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2005年01月29日(土) JY: キンパラカップ 藤枝東FC戦 + 静岡学園中学戦 + JY (新中2)

Jrユース
 05年01月29日 (土) 09:30開始 磐田スポーツ交流の里 ゆめりあ 多目的グラウンド
 キンパラカップ 第20回 静岡県中学新人サッカー大会 (静岡県大会) 準決勝
 対 藤枝東FC ※25分ハーフ
 天候:曇ときどき雨

▼布陣
清水エスパルスJrユース:       藤枝東FC:
−−−−−−鍋田−−前田−−−−−− −−−−−−吉田−−内藤−−−−−−
− 佐野傑 −−−−−−−−−吉川−− −−−−−−−−村松−−−−−−−−
−−−−−−杉山−−西澤−−−−−− − 大石翔−増田麻 −岩本−−渡辺−−
−−曽根− 望月恭 −岩崎− 望月卓 − −−− 杉山洸−増田有 −岡谷−−−−
−−−−−−−−柴田−−−−−−−− −−−−−−− 増田拓 −−−−−−−
交代:後半09分:佐野傑→横山     交代:後半09分:吉田→大石通
   後半19分;鍋田 →池上


▼試合展開
[前半]
藤枝東       清水エスパルス
3(3) シュート 3(2) ○西澤、○前田、×佐傑
1(0) 右クロス 1(1) ○卓馬
2(1) 左クロス 3(0) ×佐傑、×佐傑、×曽根
1(0) 右側CK 2(0) ×杉山、×杉山
0(0) 左側CK 0(0)
2(−)  犯OS  0(−)
7(1) ファウル 3(1) ・佐傑、・恭平、×佐傑

[後半]
03分、清水、前田が左足トラップの右足ヒールで左へ流し、杉山のスルーパスに鍋田が右足で受けて反転左足ボレー、1−0
16分、藤枝、増田麻に警告 (ラフプレー)

藤枝東       清水エスパルス
1(1) シュート 9(2) ×鍋田、×前田、◎鍋田、×西澤、×前田、○杉山、×前田、×前田、×吉川
1(0) 右クロス 5(2) ×西澤、○卓馬、○卓馬、×杉山、×吉川
1(0) 左クロス 2(1) ○曽根、×??
1(1) 右側CK 1(0) ×杉山
0(0) 左側CK 0(0)
1(−)  犯OS  0(−)
4(0) ファウル 2(0) ・曽根、・池上

 藤枝東FCは、それまでの藤枝東高校サッカー部OBによるスクール活動を母体に、2002年に発足したNPO。昨年は早くもクラブ選手権 (U-15) 静岡県予選で優勝するなど、着実に成果を出している。エスパルスとはクラブユース新人戦で既に対戦し、その時は1−1の引き分け。このキンパラカップでは、中西部新人戦の決勝でエスパルス榛原にPK戦で敗れたものの、県予選リーグでジュビロ浜北・太陽FC・富士吉原中相手に3連勝を飾り、決勝トーナメントに駒を進めてきた。
 試合は出足の鋭い藤枝東が、序盤の流れを掴む。藤枝東の中盤の流動的な動きを掴まえきれず、良い形でパスが前線に渡った際、守備陣が運動能力の勝負に脆さを見せた。だが、足下の技術で上回る清水は、藤枝東の運動量が落ちるにつれ支配率を徐々に回復。しかし、藤枝東もファウルも厭わぬ激しい守備を見せ、前半は五分で折り返した。後半は、清水が試合を支配。前田と鍋田とテクニックで先制した後も一方的に攻め立て、前田・吉川が決定的な場面を迎えるが、シュートの精度を欠く。GKのミスから危うい場面を作ることもあったが、相手のシュートをCKからの一本に抑え、決勝戦に駒を進めた。
 なお、前田のダンスは相手に相当警戒されて自重気味。ジュビロカップから続いていた連続ゴールは、「9」で打ち止めとなった。

清水エスパルスJrユース 1−0 藤枝東FC

▼個人的好印象選手
鍋田亜人夢 (FW):  状況判断力とそれに応じた技術の幅を持つ。いかにもエリート、トレセン育ちの印象で完成度が高い。
望月 卓馬 (右SB): 奔放な吉川に対して攻守に非常に堅実。周囲と適切な距離を保ち、アーリークロスが実に正確だった。
渡辺 和也 (藤枝東・右WB): 主将。運動能力に恵まれた選手でまず守備が強固、幅広いポジションへと盛んに飛び込んだ。



Jrユース
 05年01月29日 (土) 12:30開始 磐田スポーツ交流の里 ゆめりあ サッカーグラウンド
 キンパラカップ 第20回 静岡県中学新人サッカー大会 (静岡県大会) 決勝
 対 静岡学園中学 ※25分ハーフ
 天候:曇ときどき雨

▼布陣
清水エスパルスJrユース:       静岡学園中学:
−−−−−−鍋田−−前田−−−−−− −−−−−−谷藤−−杉山−−−−−−
− 佐野傑 −−−−−−−−−吉川−− −−−−−−−−城内−−−−−−−−
−−−−−−杉山−−西澤−−−−−− − 山本聖 −太田− 朝比奈 −岩佐−−
−−曽根− 望月恭 −岩崎− 望月卓 − −−−−油井− 山本太 −−鈴木−−−−
−−−−−−−−柴田−−−−−−−− −−−−−−−−大原−−−−−−−−
交代:後半18分:西澤→横山      交代:なし

▼試合展開
[前半]
04分、静学、右に開いて受けた岩佐が斜めに切れ込み、馬力溢れる突破で曽根を千切ると、角度のない位置から決め、0−1
16分、静学、岩佐に警告 (ラフプレー)
24分、静学、29番に警告 (ラフプレー)

静岡学園      清水エスパルス
5(1) シュート 2(0) ×杉山、×前田
4(1) 右クロス 2(1) ×卓馬、○吉川
3(0) 左クロス 2(0) ×佐傑、×佐傑
2(0) 右側CK 0(0)
2(0) 左側CK 2(1) ×佐傑、○杉山
1(−)  犯OS  1(−) ・杉山
8(2) ファウル 2(1) ・鍋田、×佐傑

[後半]
20分、静学、3番に警告 (ラフプレー)

静岡学園      清水エスパルス
3(2) シュート 5(3) ○前田、×吉川、○杉山、○杉山、×吉川
2(0) 右クロス 3(2) ○卓馬、○卓馬、×吉川
0(0) 左クロス 3(2) ○佐傑、×曽根、○佐傑
1(0) 右側CK 0(0)
1(0) 左側CK 2(0) ×佐傑、×佐傑
0(−)  犯OS  1(−) ・佐傑
9(3) ファウル 4(0) ・前田、・鍋田、・岩崎、・西澤

 静岡学園中は、この学年が創部2期生。だが、県内・東海を勝ち抜いてナイキプレミアカップに出場し、準決勝で広島に敗れたものの、全国4強の結果を残している。この大会は準決勝でジュビロ掛川を前半のうちに2−0で突き放し、そのままの点差で決勝に駒を進めた。エスパルスとは昨年のチームがふれあいカップで敗れており、そのリベンジ戦。どちらかと言うとエスパルスの方が小さすぎるのだが、静学は何人か175cm後半と目される選手がいる大きなチームである。中でも180cm近い10番・杉山健太は、U-14日本選抜にも選ばれた注目選手だ。
 試合は静学がいきなり全開。得点後もスピードで勝る両WBが清水SBを押し込み、2トップも空中戦で清水CBに勝る。DFラインでの勝負では分が悪い清水も、中盤では互角以上に渡り合うが、静学はスライディングを多用する荒々しい守備で対抗。それでも後半になってスペースが空くと、足下の巧い清水が優位に。前田や西澤が中央で溜めてサイドに流す格好で好機を創るが、シュートミスやGKの好守に阻まれる。過熱気味の静学ベンチに対し、太田監督は「落ち着いて×5」と声を出すが、終盤は長いボールを静学の強力DFに跳ね返される格好となり、局面を打破しきれないまま敗戦した。

