夢見る汗牛充棟
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2006年03月21日(火) |
聖なる泥棒 修道士カドフェル19 エリス・ピーターズ |
光文社文庫 岡本浜江訳
このシリーズ好きなので購入。読了。
短編集を別にするとあと一冊で終わりです。 そのせいかどうか、過去の回想が多くてなんとなく嫌でも 終わりが近いことを随所に感じさせてくれる。わーん。 お話としても、聖女の遺骨が盗まれるというネタはとっても わくわくさせてくれました。 修道士ファルコにもあったなぁ、とか思いつつ。
でも「ごくそっ」と笑うヒュー・べリンガーってイメージと違います。 「ごくそっ」ていう笑い声が私の主観ではそもそも斬新なんですが、 どうも下品な感じでいーやーだー。 彼には、軽やかにあるいは皮肉気に「くすくす」とか「くっくっ」 とか時には「はははは」でもいいけど、とにかく真っ当な笑い声を立てて もらいたいな……と思っている夢見がちな自分がいます。 ちょっとショックな出来事でした。
死体が多すぎるが一一三八年。 聖なる泥棒が一一四四年。 カドフェルとヒューのお付き合いはもう六年なんですね。
さて、泣いても笑ってもあと二冊です。 そして、長編の最終巻はもう発売されています。 今日買いました。 「背教者カドフェル」なんて、そそるタイトルなんだ。
でも、しばらくは寝かせておきます。
2006年03月20日(月) |
文人悪食 嵐山光三郎 |
新潮文庫
なんとなく心惹かれて購入。
文士と食をテーマに語られた一冊。これ一冊で各人別に三十七名。 面白いです、好きな人も入ってるし。 なんとなく堅苦しい文豪俳人詩人さんたちに興味もわくってもんです。
びっくり人間大集合とか、奇人変人大集合。すげえや。
作品からイメージしていた通りの人だったり、 作品からはとても信じられん、と思ったりいろいろ楽しかった。 読むとおなかが減る、また所により気持ち悪くなったりも。
喰うことは、死ぬんでなけりゃどうしても避けて通れない営みだし それを突き詰めて研究されて、人間性を解析されるのは厳しいなー と思いつつ、楽しんだっす。
タイム二鉢植替え。
タイム(大):こっちは、去年買ったもの。 一回り大きい鉢へ植替え。根っこがびっしりだった。 余計な根っこをびしばし取って、新しい鉢へと植替え実行。 去年は、刈り込みすぎたせいか花が咲かなかったので、今年は 花が見られたらいいなぁと思う。
タイム(小):こっちは、刺し芽から根っこが出たのを植えたもの。 よくあんなひょろひょろの一枝から、こんな立派に……ほろり。 そんな気分でひっくり返したら、やっぱり根っこびしばし。 すごいよ植物。 余計な根っこをびしばしとって、ちょっと大きい蜂に植替え。
タイムの植わっていた土は、ふるって根っこ取って再生用の土と、 腐葉土混ぜておきました。そのうち、またなにかに使うだろう。 本当は、日に当てたほうがいいらしいですが、まぁどんまい。
植替えしたら、午後から雨だったので、うってつけでした。 明日も雨っぽいですし。
2006年03月17日(金) |
アイルランドの棺 エリン・ハート |
ランダムハウス講談社 宇丹貴代美 訳
アイルランドに惹かれて購入。読了。
ゴシックサスペンスと帯にありました。 ゴシックと冠する場合、古めかしい屋敷・過去の因縁、逃れられない宿命 などが必須アイテムだと、どっかで読みました。
それらの条件は満たされ、立派にゴシックです。 アイルランドな感じが随所にあるので、ほんわーと雰囲気を楽しむのには 良かったです。
お話自体は、個人的な趣味と比べると、散漫で淡々としすぎて 盛り上がりに欠ける感じでした。のめりこみ難さは、多分ものすごく 頻繁に短い間隔で起る視点の移り変わりからくるんだろうな、と思う。 特定の誰かに狙いを定めて感情移入をし難い構造ですね。
展開は、全体像を知らないまま、ランダムにパズルのピースを提示 されている感じで、解決に至る過程で、一気に集約し盛り上がりってことが まったくなく、本当に淡々と終わり、終わりか? と思うとまだ続いて いて、終わんないのか? と思うと唐突に終わった、という気分。
そこそこ面白いとは、思ったんですが。
