ソードワールドノベル　富士見ファンタジア文庫

前巻買っている。購入。読了。


ほの暗いどころか、深淵でどろどろとねとつく粘度の高い暗黒物質
の中で血を啜る宴たけなわですねー。えと、ダークマター違います。
癒されないし救いもないが面白いことは面白いです。いやはや。
最初ダークエルフというタイトルにひかれて購入のわりには、黒エルフっ娘
よりクララに目が釘付けです。クララが立った。クララが立った！（違）
ラミアさんも相変わらずの素敵っぷりです。
密偵目立っちゃだめなんだから、仕方ないでしょうか。
今作登場のキャラさんには触れるとネタバレしそうなので避けます。

で黒くて歪んだ面々の中にアマデオ君がいると、一服の清涼剤……
どころか、場違いすぎて不安になります。
出るやつ出るやつ裏があんだもん。だからアマデオ君もそのうち
秘密の封印が解けて真の黒い顔を見せてくれると信じます。
「アマデオ、お前もかー！！！」って目剥いて絶叫したいです。
（したいのか？）――だって、あんな場違いな子が生き残ってるの
あの作品の世界では、何か本人の知らない秘密があって生かされて
いるとしか思えないんだもん。運が良かったねーじゃ無理っぽい。

そんな感じで、続きを楽しみに待つ。

ＰＳ　後書きに目頭が熱くなりました。
【半年ぶりのお届けですね。遅くなってしまい申し訳ありません】
うわ。なんていい人なんだ。
たかだか半年でお待たせしてとおっしゃってくださるのか。
しかも次はもっと早く――って半年以内にⅢが読めるのか！！
狂喜乱舞。

もう、二年三年じゃ待たされたとも思わないように自分を麻痺
させてますが、早く読めるのはかくも幸せなことです。ああ、感涙。

ハヤカワ文庫　稲葉明雄・他　訳

なんとなく購入。

短編集。
本自体は新装版らしくて、収録作品が書かれたのは
生まれる前の出来事だった。

奇妙なお話と帯にあった通り。
ＳＦの源泉かどうかは、ＳＦに含蓄がないのでわかりません
けど、短編だし苦笑できるしけっこう楽しめたかな、と。

好きだなーと思ったのは

【体形】　ちょびっと感動。

【悪魔たち】　人を外見で判断しちゃいけません！　な悪魔に萌え。

【専門家】　なんとなく気に入った。

【静かなる水のほとり】友情に篤いロボットものに弱いからー。

萌えたぎりすぎて２月１１日、オンリーに行きました。一路浅草。
夏コミ冬コミじゃあるめえし、千円札５０枚財布にぶっこんでったあたり
やる気満々っぷりがよくわかります。なんせ本漁りほぼ十年ぶり。
もう二度と行くことはあるまいと思っていたのですけれど。

一列二列。右見ても左見ても京浮が並んでて、桃源郷か極楽かって心地。
気になった本。分厚い本、小説本。狩って狩って狩って狩った。
煩悩まみれの私は、重たい戦利品と一緒にせっかく浅草なんだしついでに
浅草寺お参りして、そんで邪で、おばかさんな脳に届けとばかりにひたすら
頭に煙をまぶしてついでにおみくじひいて帰りましたとさ。
いや、馬鹿でもいい。いい一日だった。潤った。

（※腐れ女子の腐れ萌え話が以下には延々延々続いております。
掘り起こし要注意)

↓
↓
↓


ぶ／／り／い／／ち。萌えどころ整頓。


萌えキャラは先ず、剣八さん＆やちるちゃん。
１１番隊好き好きです。一角さんも男前。でもオールドタイプな私あの頭で
つい天光寺思い出すので笑いがちです。かっこいいのにごめんなさい。
ずっぱり斬られてみたい人を好きになりがち剣八さん。（ドリッズドもそう）
しかも頭とげとげで傷傷で面構え凶悪で頭悪くない。懐に入れた者に優しい。
めっさ男前。やちるちゃんの健気さも十二国の麒麟に勝るとも劣らないと思う。
恋愛関係とか見るのは困難でも、それ以上のもの。すべて。自分自身以上。
――な一途さ、必死さ、切実感がたぶん琴線を弾くんだと思う。……うん。