清水エスパルスJrユース 0−1 静岡学園中学


▼個人的好印象選手
西澤 郁 (CH): 身体的にも強く、競り合いに十分対抗できる。技術も勿論高く、加えて前田同様、独特のリズムを持つ。
杉山 一貴 (CH): 賢い選手で司令塔を担う。前田の引き寄せたDFの穴に飛び出す、攻撃参加も良い。後はシュート精度。



Jrユース (新中2)
 05年01月29日 (土) 15:00開始 鈴与三保グラウンド
 Jrユースリーグ U-13
 対 ヤマハジュビロ浜北 ※25分ハーフ
 天候:曇ときどき雨

▼布陣
前半:                後半:
−−−−−−関口−−櫻井−−−−−− −−−−−− 畑 −−大島−−−−−−
−−大島−−−−−−−−−−石原−− −−西川−−−−−−−−−−加藤−−
−−−−−−滝戸−−山田−−−−−− −−−−−−滝戸−−山田−−−−−−
−−荒井−−山崎−−植野−−小澤−− −−荒井−−山崎−−植野−−石原−−
−−−−−−−−長島−−−−−−−− −−−−−−−−長島−−−−−−−−
交代:後半00分:小澤→加藤、櫻井→西川、関口→畑

ヤマハジュビロ浜北:
−−−−−−12−−11−−−−−−
−−02−−−−−−−−−−09−−
−−−−−−05−−18−−−−−− 交代;後半00分:18→13 (13を左SB、07をCH)
−−07−−10−−14−−04−−    後半09分:07→06
−−−−−−−−01−−−−−−−−         09→03 (02を右SH、03を左SH)


▼試合展開
[前半]
03分、清水、滝戸左CKはクリア、再び滝戸の左クロスもクリア、拾った山田、右にステップからゴール左へミドル、1−0
18分、清水、石原が粘って得た右CKを自ら蹴ると、ニアの小澤が後ろ向きのままボレーでループ気味に流し込んで、2−0

浜北        清水エスパルス
0(0) シュート 10(6) ×滝戸、×櫻井、◎山田、○山田、○櫻井、×山田、○滝戸、×櫻井、○小澤、◎小澤
1(0) 右クロス 2(2) ○石原、○石原
0(0) 左クロス 1(0) ×滝戸
0(0) 右側CK 3(1) ×石原、×石原、◎石原
0(0) 左側CK 1(0) ×滝戸
1(−)  犯OS  1(−) ・大島
0(0) ファウル 0(0)

[後半]
10分、清水、大島を右SHに、加藤をFWにポジションチェンジ
14分、浜北、清水の低いゴールキックを右SB4番がカット、虚を突かれたDF陣をそのまま勢いで振り切って決め、2−1
24分、浜北、清水中央突破のカウンターから2対2、12番のパスから11番が植野の横からのチャージをいなして決め、2−2

浜北        清水エスパルス
6(4) シュート 4(1) ○山田、×加藤、×加藤、×加藤
1(0) 右クロス 6(1) ×植野、×石原、×加藤、○加藤、×大島、×石原
1(1) 左クロス 0(0)
0(0) 右側CK 0(0)
0(0) 左側CK 1(0) ×滝戸
0(−)  犯OS  1(−) ・西川
0(0) ファウル 1(0) ・畑

 先日のフェルヴォール招待の決勝で敗れた、ヤマハジュビロ浜北との練習試合 (一応、Jrユースリーグ U-13という名前は付いているが、副審を本川と水野がやるぐらいなので、練習試合と言っても差し支えあるまい)。選手からも円陣の際、「リベンジだぞ!」という声が飛んでいた。フェルヴォール招待では主力選手が選抜か何かで不在だったが、今日は一つ上と交じってキンパラカップに参加した鍋田以外は参加。ただ、12時からもグランパスとの試合があったため、現状のベスト布陣という格好にはならなかった。それは浜北も同様だろう。
 前半はもう一方的に清水。山田の見事なミドルで先制した後も、前線で関口と櫻井が賢いプレーで時間を稼ぎ、それに山田や時にはCBの山崎・植野も攻撃参加、その陰で滝戸が巧みにスペースを埋める。ただ、あまりサイドを使えず、中央からの強引な攻めが多いのが気になった。後半、一気に3選手を入れ替えると、加藤を使った右サイドの攻撃は見られるようになった一方、軽量級FWがいまひとつキープできない。にも関わらず両CHが前掛かりのため、CBとの間が空きすぎた。結果、相手に中央を縦に繋ぐ最短距離でカウンターを許すことになり、終了間際に追いつかれる口惜しい試合となった。

清水エスパルスJrユース 2−2 ヤマハジュビロ浜北

 足下の巧い選手が揃う新中3チームとは逆に、新中2には運動能力の高い選手に恵まれ、スペースへの飛び出しが多い。その分、疲労が蓄積されるのも早いようだ。このあたり、上手く交流して化学反応を起こすと面白そう。

▼個人的好印象選手
櫻井 翔太 (FW):  場面に応じたプレーの選択と種類が豊富。鍋田と同様、トレセン育ちの良さを感じる賢いプレーヤー。
小澤 蓮 (右SB): 得点は「こんなキック持ってるの?」と驚いた。流れでは攻撃参加を自重しつつ、堅実に守れていた。



2005年01月23日(日) 日韓親善 豊生高校戦 + JY: 豊生中学戦

05年01月23日 (日) 11:00開始 日本平スタジアム
 第30回 日韓親善交歓サッカー大会
 対 豊生高校 (韓国) ※35分ハーフ
 天候:曇のち雨

▼布陣
前半:                後半:

−−−−−−石垣−−篠田−−−−−− −−−−−−町田− 山崎竜 −−−−−

− 桑原卓 −−−山本−−−−小泉−− −−谷野−−−−−−−−−−柴田−−

−−−−−−−−池田−−−−−−−− −−−−−−神田−−山本−−−−−−

−−佐野−−高野−−岩本− 桑原彬 − −−佐野−−渥美−−石垣− 桑原彬 −

−−−−−−−−前田−−−−−−−− −−−−−−− 山崎晃 −−−−−−−

控え:山崎晃、渥美、神田、柴田、谷野、山崎竜、町田
交代:後半00分:前田→山崎晃、高野→渥美、岩本→山崎竜、池田→神田、小泉→柴田、桑原卓→谷野、篠田→町田

豊生高校 (韓国):
前半開始〜:             前半19分〜:             後半開始〜:
−−−−−−09−−10−−−−−− −−−−−−21−−10−−−−−− −−−−−−09−−10−−−−−− 
−−21−−−−−−−−−−07−− −−09−−−−−−−−−−17−− −−21−−−−−−−−−−19−−
−−−−−−18−−08−−−−−− −−−−−−14−−08−−−−−− −−−−−−14−−08−−−−−−
−−11−−04−−03−−14−− −−18−−04−−03−−11−− −−11−−04−−03−−18−−
−−−−−−−−01−−−−−−−− −−−−−−−−01−−−−−−−− −−−−−−−−01−−−−−−−−
 交代:前半19分:07→17     前半32分:17→19         後半06分:18→20


