2007年01月31日(水) |
この人に、このカプを |
昨日の補足など。
「眠り姫」というタイトルは、 澁澤龍彦氏の掌編、 「ねむり姫」が元で。
この「ねむり姫」のお話は、 ひす幸好きにはほんとうに、たまらないものがありまして、 眠る姫様は幸鷹のよう、文章は恐ろしく美しく、 そのエロスも極上。
澁澤さんが、ひす幸を書けば、 どんなに素晴らしかっただろうと、思わせてくれます。
また、加えて上げますと、 「この人が書く、このカプは」、絶品だろうと思うのが、 以下の、組み合わせ。
幸鷹&鷹通: 谷崎潤一郎 ツンデレお嬢がうまいので…
友雅×あかねちゃん: 川端康成 「雪国」あたりもそうですが、 「夕映え少女」の一冊で、ますます確信…
友雅×鷹通: 安部公房、チェーホフ、池澤夏樹、吉田篤弘 「友鷹」にそのまま変換できる、 短編があるので。
景時×譲: 梶井基次郎 武蔵野あたりを思わせる、風景描写がすばらしく、 どこか寂しげな作風も、 かげゆず・遙か3の世界観に、合うだろうと思う。
友雅×幸鷹: フランソワーズ・サガン (『悲しみよこんにちは』『絹の瞳』ほか)
翡翠×幸鷹: ドストエフスキー まるで、ジェットコースターに乗るような、 哲学的思想的メロドラマひすゆきに、翻弄されたい…
なお、この中でもっとも読みたいのは、 ドストなひす幸です…
2007年01月30日(火) |
「眠り姫」 ひす幸前提の幸←鷹 (※洒落です) |
お人形より、綺麗でしょう? 私の兄上は――
眠り姫
あぁ、いけません… お手を、触れないで。
兄上は、いま、眠りに就かれたばかりです。
もし、不用意に触れたら、せっかく訪れた眠りが、さまたげられるでしょう?
まぁ、目覚める心配は、要らないのですがね。
こちらの睡眠導入剤、効きが、よいもので。
え、どうして兄上に、薬を飲ませたか?
決まっているでしょう。
あの、ふらちな旅人が、この兄上を、たぶらかそうと、なさったからですよ。
あの、ぬすっと猫。
今頃は、来ぬ人を、なんとやらでしょうね。
…あ、障子の間から、すきま風が少し。
兄上の、お体に、さわるといけません。
もう、雨戸を閉めさせて、今日は、休みましょう。
2007年01月25日(木) |
拍手御礼(1月12日分) |
○拍手御礼:1月12日19時台に拍手を下さった貴女様へ
こんばんは、貴女様。 先日は、あたたかな拍手を賜りありがとうございました。 拍手画面の確認が遅くなり、 御礼が遅れまして大変申し訳ございません。
拍手のほう、今は表に出しておりませんのに、 お手間をかけて、探してくださったのですよね。 もったいなく、本当に嬉しかったです。
拙宅の何かが、貴女様のお心に叶ったのだとしたら、 とても嬉しく、 また励まして頂いたのだとしたら、 それもとても幸せなことに思います。
ふつつかな我が身・我がサイトですが、 今年はいろいろ頑張りたいと思っています。 またどうぞ、遊びにいらしてくださいね。
2007年01月24日(水) |
更新:「City of Glass ―― 3」 |
こんばんは。 24日に、CEOシリーズ 「City of Glass ―― 3」をアップしました。
冬とNYと鷹通。
お時間がございましたらご覧になってくださいね。
神戸元町・大丸の、1階CAFFERAでいただける、 あたたかい飲み物。
見た目以上に美味しくて、幸せになります。
(こちらのカフェ、地元神戸の「上島珈琲」系列なのを、先日知りまして。 なるほど美味しいわけだぁと、納得できました。
ちなみに上島珈琲は、UCCですね。)
同じ、こちらの系列では、神保町や自由が丘の、 上島珈琲店のほうも、お気に入りの場所で。
「夏の花」の何話かは、神保町の三省堂・自遊時間に併設の、 上島珈琲店内で、下書きをしました。
2007年01月19日(金) |
あの海の男が… 『エル・アルコン―鷹―』 |
青池保子の傑作漫画、『エル・アルコン―鷹―』が宝塚にて、上演されるとか。
なるほど『チェーザレ・ボルジア』も、以前には、この宝塚で舞台化されたのを思えば、その流れを汲むあの男、ティリアンが同じ舞台に立つのもまったく不思議はない。