お次、京浮。たいがいキャラに萌えて、そっから好みカプ（確実に腐属性）
に堕ちていくんですが、珍しくカプからいきました。常に方向音痴なため
茨道・獣道に迷い込む率が高いのに今回は胸張って公式カプです（違）
おかげでＷＥＢでも本でもけっこう読めるのが幸せ。ほくほくほく。
でももっと読みたい。長いの読みたい。分厚いの読みたい。と欲望底知れず。

院生ものとか好みです。

どんな二人が萌えかというと。

（以下際限なく萌え吐きです）

彼らには五百年とか千年単位で恋愛成就して欲しい。互いに一度は別の
誰かにいっていてもいいと思う。それくらい回り道だといい。
相手を傷つけない自信ができてからはじめて手を取る位、慎重で傲慢で
一生一度のかけがえのない愛だといい。
老いらくの恋、とゆーか若作りな年寄り同士（笑）の優しくまったり細やかで深い情愛がいい。
そんで周りからおっさんいー年して恥ずかしくねえのかよ！　とかいわれて
「何がだ？」「別にぃ」と面の皮ぶ厚く真顔で返してくれるといい。
周囲はげんなり。山本せんせーだけ「ほっほっほっ」とか笑ってくれれば。

若いときの二人は、
思慮深くて厭世的で浮竹さんを真っ直ぐに見られない女々しめな京楽さんと
雄々しくて朗らかで京楽を好敵手と見做した体の弱い浮竹さんがぶつかった
り理解しあったりにひたすら忙しく恋を認識する間もないといい。
それぐらい互いにとって互いが計り知れない存在だと良いと思う。
隊長になるまでもまた同様。そんでここ数百年くらいで余裕ができて
（あくまで少し）人間丸くなって、二人で今まで育んできた絆について
考え始めたところ……くらい気長でいいや。

病弱浮竹さんに無理はさせらんないからできる範囲のお床生活だと好い。
「ぼくが受け入れるんでも嬉しいよ。ぼくは。ほらほら。おいで～浮竹」
とか真顔で言う京楽がいい。そんで怒った浮竹に爽やかな笑顔で、
「じゃ、今日はやめだな」とかお床拒否されて涙にくれてみたり。
そんな戯れもいっぱいして欲しい。
つか「待て」くらって我慢する京楽さんってめさめさ好きだ。

肉欲で満たされる満たされんってところを超越していて欲しい。
でも適度な運動はありだと思います。やっぱし。

そんな二人の枯れ気味な営みを風耳に聞いたまだまだお強い山本せんせーが
「（わしの方が絶倫とは）痛恨なり！」
とか目ぇ剥いて言ってくれたらも～最高です。
そんで可愛い浮竹を呼び出して愛用の精力剤を差し入れてくれるのさ。


死から目を背けるではなく、隊務に根をつめては血を吐きぶっ倒れるんだけれども、気負った風もなく、
「京楽と二人で山本総隊長の後釜を狙う意気でおれはいるんだぞ」
と気遣う周囲に笑顔で言ってる浮竹さんだといい。
それが韜晦でも、周りの青いのに気取られる薄っぺらなものでないといい。
傍らで「うん、そのつもり」と淡く微笑みつつ京楽さんは、早くとも遅くと
も浮竹さんと背中合わせで戦ってせーので一緒に死ねたらいいなと願って
いたらいい。

そんでそれを浮竹さんに気取られてあとで叱られる。
でも浮竹さんてばふっと笑って。「ま、お前とだったら悪くないがな」と
本音をさらしてくれるといい。
そういわれてしまうと「嘘だよ。本当は十四郎とずっと一緒に生きたいんだ」
と一生懸命言い訳してしまう京楽さんがいるといい。
（うわ。私の京楽さん女々しいなー）

病弱でも雄々しい浮竹さんと頑健でも女々しい京楽さんだと萌えるなーと
思う。



……素面で、酒一滴も飲まずに萌妄想語ってる自分が今現在います。
わーい。酒気帯びだったらどうなることか。恐ろしいです。

恵 ｜MAIL