▼試合展開

 日韓親善交歓サッカー大会も、今年で30回。静岡市 (旧清水市) の姉妹都市である城南市との間で、1年ごとに日本と韓国で交互に開催、遠征チーム (2〜4種の各3チーム) が3泊4日あたりの日程で、現地の3チームほどと試合を行う。城南市は、ソウル市のベットタウンとして今や100万人を超える大都市である。エスパルスは日本開催の際に清水FCやオール庵原、清商・清水東・翔洋高などと参戦。昨年は韓国開催の番だったので、エスパルスの参加は2年ぶりとなる。一昨年はユースが0−2で力負け、Jrユースは岩本・池田・佐野らを欠きながら5−3で完勝した。
 ユースは指導陣が行徳監督、真田GKコーチに代わり、背番号も変更。真希が当然のように10番をつけ、キャプテンマークこそ巻いてないがゲームキャプテンを務めた。怪我?の八木・小出・長沢はスタンドでカメラ撮影役を務め、残りの2・3年生18人全員がベンチ入り。新1年生の姿はなし。布陣は4−4−2だが、真希と池田の特徴柄、攻守を分担した格好。行徳監督らしい攻守のバランスの良い、堅実な布陣だ。先発は新3年生が5人、2年生が6人。
 豊生 (フンセン) 高校は、04年は春期連盟戦に準優勝。所謂「4強制度」…小学校から中学、中学から高校、高校から大学へ進学する際、10回ほどある全国大会で4強に残らないと、そのスポーツ競技を続けられないという制度…がある韓国で、豊生高校のような名門校の占める地位は日本以上のものがある。この特有の制度が、良くも悪くも競争心の激しい選手を生んでいる。豊生高校は、この大会の前の18〜21日に静岡北高との親善行事に参加したようで、その際の親善試合は1勝1敗だった模様。

[前半]
 試合は序盤、豊生が押し込む。1分に早くも左CKを得ると、11番のキックに大胆に飛び出したGK前田、何とか触れてボールはファーに流れると、豊生7番が拾って右から折り返す。PA内ファーへのボールを戻りながら小泉?がボレーでクリアして、清水の速攻。高く上がったボールをFW石垣が頭で前へ流し、走り出したFW篠田。速い。得点の臭いを感じた時の篠田は、普通に速い。中央右寄りを一気に縦に疾走するとPA内の右角付近、角度30度ほど、洗練されたフォームで右足を振り抜く。カツン、と高い音が響き、ボールはファーポストに弾かれ、ゴールへと吸い込まれていった。1−0。ボールの持ち出し、シュートのタイミング・精度・切れ味、ほぼ完璧。「得点の形」に、絶対の自信を感じる。
 失点後も豊生は、サイドから積極的にクロスを放り込み、フィジカルに長けたFWが勝負するという、いかにも韓国らしい攻撃を徹底。競り合った後のボールに素早く詰めることで波状攻撃を狙うが、しかし両CB高野・岩本は正確にクリアを味方に繋げる技術があり、相手の意図をいなすことに成功する。始動6日目の新チームということもあり、受け手との呼吸が合わないパスミスやトラップミス、足を滑らせるイージーミス (相手のミスに対しショッカーのような裏声で煽る「韓流」は、今回も健在だ) でピンチを招くことはあったが、主導権を握り続けた。身体能力は高いが足下の技術や空中戦の目測に難を抱える豊生DFの隙を突いて、清水が好機を重ねていく。

 8分、相手スローインからトラップミスをCH真希が食らいついてカット、左SH桑卓が受けてクロスを166cmの右SH小泉がファーで頭を合わせたが、体を寄せられて枠を外す。11分、相手OSで高野の間接FK、ロングボールにDFがカブり、至近距離で石垣が頭を合わせるが、GK正面。左サイド、選択に幅のある桑卓に真希や左SB佐野が絡み、徐々に攻撃の厚みを増していった。14分には、CH池田のロビングパスを相手DFがカブり、篠田が右寄りで裏に抜け出すと中央の石垣にラストパス。シュートは素早く距離を詰めたGKが弾いたが、更にPA内左で桑卓が拾って再び中央に流すと、満を持して真希が走り込む。が、一瞬早くDFがスライディングでCKに逃げ、難を逃れた。
 劣勢の豊生は、早くも右SHを選手交代、と同時にポジションチェンジ (上記参照)。だが、それも関係なく20分、石垣のパスを篠田が左に流れて受けると再び縦に勝負、緩から急のスピード変化だけでDFを一人置き去りにし、中央にマイナスに折り返すと真希がPA内ワントラップ、即反転ボレーを放つ。これも豊生GK、距離を詰めて正面でキャッチする。清水FC以来の篠田と石垣の2トップは、実に相性が良い。だが25分、左オープンスペースに抜け出した豊生9番にPA内で小泉が追いつき、良いカットを見せたが、その後に再び奪い返されてしまう。フリーで上げたクロスにファーへ17番が飛び出してボレーを放ったが、GK前田の正面に終わった。
 その後は安定して清水のペース。被決定機直後の26分、右SB桑彬のカットを真希が受け、右サイドに振って小泉のクロス、ファーでDFの前に入った篠田が頭を巧みに捻ってヘッドを放つが、ゴール左に外れる。前半終了直前にも池田のサイドチェンジから好機を創り、桑卓が左から中に切れ込むと篠田、そして中央へ細かくパスを回し、起点となった池田が走り込んでミドル。が、大きく枠を外し、前半は1−0のまま折り返した。

豊生高校      清水エスパルス
3(2) シュート 7(4) ◎篠田、×小泉、○石垣、○石垣、○真希、×篠田、×池田
5(0) 右クロス 2(1) ×小泉、○桑彬
3(1) 左クロス 3(2) ○桑卓、×真希、○篠田
0(0) 右側CK 0(0)
1(0) 左側CK 2(0) ×真希、△真希
1(−)  犯OS  1(−) ・石垣
4(1) ファウル 2(0) ・高野、・佐野

[後半]
 後半、清水は一気に7人を交代。前半の戦術上の問題は少なかったので、テスト目的だと思われる。池田と違い、攻撃に長のある神田と真希が組んだため、中盤中央はフラットに並んだ。一方の豊生は、前半終了直前に途中出場の17番を容赦なく交代し、ハーフタイムにポジションを入れ替え、6分に18番を20番と交代。20人以上で遠征しているチームだが、主力を残し、この試合に懸ける気持ちを感じさせる。
 親善試合と思えない激しさを見せる豊生に対し、昨年のレギュラークラスが抜けながらよく戦う。特にCH2人のテクニックが清水の勝負所で、8分には右サイドで受けた真希が中央に移動しつつ右足アウトサイドでスルーパスを出すが、FW町田のオフサイド。10分、中盤でインターセプトしたCH神田が素早い切り返しで対面を抜き去って中央突破、DFラインに突っ掛ける前に横パスを出し、併走してきた真希が代わって突っ込んでシュートを撃ったが、ここも豊生GK、勇気を持って前に出てコースを塞いだ。
 しかし、徐々に豊生の強烈なプレスが功を奏し始める。長身2トップに放り込む攻撃に対してCBの2人、石垣はクリアの精度に欠け、166cmの渥美は圧迫されて余裕がない。後方からのパスが乱れは前のCH2人にも影響し、神田は19分に自陣でキープできないで21番にミドルを放たれ (枠外)、真希にも決定的なキックミスが何度かあった。こうなると清水もロングパスが増えるが、新2年生2トップは篠田のように大型の相手をいなす技術にも、石垣のように対抗できる体格にも不足し、味方が上がる時間を稼げない。だが20分、中盤の奪い合いでFW竜男を削りにいった豊生14番が警告を受け、2枚目で退場。清水は一息ついた。