頃は、大航海時代。スペイン貴族の血を引いた、イギリス海軍将校の、ティリアン・パーシモン少尉は、野望のため、次々人を、破滅へと追い込む。
けれど、自分に付き従う、忠実な水夫・ニコラスには、唯一、その心を許し、優しくすら見えて。
そのギャップに、少女時代、昏倒するかというくらい、魅せられたものです…。
(このティリアンが、居たために、翡翠をクリアしたときに、「充分ソフトで優しいぞ。ティリアンを思えば…」。 そういう感じがしたことを、よく覚えています。 うちの翡翠が甘いのは、同じく海の男である、ティリアンという存在が、悪すぎたせいでしょう…。)
なお、今度の舞台には、ティリアンの出る別作品、『七つの海七つの空』も、含めているようで。
それは、すなわち舞台にて、同じ作者のあの漫画、『エロイカより愛をこめて』の男たち、少佐・伯爵の先祖の、初対決であり…
とするともう、ファンとしては、いつか、十年後くらいに、『エロイカ』のほうも上演が、されたりしないかと…
…それは、さすがに無理かなと、思いつつも期待。
Yahoo!のトップに、センター試験のリンクが出ていて。 今年もそんな時期なのかぁと、ちょこちょこ閲覧。
受けるわけではないけれど、毎年チェックをしてしまう、この試験の様子。
昨年は、初の実施の英語リスニングテストにて、器械の故障がちらほら起こり、問題となっていましたが、とあるメーカーの営業の方が、「あれらの皆が事故品でも、分母からいい、不良の率は大変低いです」と、仰っていました。
なるほど話題の試験のこと、検品はさぞ厳しかろうと、頷いたことです。
(ウェブ上で、その再生機の分解レポが見つけられ、メーカー名まで知れますが、上で話されたその方は、機材を作った会社の方ではいらっしゃいませんでした。)
試験と云うと、思い出すのが遠い受験時代。 自分は一次を地元にある、さる大学で受けましたが、そこは、寒風が吹き付け、その上暖房完備でなく、初日の試験を受けながら、「あぁ、風邪ひく風邪ひく〜(涙)、あすは二日目がまだあるのに、ぜったい風邪ひく〜(涙)」。 そう思い、ぶるぶるしながら受験をしました…
そんな昔も、今となっては、楽しい思い出。
あの山風の、冷たさも、ただ、懐かしい。
次に、地元に帰ったら、いのししが出て、馬が居て、風が休まず吹き付ける、あののんびりな我が大学に、久々に行こうか…
幸鷹さんのお誕生日に、ひす幸小ネタをと思い、準備を進めていたのですが、当日は体調を崩し、ネットに上がることもできませんでした…。
愛しい愛しい幸鷹さん、 お誕生日、おめでとうございました……!!!
皆様もどうぞ、お体にお気をつけくださいますよう。
(ちなみに、今回の風邪の原因は、換気を思いきりよくしつつ、おうちの掃除にいそしんでしまったことにあります。(…) お陰で家中すっきりですが、頭も喉もすっきりと対極の感じに…。)
…おお、やっぱりこちらの大きさだと、目が疲れずにすむ…
調子がいいのでもう一度、創作を見てこよう。
2007年01月09日(火) |
「彼の密かな憂鬱」 (奥村視点;奥村×山代) |
クールな私の恋人は、この私を、めったに褒めてはくれない。 けれど、唯一、私の料理には、心からという表情で、「おいしいです」と云う。
だから、私はこうやって、けなげに料理に励んでしまうわけだが…
が、はっきりいってこの努力、愛しい相手をもてなすに、賢い男の選択と、到底云えない。 そう、知られているように、食欲と、性欲は、連動するもので…
せっかく彼が、その気でも、私が自慢の手料理で、その食欲を満たしたら、すなわち彼の欲望も、まあちょっと、落ち着いてしまうわけだ…
だから、こうして料理をしながらも、考え込むのだよ。 もし今日も、例により、お預けを食ったら…
いったい私は、どうしたらいいかと……
(…実に、逢瀬も二週間ぶりと云うのに……)
「――奥村さん、まだですか?何か、魚の焼け焦げたような匂いが…」
「…いや、大丈夫だよ、啓。…すべては順調だ」
「じゃあ、料理を楽しみに、座って待ってます。――あなたの料理の腕だけは、認めてるんですよ」
…あぁ、恋人よ。
罪な、微笑みを…
――三ツ星級の、この腕が、今は、恨めしい…
2007年01月08日(月) |
「緑の午後」 (友鷹) |
