ある漫画家の池袋線日記...ばて

 

 

イタリア回想4 - 2007年01月17日(水)

以前海外に行ったときは、飛行機に乗るのも2回目で、もう上空へ飛び立つだけで、子供のように感動できたが、今回は、2ヶ月ほど前に、漫画の取材で鹿児島まで飛行機で行っており、宝石箱のような、夜の関東平野も見てしまったあとだったので、きわめて冷静。



それでもやはり、3千メートル上空を飛ぶ国内線に比べ、国際線は1万メートル上空。

やはり感動することはしていた。



しかし、徹夜を繰り返して、やっと時間を作っての海外旅行。

相当な疲れというか、睡眠不足が体にこたえていたので、1時間後に機内食を食べて、ビールを飲み、今まであれほど寝られなかった飛行機の中で見事に睡眠に落ちた。











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イタリア回想3 - 2007年01月10日(水)

成田到着。
と言ってもやはり成田は広い。
目的地に着く前に荷物の重さに疲れ果ててしまった。

荷物の手続きをし終わって、身軽になった。

これから僕は一週間、妻は一ヶ月日本には帰ってこない。
しょうゆの入ったものを何か食べておきたい。

というところで、寿司や発見。
ウインドウを見ると、回転寿司より少し割高という程度の手ごろな値段だったので、妻と入る。
妻は偏食が激しく、食べられるものが非常に少ないが、ひかりものの寿司はとのかく食べられるというのがあったので、安心してはいった。

結構美味しかった。
飛行機に搭乗してしまうと1時間後に機内食が出るので量は控えたが、もう少し食べたくなるくらい美味しかった。
海外に出るときは、搭乗手続きを済ませた後、すかさず寿司やです。

おなかも落ち着き、一服してすぐ搭乗の時間になった。

とうとう、イタリアへ旅立つ。

妻が苦労してやっと取れたチケットだったので、席は真ん中のほうかなと思っていたが、意外にも窓際の席、しかも窓際は2列の席だったので、うまく妻と二人で座ることができた。

しかし、雨は更に量を増していき、視界はほとんどなし。
ヨーロッパに近づけば、もしかしたらいい風景が見れるかもしれないという希望を持って、飛行機は滑走路を加速して行き滑るように上昇していった。





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イタリア回想2 - 2007年01月09日(火)

朝5時半に起床。
ほとんど眠れなかった。
雨が降り始めていて、外でザアザア音がし始めたのが気になって、眠れなかったようだ。

天気予報は朝から大雨。

でも僕らが家を出るのは6時過ぎなので、もしかするとまだ雨は降っていないかもしれないという予想をしていたが、甘かったようだ。

顔を洗い、服を着替え、さて荷物はどうするか?
前日に準備したので、宅配便で成田まで送ると言うのは無理な話。

とにかく運ばなければいけない。

雨の中どうやって運ぶか?

初めにタクシーで行くことを思いついたが、3件電話して、全部にことわられた。
「そこはうちが営業をしている住所ではありません」
みんなそんな反応だったが、朝早すぎるのも原因だったのではなかろうか。

でっかい、コロ付きのバッグふたつに肩から提げるバッグをひとつ。
それを妻と二人で、歩いて10分の最寄り駅までとにかく運ばなくてはいけない。
雨の量はどんどん増してきているようだ。

不透明のごみ袋を取り出して、バッグを包み、ところどころ空いている隙間にガムテープを貼り付けていく。

出かける準備が整った。

予定より15分ほど遅れているが傘を差して出かけた。

途中、コンビニに寄り、お互いのパスポートをコピーして、交換する。
こうすれば、どちらかのパスポートが盗まれたとしても、どちらかがコピーを持っていれば、手続きがしやすいからだ。
これから出かけるイタリアはスリ大国でもある。

重い荷物を何とか駅まで二人で運び、電車に乗リ込む。

予定より少し遅いのでゆっくり休む予定が、時間が気になって、妻も僕もあまり電車の中で休めず、西武線から山手線、それから京成線特急が着いてすぐにあったので、とにかく飛び乗る。

そこで何とか飛行機の時間に間に合うことがわかる。
乗継がよっぽどうまく行ったのか、なんと40分も余裕があることがそこでわかった。




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イタリア回想 - 2007年01月05日(金)

12月25日、なんとか仕事をひと段落つけ、イタリアへ発つ準備にかかる。
もともと漫画の連載が始まったばかりで、まだ、漫画がかたちになっておらず、何回もの書き直しをしていて、時間がそもそもないところに更に旅行のスケジュールがある感じで、何回もの徹夜を繰り返したあとでの旅になってしまった。

この日は、睡眠不足だったので昼過ぎに起床。

それから、旅行に必要なものを買いにいろんなところに走った。
バッファリン。
ドリスタン。
パンシロン01。
ハイシー1000。

それから下着に靴下。

ジップロック。

買い物から帰るともう夕方で、それから夕食を作ったりで、結局寝たのは深夜の2時過ぎ。
翌日は、朝5時半起床なので、ほとんど寝る時間はなかった。








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