 29分、真希が左に叩いて佐野が中央に戻すと、途中でカットに入ったDFの覚束ない足下から神田が奪い返して、PA内に抜け出す。GKと1対1になってフェイントを掛けようとスピードを落としたところ、後方からDFのスライディングが入って左CKに逃げられた。谷野のキック、中央の密集地から得意のニアに突っ込むのは町田。巧みに頭を捻ってファーを狙ったが、惜しくも枠を捉えず。相変わらず、一瞬に懸ける男だ (笑)。
 だが、ここから10人の豊生が意地を見せる。激しいプレスで清水のミスを誘い、互角以上のポゼッションを保ち、積極的にミドルを放つ。すると32分、豊生GKのゴールキック、PA手前の嫌らしい位置まで飛んだロングキック、競り合いはもつれ、バウンドしてPA内へ。清水DFが足を投げ出し、GK晃太が抑える。と、晃太はバックパスになると思ったのか、単なるミスか、ボールをポロリ。素早く21番が拾ってゴール距離5Mでシュートを放つが、なんとこれをニアに外してしまう。清水は九死に一生を得た。
 その後も豊生の攻勢が続いたが、石垣を中心にそれを跳ね返して試合終了。ホイッスルの瞬間、気力尽きて地に伏した豊生GKが印象的だった。これが四強制度でサバイバルする、韓国高校生のメンタリティーなのだろう。やはり、他国との試合は面白い。

豊生高校      清水エスパルス
4(0) シュート 2(1) ○真希、×町田
2(0) 右クロス 3(0) ×柴田、×真希、×柴田
4(1) 左クロス 2(1) ○谷野、×谷野
1(0) 右側CK 1(0) ×柴田
0(0) 左側CK 1(1) ○谷野
0(−)  犯OS  4(−) ・町田、・町田、・町田、・竜男
5(0) ファウル 4(1) ・竜男、×谷野、・谷野、・竜男


▼試合結果

清水エスパルスユース 1−0 豊生高校 (韓国)
 得点:前半02分:清水・篠田 悠輔 (石垣 勝矢・スルーパス)
 警告:前半26分:豊生・14番  (ラフプレー)
    前半32分:清水・池田 康彦 (異議?)
    後半20分:豊生・14番  (ラフプレー)
 退場:後半20分:豊生・14番  (警告2回)


▼選手寸評

[私撰MVP]
●桑原 彬 (2年・右SB)
 頼りなさがすっかり払拭され、脆かったフィジカルも十分に韓国選手に対抗できていた。従来の良さである判断の良さも健在で、この日かなり怪しかった岩本を素早くカバー。攻撃でもパスカットや持ち出し方で、判断の良さを垣間見せていた。

[私撰MIP]
●高野 美臣 (3年・CB)
 よく声を出し、チーム全体を引き締めた。DFラインならどのポジションもできる選手なだけに、今年のDFリーダーの筆頭候補になるだろう。プレー面でも足を滑らせるなど細かいミスはあったが、よく戦い、正確なクリアで二次攻撃を防いだ。

●篠田 悠輔 (3年・FW)
 昨年は不完全燃焼に終わったが、やはり今年のエースはこの男か。先制点のシュートは、日本人離れした完成度。真司と同様に大柄な相手にこそむしろ真価を発揮するタイプで、ダイレクトタッチや緩急の落差で大柄な相手を巧みに罠に掛けた。



Jrユース
 05年01月23日 (日) 13:00開始 鈴与育成G
 第30回 日韓親善交歓サッカー大会
 対 豊生中学 (韓国) ※30分ハーフ
 天候:雨

▼布陣
清水エスパルスJrユース:       豊生中学:
−−−−−−高橋− 佐野孝 −−−−− −−−−−−11−−10−−−−−−
− 佐野傑 −−−−−−−−−吉川−− −−13−−−−−−−−−−14−−
−−−−−−杉山−−深澤−−−−−− −−−−−−05−−12−−−−−−
− 加瀬澤 −岩崎−−狩野− 望月卓 − −−18−−??−−03−−06−−
−−−−−−− 望月景 −−−−−−− −−−−−−−−01−−−−−−−−
交代:なし              交代:前半11分:??→20
                      後半00分:18→08
                      後半05分:14→07
                      後半12分:20→22
                      後半23分:22→??
                      後半24分:07→17

▼試合展開
[前半]
 日本平から三保へ駆けつけるも既に試合が始まっていたため、最初10分間のスタッツは取れていません。

豊生中学      清水エスパルス
2(1) シュート 1(0) ×孝洋
1(1) 右クロス 1(0) ×卓馬
2(0) 左クロス 0(0)
0(0) 右側CK 0(0)
0(0) 左側CK 1(0) ×佐傑
0(−)  犯OS  3(−) ・高橋、・孝洋、・孝洋
3(1) ファウル 1(0) ・杉山

[後半]
06分、豊生、左サイドから細かく繋いできたボールを10番が反転振り向きざまシュート。左端に見事なコントロール、0−1
14分、豊生、右サイドのオープンスペースに14番が抜け出し、切れ込んでシュート。GK望月が弾くも22番が詰めて、0−2
20分、清水、深澤をCB、吉川をCH、孝洋を右SH、岩崎をCFにポジションチェンジ

豊生中学      清水エスパルス
4(4) シュート 6(1) ×杉山、×佐傑、×孝洋、×杉山、×孝洋、○深澤
4(2) 右クロス 2(1) ○深澤、×孝洋
1(0) 左クロス 3(1) ○加瀬、×佐傑、×佐傑
0(0) 右側CK 0(0)
0(0) 左側CK 2(0) ×杉山、×杉山
1(−)  犯OS  1(−) ・岩崎
5(1) ファウル 1(0) ・高橋

 豊生中は午前に日本平で清水FC戦 (△1−1) を行った後、移動しての連戦。ただ、20人ほどの大所帯のため、交代を利用して遣り繰りしているようだ。対する清水は、主力の柴田・望月恭・曽根・横山・西澤・前田・池上が不在。一昨年の大会でもそうだったように、県選抜あたりに呼ばれているものと思われる。新2年生チームは別の試合があるため、出場可能選手は新3年生計18人−7人=11人→ベンチ0人。厳しい。なお、監督は加藤氏。今までの太田氏に比べ、かなり戦術的な指示も飛んでいた。そういうのも求められる年代になってきたということだろう。伊達GMも姿を見せた。
 試合は豊生中の攻勢。特にFW2人は180cm近い長身で、フィジカルで完全に優位に立つ。だが、CHの深澤・杉山が良いチェックで中盤の組み立てさせず、そのFWを孤立。CB両名も、簡単に前を向かせない粘り強い守備を見せる。しかし後半、10番の個人技から失点。すると、それまでロングボールで前線の孝洋を走らせるだけの攻撃から脱却し、左サイドの佐野傑の突破を軸に、CH2人も盛んに前線に顔を出すようになったが、逆に14分に2失点目を喫してしまう。その後は岩崎を前線に上げてのパワープレーも目論んだが、慣れない戦術を選手たちが消化しきれず、そのまま敗戦した。