緑がゆれ、陽をはじく。
緑の午後
ガラスの向こう、道の並木が、近付いては去り、去っては現れ、運転する私の目と、君の寝不足の目を、休ませている。
これからどこへ行こう。何をしよう。
緑の上、午後の水色の空に、予定をえがく。
一案ができ、君を見る。 君は、舟を漕いでいる。
君の頭が、こちらへ倒れ、かすかな香りがただよう。
君と居た、ホテルのシャンプーの、香りがただよう。
音楽を切り、君を起こさぬよう、心で「おやすみ」。
君のそば、緑の下、車を走らせている。
2007年01月05日(金) |
13巻が、出ましたね |
遙かのコミックスも、もう13巻目になるのですね。
私が、コミックを買い始めたのは、2巻の出る直前で、2巻の友雅の表紙を、会社のそばの本屋で見つけたときは、あんまり綺麗でドキドキしてしまったのを覚えています。
以後、12冊に渡り、ドキドキさせ続けてくれてありがとう、水野先生。
今回の表紙も綺麗で、書店の平台から取り上げながら、うっとりしてしまいました。
あかねちゃん、かわいいなあ…。
(告白しますと、読み始め頃は白虎萌えをまだ装着していなかったので、サイトもないのに友あかのポエムを書いていたことがありました。当時のパソコンが昇天済みで、データが残っていないのですが、友雅の片思いだった気が…)
匂うような表紙をめくり、中身を読み返し、鷹通かわいい〜、友雅かわいい〜と喜びつつ、ラストでは本誌でもそうでしたが、胸がしーんとなりました…
現在、本誌で連載されている、『王様ゲーム』も、萌えつつ楽しく追っているのですが、DXでの再開が、本当に楽しみで、2月が待たれます。
旅に出る前、MP3プレイヤーに、好きな曲を次々と吸い込ませながら、思った。
「昔は、CD一枚を選ぶのにも、時間を掛けていたな。ほかの荷物との兼ね合いで、どれを削ろうか、もう寝ないといけないのに悩んで…」
そんな時間が必要なくなり、旅の荷物は軽くなった。
きっとそのうち、「どの本を持ってゆこうかな」と悩むその時間も、電子ペーパーほかの普及で、削られるだろう。
旅の一番の足であった「ひかり」は、いつのまにか「のぞみ」に取って代わられ、調布に住んでいた頃には片道五時間ほどもかかった帰省は、今は四時間も要らない。
二時間半で着くと思えば、駅弁を買うこともあまりなく、品川駅で、スタバのコーヒーを買い込んでおしまい。
どんどん軽く、どんどん速く。
それで、旅の大事な何かが、軽くなっていなければいいのだけれども。
新神戸駅から見る六甲 数日ご無沙汰してました。 お元気でお過ごしですか?
1月3日から5日まで、 神戸におりました。
向こうに居ると関西弁に、 どんどん戻っていくのですが、 東京に帰ってきた今も、 名残が取れません。
せっかくなので、関西弁で、 日記を記します。
*
あんな、3日から5日まで 神戸に泊まっててんけどな、 あったかっくて、 雨も降らんで、 ええ天気やったよ〜
(こっち帰ってきたら、 雨ザーザーでびっくりしたわ〜)
生田さんのそばのホテルに 泊まっててんけどな、 夜10時過ぎまで 人がいっぱいお参りに来てたで〜
そんで、せっかく神戸に来てたから、 3日の夜にかげゆず妄想を ちょっと打って、携帯から送ろうとしてんけどな、 なんでか送信できへんで、 あきらめてもうてん。 まぁ、あほな妄想やったから、 神さんが「こんなしょうもないもん送るなー」 ってゆうて邪魔しはったんかも しれへんわなー
ほいで、あきらめて 北のほうに歩いて 明石焼き買いにいってんかー
そしたら寒いからひといっぱい来てて 10分くらい並んだー でもめっちゃ美味しかったー
そいで、ホテルでな、 その前にこうてた 御座候も食べてな、 それもめっちゃおいしかったー
あ、「ござそうろう」ってしっとお? こっちでは有名な回転焼きやねんけど、 すごい美味しいねんー
近くやったらお土産にこうて帰ってあげるんやけどなー
元日の渋谷スクランブル。
着いたのが、もう遅く、 「TOKYO NOBODY」のような、 景色はなかったが…
人の、少ないこの街は、新鮮に映った。
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