が上陸する可能性があります。真っ茶。コーヒーのほうをお持ちしました。よろしかったでしょうか。っていうか。これってどうよ。こちら〜になります。全然いい。知らなさそうだ。＜表紙より

日本語逆引き辞典の編者がまとめた本。はい・・・真っ茶つかってました・・・ぱらぱらみて楽しい。

評価　○　

ラブ・ファイアー　室井佑月著　文春ネスコ　2003/10/1

室井節爆発。しかし元気なお姉さんだな。エネルギーに圧倒される。

評価　△

「巨人の星」から「ルパン三世」までアフター・ストーリー全掲載　安垣理著　辰巳出版　2004/9/25

気になる名作マンガ”ヒーローたちのその後”!!

巨人の星・鉄腕アトム・男一匹ガキ大将・オバケのＱ太郎・ルパン三世・がきデカ・タッチ・男おいどん・ワイルド７・すすめ！！パイレーツ・男どアホウ甲子園・しまっていこうぜ！・翔んだカップル・タイガーマスク・Theかぼちゃワイン・はいからさんが通る・１・２の三四郎・野球狂の詩・サスケ・バビル二世・ど根性ガエル・エースをねらえ！

ん〜さすがにここまでは知らなかった。（マンガ本編はほとんどしってたけど）

評価　○

背信　ロバート・Ｂ・パーカー著　早川書房　2004/12/10

スペンサーシリーズ３１

夫の浮気調査を依頼される。殺人事件。スワッピング。

解説　東直己

ハードボイルドのやせ我慢がでており、それが違和感なく読めるのは舞台がアメリカのせいであろう。つづけて２作ハードボイルドを読んだが沢崎よりスペンサーに一票。

評価　○

愚か者死すべし　原りょう著　早川書房　2004/11/20

９年ぶりの沢崎シリーズ。

護送中の銃撃犯人が襲われた。一人の警察官が重傷をおう。政界スキャンダルをため込んだ老人が誘拐された。襲撃事件時不審車より老人を救出。まきこまれていく。

かっこいい！と思うより、こんなのいない。ヒーローとして読むには日本に合わないキャラである。

評価　△

日本史の中の女性逸話事典　中江克己著　東京堂出版　2000/5/20

歴史を彩った女性たち

古代から幕末まで２２５人分。

流されびと考の後のためだろうか、見たことのある名前がぼろぼろでてくる。

趣味

流されびと考　杉本苑子著　文藝春秋　2002/7/15

ヤマトタケル・軽太郎女・小野篁・惟喬親王と蝉丸・菅原道真・崇徳上皇・八百比丘尼・本多正純・英一蝶

ラスト２人については知らなかった。有名どころを押さえた流人にしぼった本。

評価　○（趣味）

グレイヴディッガー　高野和明著　講談社　2002/8

中世の魔女裁判期に登場した殺人鬼「グレイヴディッガー（＝墓堀人）」をまねた大量殺人事件が発生した。煮えたぎった浴槽に浮かぶ変死体。偶然にもそれを発見してしまった主人公・八神は、謎の集団に追われることになる。今までの悪行をかえりみて挑もうとしている、人生初の人助け「骨髄提供」を全うするため、八神は逃げる。カルト集団や公安警察の手をかいくぐっての逃亡劇。はたして無事病院にたどり着けるのか…。 ＜紹介より

誰が主人公？？？子どもを助けるためにひたすら走る。勢いだけ

評価△

小説ニッポン消滅　キム・スンホ著　小学館　2001/10

国土消滅を目前にして、国の存亡を賭けて領土を武力でオーストラリア北部に求める新日本政府。だが近隣アジア諸国はいっせいに反発、欧米諸国もこれに武力で応える。大国同士の外交政治の舞台裏での虚々実々の暗闘。力ずくの移民政策は現地で激戦となり、アメリカは大国の威信を賭けて新たなる太平洋戦争に挑む。一方、一連の地殻変動の原因を探るべく、韓国の道士・金正民はアメリカの学者と協力して地球生命体の解明に地下深く潜行するが…。戦火は各地に広がり始めた。果たして地球は滅びるのか。＜紹介より

この紹介をみての印象は？　韓国ものゆえかなり辛辣なものを想像して読み始めたがいきなりのファンタジー展開。きれいといえばきれいだけどね

評価　○