清水エスパルスJrユース 0−2 豊生中学 (韓国)


▼個人的好印象選手
杉山 一貴 (CH): 体格には恵まれないが、素早く散らして的を絞らせない。積極的にミドルも狙ったが、精度がもう一歩。
深澤 慶也 (CH): 前目前目で相手に食いつき、速攻を阻む。時折見せる攻撃参加も効果的で、前線でのプレー精度が高い。



2005年01月18日(火) 総合日程一覧 2005年度版

○総合日程一覧 2005年度版

 公式HPで掲載されるようになりました。
 観戦記のある試合は、スコアからリンクされています。情報は随時募集中です。

01月23日(日) 11:00 日韓親善交歓 ○1−0 韓国・豊生高 日本平スタジアム

02月06日(日) 09:30 練習試合   ○5−2 東海大翔洋高 鈴与三保グラウンド
02月11日(金) 14:00 中日本U-18  ○4−1 東京学館新潟 時之栖スポーツセンター 時之栖A
02月12日(土) 14:00 中日本U-18  ○2−0 神戸弘陵高校 時之栖スポーツセンター 裾野B1
02月13日(日) 11:00 練習試合   ●1−6 静岡産業大学 鈴与三保グラウンド
02月19日(土) 14:30 練習試合   ○4−0 富士常葉大学 静岡産業大学グラウンド
02月20日(日) 10:00 中日本U-18  △1−1 岐阜工業高校 時之栖スポーツセンター 時之栖A
02月26日(土) 12:00 中日本U-18  ●0−1 中京大中京高 DENSO池田グラウンド
02月26日(土) 14:00 中日本U-17  ○8−2 中京大中京高 DENSO池田グラウンド

03月05日(土) 15:30 中日本U-18  △1−1 浜名高校   鈴与三保グラウンド
03月13日(日) 10:30 中日本U-17  ○6−0 近畿大附属高 時之栖スポーツセンター
03月19日(土) 14:00 練習試合   ○5−0 石和高校   鈴与三保グラウンド
03月21日(土) 10:00 練習試合   △1−1 清水商業高校 鈴与三保グラウンド
03月25日(金) 14:30 練習試合   △1−1 中京大中京高 鈴与三保グラウンド
03月27日(日) 11:40 清水フェス  ●1−5 中京大中京高 清水蛇塚グラウンド(北グラウンド)
03月28日(月) 13:20 清水フェス  ○2−1 武南高校   清水蛇塚グラウンド(南グラウンド)
03月29日(火) 11:40 清水フェス  ○4−3 玉野光南高校 清水蛇塚グラウンド(北グラウンド)
03月30日(水) --:-- 清水フェス  △0−0 流経大柏高校 清水ナショナルトレーニングセンター J-STEP

04月10日(日) 10:30 中日本U-17  △0−0 富山一高校  時之栖スポーツセンター 裾野B1
04月10日(日) 12:10 中日本U-18  ○2−1 富山一高校  時之栖スポーツセンター 裾野A
04月13日(水) 17:30 練習試合   ○5−2 U-15日本代表 清水ナショナルトレーニングセンター J-STEP
04月16日(土) 12:15 東海プリンス △0−0 磐田東高校  草薙総合運動場球技場
04月17日(日) 12:00 中日本U-17  △1−1 岐阜工業高校 鈴与三保グラウンド
04月23日(土) 14:15 東海プリンス ○1−0 四日市中工高 鈴鹿スポーツガーデン 3
04月30日(土) 12:00 東海プリンス ●2−3 静岡学園高校 草薙総合運動場球技場

05月03日(火) 14:00 中日本U-17  ○10−0 東京学館新潟 時之栖スポーツセンター
05月04日(水) 10:00 中日本U-17  △1−1 神戸弘陵高校 時之栖スポーツセンター
05月07日(土) 14:15 東海プリンス ○3−1 藤枝東高校  草薙総合運動場球技場
05月08日(日) 14:00 静岡クラセン ○3−0 ホンダユース 清水ナショナルトレーニングセンター J-STEP
05月15日(土) 14:00 静岡クラセン ○2−0 ジュビロ磐田 藤枝総合運動公園サッカー場
05月21日(土) 14:00 練習試合   ○2−1 富士常葉大学 清水ナショナルトレーニングセンター J-STEP
05月29日(日) 10:00 練習試合   ○2−0 静岡大学   鈴与三保グラウンド

06月04日(土) 15:00 東海クラセン ○8−1 JUVEN  磐田スポーツ交流の里ゆめりあ サッカー場
06月11日(土) 14:00 東海プリンス △0−0 中京大中京高 清水エスパルス三保グラウンド
06月18日(土) 15:00 東海クラセン ○2−1 グランパスY 磐田スポーツ交流の里ゆめりあ サッカー場
06月19日(日) 15:00 1年生大会  ○8−1 庵原高校   鈴与三保グラウンド
06月25日(土) 12:00 東海プリンス ○1−0 岐阜工業高校 岐阜メモリアルセンター 長良川球技メドウ

07月02日(土) 16:00 東海プリンス ●1−2 浜名高校   藤枝総合運動公園サッカー場
07月03日(日) 10:00 中日本U-17  ○2−0 藤枝東高校  鈴与三保グラウンド
07月09日(土) 16:30 東海プリンス ●1−2 グランパスY 名古屋市港サッカー場
07月10日(日) 12:00 中日本U-17  ○6−0 浜名高校   鈴与三保グラウンド
07月16日(土) 16:00 東海プリンス ○1−0 ジュビロ磐田 エコパ 補助競技場
07月17日(日) 10:00 練習試合   ○16−0 海南高校   鈴与三保グラウンド
07月18日(月) 10:00 中日本U-18  △0−0 近畿大附属高 鈴与三保グラウンド
07月18日(月) 13:00 中日本U-17  ○1−0 京都サンガY 京セラ八日市グラウンド
07月24日(日) 14:00 Jユース杯  ○4−0 ヴァンフォY 清水エスパルス三保グラウンド
07月30日(土) 13:00 クラブ選手権 ○1−0 ヴィッセルY Jヴィレッジ Pitch 3
07月31日(日) 10:30 クラブ選手権 △2−2 アルディジャ Jヴィレッジ Pitch 1

08月02日(火) 15:00 クラブ選手権 ○2−0 コンサドーレ Jヴィレッジ Pitch 3
08月03日(水) 13:30 クラブ選手権 △2−2 ヴェルディY Jヴィレッジ
08月16日(火) 12:00 中日本U-17  ○3−0 ジュビロ磐田 長野県松本市
08月16日(火) 15:30 中日本U-18  ●0−4 清水東高校  長野県松本市
08月17日(水) 11:00 中日本U-18  ○2−1 東京学館新潟 長野県松本市
08月17日(水) 15:00 中日本U-17  ○5−1 岐阜工業高校 長野県松本市
08月21日(日) 10:00 練習試合   ○13−0 郡山高校   鈴与三保グラウンド
08月22日(月) 10:00 練習試合   ○3−1 富士東高校  鈴与三保グラウンド
08月24日(水) 14:00 練習試合   △2−2 早稲田大学  清水ナショナルトレーニングセンター J-STEP
08月28日(日) 15:00 Jユース杯  ○5−0 ヴァンフォY 韮崎中央公園陸上競技場