多分、探偵役の3名の内、個人的に好感を覚えることができたのが コーマックただ一人だったのもこの気持ちに大きく貢献していると は思います。
2006年03月16日(木) |
あきらめのよい相談者 剣持鷹士 |
霜元推理文庫
パラ見して方言にひかれてなんとなく購入。読了。
安楽椅子探偵ものは、パズルっぽくてちょい苦手なんだな、やっぱ。 と読み終わってから再確認。なら買うなよ。
話の面白さよりなにより、この本は、弁護士に気軽に相談に行っちゃ なんねえだと強烈に思わせてくれました。
弱者兼愚者代表としては、謎がどうこうとか、あっと驚くとか以前に、 読んでなんだかものすごくへこむ一冊でした。
……はうー、これくらいしか、感想がない。
2006年03月13日(月) |
ベランダの備忘録 失敗 |
家にあったからと、てきとうにふんだくってぶち込んだ 【鹿沼土】は、猛烈に、【酸性】の土なんだそうで。 ハーブは、さしあたりアルカリの土壌じゃねえかよ、わしの馬鹿馬鹿。
ううう、仕方ないんで、苦土石灰をもっといっぱいぶち込んでみるかなー と思う今、なんだか地雷だなー、導火線に火をつけちゃった気がするなぁ。 めそめそ。
土に、腐葉土、パーライト、バーミキュライトあたりを混ぜ混ぜすれば 無難でよろしいらしい。けちらんと、買うか。 パーライトとバーミキュライト。腐葉土だけは、買ったんだけどなー。
2006年03月12日(日) |
百器徒然袋 風 京極夏彦 |
講談社NOVELS
シリーズが好きなので購入。 ……したものの、そりゃもう長い間積読。 ようやく、読了。
読みやすいし、面白いんですが。 ……じゃあ、なんでこんなに放置していたんだ、私。 なんか、読む機会を逸していましたよ。
榎木津探偵にはやっぱり係わり合いになりたくないなぁと 思います。敵にも下僕にもなりたくないので、どうでもいいという スタンスがなによりの宝だなーと。
三話目のその七はなくてもいいよなー、とか個人的には思っちゃったです。 別に、本当は悪い人じゃないと思うんですとかやらなくても、 彼ってば人気あるし。
榎木津は榎木津でいーじゃん……。
■クサガメ岩ちゃんそろそろ休眠終わりか!?
今年も永眠にならず、よかったなぁと少し安心。 とりあえず、寒い間いじらなかった練り舟内の清掃、水替え、 ついでにがんちゃんも洗う。 餌は、まいてみたが、まだ食いつかず。えさ食べるまでは 冬は終わらないので、まだちょっと心配だ。
■ワイルドストロベリー
根詰まりしていたので、抜いて、いらない根っこをばしばし取って ついでに二つにぶった切り(鬼や)プランターへ植替え実行。
■ブラックペパーミント
さし芽から発根。狭い鉢で一年放置、枯れずに新しい芽を出した根性に うたれ、引っこ抜いてみたらもう、地下茎ぐるんぐるんでタイフーンの ようでした。すげえぜ。地下茎にも、古根にもさよならし、新たな芽だけ 大き目のプランターに植替え。ミントだし、間違っても枯れるまい。 間違いなくプランター一杯にはびこってくれるはず。 でも一年育ててあまり使い道ないようなら、来年はさよならの予定。
■スペアミント
古い株を引っこ抜いて、新しい芽を残す。一つは、あたらしいコンテナに 植替え。これで、スペアミントはコンテナに2つです。 風呂によし、お茶によし、ミント水にもよし。 とにかく使い勝手がよかったので、今年はもっと育てたれと言う。 ちなみに、空けたコンテナには、去年オレンジミントが植わってました。 香りもいまいちで、使えなかった。お茶にも風呂にもいまひとつ。 なので、枯れ草になった冬に抜いてしまった。 スペアミントのコンテナの向かいに、青ジソがあったおかげで、 こぼれ種から、シソの芽が発芽していらっしゃいます。 おおきくなったら、ポリポットに取るかー。
■その他
タイムも一回り大きい鉢に移すべかと思っている。 ので、来週のために土準備。……といってもいたっていいかげん。 古い土と再生用の土と腐葉土を混ぜて置いておいたものに 鹿沼土の小粒を混ぜて、苦土石灰混ぜ混ぜしただけ。 粒が欲しいなって気分で家捜ししたら、鹿沼土しかなかったので それをありがたーくいただいて混ぜただけで他意はない。 来週には、植え替え予定。
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