09月03日(土) 15:00 Jユース杯  ○1−0 京都サンガY 京都パープルサンガ 東城陽グラウンド
09月04日(日) 10:00 1年生大会  ○17−0 清水西高校  鈴与三保グラウンド
09月09日(金) 17:30 1年生大会  ○9−0 清水南高校  鈴与三保グラウンド
09月10日(土) 15:00 練習試合   ○18−1 静岡城北高校 鈴与三保グラウンド
09月17日(土) 16:30 練習試合   ○4−1 暁秀高校   鈴与三保グラウンド
09月18日(日) 15:30 練習試合   ○6−0 東海大翔洋高 鈴与三保グラウンド
09月24日(土) 17:00 練習試合   △3−3 U-15日本代表 清水ナショナルトレーニングセンター J-STEP

10月01日(土) 15:00 練習試合   ●2−3 清水商業高校 鈴与三保グラウンド
10月02日(日) 10:00 練習試合   ●2−3 エスパサテ  清水エスパルス三保グラウンド
10月08日(土) 15:00 練習試合   ○4−3 清水東高校  鈴与三保グラウンド
10月09日(土) 10:00 練習試合   ○5−1 静岡大学   鈴与三保グラウンド
10月16日(土) 15:00 練習試合   ●4−5 静岡産業大学 鈴与三保グラウンド
10月24日(日) 15:00 練習試合   ○6−1 浜松大学   鈴与三保グラウンド
10月29日(土) 14:00 Jユース杯  ○6−2 横浜FCY  清水エスパルス三保グラウンド

11月03日(木) 10:30 Jユース杯  ●1−2 横浜マリノス 日産フィールド小机
11月06日(日) 14:00 Jユース杯  ○5−0 京都サンガY 清水ナショナルトレーニングセンター J-STEP
11月13日(日) 14:00 Jユース杯  ●1−2 横浜マリノス 藤枝市総合運動公園 サッカー場
11月20日(日) 10:30 Jユース杯  ○8−0 横浜FCY  日産フィールド小机
11月27日(日) 14:00 練習試合   △2−2 静岡学園高校 鈴与三保グラウンド

12月03日(土) 13:00 練習試合   ●2−3 エスパサテ  清水エスパルス三保グラウンド
12月11日(日) 13:00 Jユース杯  ○9−0 ベガルタ仙台 宮城スタジアム
12月18日(日) 14:00 Jユース杯  ○1−0 FC東京   フクダ電子アリーナ
12月23日(金) 14:00 Jユース杯  ○6−2 ガンバ大阪  長居第2陸上競技場
12月25日(日) 13:30 Jユース杯  ○4−1 ヴィセッル  長居長居スタジアム


-- 判明している範囲の通算得点ランキング --
 1位 56点 町田 朋弥
 2位 50点 長沢 駿
 3位 36点 山崎 竜男
 4位 29点 篠田 悠輔
 5位 22点 藤牧 祥吾
 6位 14点 石垣 勝矢
 7位 12点 八木 和秀
 8位  8点 山本 真希、桑原 卓哉、小泉 慶治
11位  6点 佐野 諒
12位  5点 滝戸 諒、 江守 純基、神田 和哉、柴田 和也
16位  4点 高野 美臣
17位  3点 渥美 直人、池田 康彦、谷野 由紘、小出 洋孝、佐野 克彦
22位  2点 伊藤 亮介、岩本 大、 鍋田 圭吾、桑原 尚希
26位  1点 佐野 傑、 西澤 郁、 桑原 彬

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展望・日程: Jユースカップ決勝T

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2005年01月09日(日) JY (新中2): フェルヴォール招待 滋賀県TC戦+海星中戦

Jrユース (新中2)
 05年01月09日 (土) 09:00開始 時之栖スポーツセンター 裾野Gグラウンド
 フェルヴォール招待中学生サッカー大会 (U-13)
 対 滋賀県トレセン ※25分ハーフ
 天候:晴れ

▼布陣
清水エスパルスJrユース:          滋賀県トレセン:
−−−−−− 畑 −−高橋−−−−−−    −−−−−−卯田−−森下−−−−−−
−−本川−−−−−−−−−−櫻井−−    −−−− 関 −−−−−−内田−−−−
−−−−−−滝戸−−関口−−−−−−    −−−−−−八木−−島田−−−−−−
−−荒井−−小澤−−山田−−西川−−    −−白木−− 長 −− 谷 −−中山−−
−−−−−−−−長島−−−−−−−−    −−−−−−−−川村−−−−−−−− ※名前が赤色の選手は新中3
交代:なし                 交代:後半00分:卯田→山本
                              内田→中島 (中島をFW、森下を右OH)
                              関 →河村
                              島田→八田
                              長 →浅井

▼試合展開
[前半]
滋賀県TC      清水エスパルス
1(1) シュート 6(3) ○関口、×櫻井、×櫻井、×高橋、○櫻井、○畑
1(0) 右クロス 2(1) ×櫻井、○櫻井
0(0) 左クロス 8(1) ×本川、×滝戸、○本川、×本川、×本川、×本川、×本川、×高橋
0(0) 右側CK 1(1) ○滝戸
0(0) 左側CK 1(1) ○滝戸
0(−)  犯OS  0(−)
0(0) ファウル 2(0) ・高橋、・本川

[後半]
00分:清水、櫻井をFW、滝戸を右SH、畑をCHにポジションチェンジ
12分:清水、右サイド裏へ抜けた高橋のクロスはファーに流れるが、荒井が低く折り返し、高橋の当たり損ないボレー、1−0
18分:清水、相手のゴールキックを畑が勢いを殺して跳ね返す。櫻井が抜け出しつつ、PA付近から虚を突いたループ、2−0

滋賀県TC      清水エスパルス
6(3) シュート 6(4) ×畑、 ○本川、○山田、◎高橋、×山田、◎櫻井
1(0) 右クロス 6(1) ×櫻井、×西川、○山田、×高橋、×西川、×櫻井
1(0) 左クロス 4(1) ×高橋、×荒井、◎荒井、×荒井
1(0) 右側CK 3(0) △??、×滝戸、×滝戸
1(0) 左側CK 0(0)
1(−)  犯OS  0(−)
0(0) ファウル 1(0) ・本川

 今日は昨日と違ってキンパラカップもないし、鍋田と山崎も戻ってくるかと思いきや、植野・青木・加藤まで不在。5人とも主力中の主力なだけに、静岡県選抜とかの合宿でもあったのかもしれない。水野・石原・大島も昨日に引き続き不在のため、新中3から高橋を連れてきても、全員で11人という緊急事態。怪我は厳禁。
 試合は清水のペース。滝戸・関口で支配する中盤に、最終ラインからDFが飛び出して相手のクサビをカットする。左サイドの本川がひたすらクロスを入れるが、畑が中盤に下がる癖が出て、前線の厚みが足りない。櫻井のドリブルシュートやCKから畑のダイビングヘッドも相手GKの美技に阻まれ、攻撃参加した山田の右クロスに本川がフリーで合わせた場面では、なんと味方がブロック。嫌な雰囲気も漂ったが、後半12分に高橋が粘りの得点、更に櫻井の鮮やかなループで勝負あり。終盤、一矢報いようと前掛かりになった滋賀TCに押し込まれる場面もあったが、GK長島の活躍もあって完封勝利を飾った。

清水エスパルスJrユース (新中2+1)  2−0 滋賀県トレセン (新中2)


▼個人的好印象選手
荒井 航 (左SB): 非常に質の高い左足のキックを持っており、正確で低く伸びがある。守備でも人に対して、粘り強い。
西川 和輝 (右SB): 加速性能に恵まれたスピード豊かな選手。5Mほどの距離を一気に詰める能力が、攻守に発揮された。
森下 直哉 (滋賀県TC/AC SFIDA、FW/OH): 運動能力が高く、前に向かう力がある。突破からのシュートの精度も、高い。



Jrユース (新中2)
 05年01月09日 (土) 13:00開始 時之栖スポーツセンター 時之栖Aグラウンド
 フェルヴォール招待中学生サッカー大会 (U-13)
 対 海星中学校 (長崎県) ※25分ハーフ
 天候:晴れ

▼布陣
清水エスパルスJrユース:          海星中学校:
−−−−−−高橋−−櫻井−−−−−−    −−−−−−本多−−平本−−−−−−
−−本川−−−−−−−−−−滝戸−−    −−大坂−−−−−−−−−−中島−−
−−−−−− 畑 −−関口−−−−−−    −−−−−−梶原−−田代−−−−−−
−−荒井−−小澤−−山田−−西川−−    −− 林 −−中村−−下釜−−08−−
−−−−−−−−長島−−−−−−−−    −−−−−−−−飛石−−−−−−−− ※名前が赤色の選手は新中3
交代:なし                 交代:後半00分:本多→12 (中島をFW、12を右SH)
                         後半18分:平本→望月

▼試合展開
[前半]
21分:清水、本川のシュートが弾かれ左CK。滝戸のキックがPA内ワンバウンド、櫻井がおじぎヘッドで押し込む、1−0

海星中学      清水エスパルス
3(2) シュート 6(4) ×櫻井、×櫻井、○高橋、○櫻井、○本川、◎櫻井
1(0) 右クロス 4(3) ○西川、○西川、×滝戸、○西川
2(1) 左クロス 0(0)
0(0) 右側CK 0(0)
1(0) 左側CK 1(1) ◎滝戸
0(−)  犯OS  3(−) ・櫻井、・櫻井、・本川
0(0) ファウル 1(0) ・高橋

[後半]
11分:清水、関口をFW、櫻井を右SH、滝戸をCHにポジションチェンジ

海星中学      清水エスパルス
5(3) シュート 0(0)
2(1) 右クロス 0(0)
2(1) 左クロス 1(1) ○本川
0(0) 右側CK 0(0)
1(0) 左側CK 0(0)
0(−)  犯OS  2(−) ・関口、・本川
1(0) ファウル 0(0)

 ここ数年、新興勢力に押されがちだが、海星中は長崎の名門中学。02年には中川 (→国見) を軸に全中8強、他にOBは兵藤 (国見→早稲田) などがいる。ここからも分かるとおり、有望選手が海星高に上がらず、国見高に流れがちなのが悩み所。フェルヴォール招待は他にU-14の大会も併催しているのだが、選手の人数が足りないのか、海星中は新中3との合同チームになっているようだ。プログラムにない背番号の選手は、本来、U-14チームの選手だと思われる。
 そんな海星中は、さすがにパワフル。山崎・植野・石原・青木・加藤がいないこともあるが、平均身長で明らかに上回る相手との対戦は初めてだろう。それでも風上の前半は、速いタイミングのロングフィードを上手く両FWがクサビに受け、押し気味に試合を進めた。先制後、風下の後半は連戦で足も重く、完全に相手のペースに。PA両横に次々とロングボールを放り込まれるが、左右SHの突破に頼る攻撃は単調。長身FW相手に山田・小澤が奮闘し、終盤は滝戸をCHに戻して中盤の底に蓋をする。相手のシュートミスにも助けられ、何とか最少得点で勝利。グループリーグ3連勝を飾った。

清水エスパルスJrユース (新中2+1)  1−0 海星中学 (新中2+中3)


▼選手寸評
櫻井 翔太 (FW/右SH): 体格や身体能力に頼らない、相手の背負い方・ボールの持ち出し方・マークの外し方が実に巧い。
山田 健太 (CB): リーダーの風格。周りが見えており、よく声が出て、カバーリングが速く、攻撃参加にも意欲的だった。
大坂 信愛 (海星・左SH): 再三のランと鋭い突破で、海星の攻撃の起点に。クロスも良かったが、シュート精度だけが×。



2005年01月08日(土) JY: キンパラカップ 常葉橘中学戦 + JY (新中2): FC前橋戦

Jrユース
 05年01月08日 (土) 10:30開始 磐田スポーツ交流の里 ゆめりあ サッカーグラウンド
 キンパラカップ 第20回 静岡県中学新人サッカー大会 (県大会) 予選グループ
 対 常葉橘中学校 ※25分ハーフ
 天候:晴れ

▼布陣
清水エスパルスJrユース:       常葉橘中学校:
−−−−−−池上−−前田−−−−−− −−−−−−−−植田−−−−−−−−
−−佐野−−−−−−−−−−吉川−− −−−−後藤−−水口−−田中−−−−
−−−−−−西澤−−横山−−−−−− −−−−−−清野−−池田−−−−−−
−−曽根− 望月恭 −岩崎− 望月卓 − −−浦山−−阿部−−井戸−−大芝−−
−−−−−−−−柴田−−−−−−−− −−−−−−−−石橋−−−−−−−−
交代:後半00分:池上→鍋田      交代:前半21分:田中→提坂
   後半11分:西澤→深澤         後半11分:後藤→石川
   後半19分:横山→杉山

▼試合展開
[前半]
18分:清水、前田のキープをDFが後方へカット、それを思わずキャッチしたGK、慌てて手放したのを前田が詰め、1−0
20分:橘、佐野のファウルでPA右横から清野のFK、水口が頭でファーに流し、フリーの植田がボレーで叩き込み、1−1
21分:橘、浦山をCB、清野を左SB、井戸をDH、植田をOH、提坂をFWにポジションチェンジ。

常葉橘       清水エスパルス
4(3) シュート 6(4) ○池上、×曽根、○前田、○西澤、×西澤、◎前田
3(0) 右クロス 2(0) ×卓馬、×横山
0(0) 左クロス 3(2) ○佐野、○佐野、×佐野
0(0) 右側CK 1(1) ○横山
0(0) 左側CK 0(0)
0(−)  犯OS  6(−) ・池上、・池上、・池上、・前田、・吉川、・池上
2(1) ファウル 3(1) ・横山、・横山、×佐野

[後半]
常葉橘       清水エスパルス
4(3) シュート 0(0)
0(0) 右クロス 1(0) ×卓馬
2(0) 左クロス 0(0)
0(0) 右側CK 0(0)
1(0) 左側CK 1(0) ×横山
1(−)  犯OS  3(−) ・吉川、・吉川、・佐野
2(1) ファウル 2(2) ×佐野、×卓馬

 出会い頭に岩崎のミスから橘に主導権を握られるが、両CHがコンタクトの強さを活かして徐々に持ち直す。前田という変態的なキープ力を誇る清水が高いポゼッションを保つが、橘の統一されたDFラインが機能し、結局、得点は相手のミスから。しかし、空中戦の脆さを晒して失点すると、2日目に始動したばかりのチームは早々に息切れする。両SHが相手SBに完璧に抑え込まれ、後半は一方的に橘の攻勢。だが、橘もサイドスペースにロングフィードを送って、そこから斜めに切れ込む動きばかり。途中でドリブルが望月恭や途中投入の深澤らに引っ掛かり、崩しきれなかった。前田、別格だが持ちすぎ。

清水エスパルスJrユース 1−1 常葉橘中学校


▼個人的好印象選手
曽根大二朗 (左SB): コンタクトの強さとスピードを発揮し、スペースを一気に詰める。低い軌道のフィードも精度が高い。
植田 雅之 (橘、FW/OH): この試合の選手の中で抜群の身体能力を誇る。自信に満ち、積極的かつ正確なプレーができる。



Jrユース (新中2)
 05年01月08日 (土) 16:00開始 時之栖スポーツセンター 時之栖B1グラウンド
 フェルヴォール招待中学生サッカー大会 (U-13)
 対 FC前橋Jrユース ※25分ハーフ
 天候:晴れ

▼布陣
清水エスパルスJrユース:       FC前橋:
−−−−−−関口−−櫻井−−−−−− −−−−−−糸井−−滝上−−−−−−
−−本川−−−−−−−−−−加藤−− −−松村−−−−−−−−−−久保−−
−−−−−−滝田−−青木−−−−−− −−−−−−高橋−−小林−−−−−−
−−荒井−−植野−−山田−−西川−− − 久保田−−林 −−中嶋−−上星−−
−−−−−−−−長島−−−−−−−− −−−−−−−−小野−−−−−−−−
交代:後半00分:荒井→小澤      交代:前半20分:久保田→大崎
        関口→畑          後半00分:滝上 →中尾
                           大崎 →18 (上星を左SH、中嶋を右SB、18をCB)

▼試合展開
[前半]
 試合直前にいきなりグラウンドが変更になったため、最初5分間のスタッツは取れていません。

12分:前橋、小林から縦にクサビ、カットしようとした植野が足を滑らせ糸井が独走、そのまま突進して叩き込んで、0−1
15分:清水、PA手前で櫻井がDFを背負ってキープ、滝戸が受けて横に流すと、鮮やかに青木の30Mループミドル、1−1
19分:清水、西川のロングスルーパスに加藤が右スペースを快走、飛び出しの半端なGKに対してファーに流し込み、2−1

FC前橋      清水エスパルス
2(1) シュート 6(3) ×加藤、○本川、×櫻井、◎青木、◎加藤、×本川
4(1) 右クロス 8(2) ×加藤、○加藤、○関口、×加藤、×加藤、×滝戸、×加藤、×加藤
1(0) 左クロス 1(0) ×本川
0(0) 右側CK 4(0) ×滝戸、△加藤、△加藤、×滝戸
1(1) 左側CK 0(0)
0(−)  犯OS  3(−) ・櫻井、・本川、・関口
0(0) ファウル 2(0) ・山田、・櫻井

[後半]
FC前橋      清水エスパルス
7(2) シュート 5(1) ×櫻井、×加藤、○加藤、×本川、×本川
2(0) 右クロス 4(2) ×加藤、×加藤、○加藤、○加藤
0(0) 左クロス 2(1) ○小澤、×本川
1(0) 右側CK 0(0)
3(0) 左側CK 1(0) ×滝戸
1(−)  犯OS  2(−) ・畑、 ・櫻井
0(0) ファウル 1(0) ・滝戸

 FC前橋はレベルの高いナショナルトレセンU-12関東に選ばれた選手が、松村・上星・久保・小林・中嶋・高橋・滝上 (出場)、岩崎・田中・島方 (不出場) と10人所属する、群馬のタレントが集まった怪物クラブ。中嶋と小林はエリートプログラムU-13にも選出歴があり、鍋田とは旧知の仲 (のはず)。だが清水は、その鍋田と山崎がキンパラカップに合流しているため不在。更に水野・石原・大島も怪我?のため、ベンチ入りは13名のみと厳しい戦いとなった。
 そんな強豪に対し、前半は清水の攻勢。守備の滝戸、攻撃の青木とCH両名の連携が良く、FW2名も巧みなポストプレーを見せ、すっかり大人のチームに変わっていた。中央のキープからの突破口になったのが加藤。その積極的なフリーランに手こずった前橋は試合中、左SBを3回代えている。ミスから先制点を献上するが、青木の芸術的ミドルと加藤の突破ですぐに逆転。後半、ややバテて徐々に相手ペースに。相手両翼の久保・上星は強力だったが、シュートミスにも助けられ、逃げ切った。スペースカバーの意識は高いのだが、人に対するコンタクトを疎かにしがちだったのが気になった。

清水エスパルスJrユース (新中2)  2−1 FC前橋Jrユース (新中2)


▼個人的好印象選手
加藤 喬大 (右SH): エスパらしいサイドアタッカーに変貌。馬力ある突破と外に開きながらのクロスが形になりつつある。
青木 達也 (CH): フィールドを立体的に把握できており、浮き球の使い方が絶妙。大柄ながらに、小兵選手の良さを持つ。
上星 脩大 (前橋FC、右SB/左SH): 周囲の状況を読める。前半は清水の左サイドを遮断、スペースへの動きだしも良い。



2005年01月01日(土) 新春御慶

 あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。皆様の益々のご健康とご多幸を、祈願申し上げます。

 04年は年初の展望とおり、ユース・Jrユースとも苦しい年になりました。ユースでは春先、主将となった枝村がリーダーとして意欲的な姿勢を見せていたのですが、結局1年間、怪我とその治療に明け暮れてしまい、余裕が失われた印象があります。突然の監督交代も含め、なかなかチームがまとまりませんでした。また、その枝村をはじめとして怪我人の非常に多く、背景にオフシーズンの体づくりに問題があったように見受けられます。スタミナ不足も顕著で、終盤での失点も多くありました。プリンスリーグが4月から始まるようになり、コンディショニングやピリオダイゼーションがいっそう難しくなりますが、冬の基礎体力作りは怠らないようにしたいものです。
 Jrユースは過去最悪の成績になりましたが、試合内容では全国で結果を残した掛川やグランパスとも互角に戦えてました。その彼らとの結果が明暗分かれた原因は、ズバリ「自信」でしょう。全国を経験してないこともあり、自分たちのサッカーを信じ、最後まで焦らずに普段どおりのプレーを続ける、そういう試合ができませんでした。
 ただ、今年の展望はそう暗いものではありません。ユース・Jrユース共、各ポジションに穴のない好チームで、それぞれ真希、前田といった全国有数のエースもいます。2年生に将来有望な素材も多く、彼らの突き上げも期待できます。ユースは望月監督続投にしろ、新監督になるにしろ、改めてポジションの見極めが行われるでしょうから、真希をどこで使うか、枝村に代わって緩急のリズムを創る司令塔を誰が務めるのかが、ポイントになるでしょう。Jrユースは、全国で戦うには大型選手の数に欠け、パワープレーに脆い部分があります。前線では池上、CB・GKでは新2年生も含めた切磋琢磨に期待しています。

 私事を話せば、昨年も1年間観戦するにあたり、多くの人に大変お世話になりました。特に電車で通う私に代わり、何度も現地の足代わりになっていただいたN氏には深く感謝するところです。また、プリンスリーグや高円宮杯の一定の成功に伴い、クラブユースへの関心が高まる中、エスパルスユースを応援する方々が日増しに増えてきたのも、大変有り難いことでした。応援団の方も幾度となく足を運ばれていましたが、ユース年代伝統の「頑張る姿を応援する」のではなく、プロ同様に「応援で勝たせる」のに対し、幾らか摩擦があったようにも感じました。アマチュアの少年である一方、プロの予備軍でもあるJユースに対し、どのような応援の形態が相応しいのかは、何とも難しいところです。
 さて、小職は今年7月まで、中国への長期出張を予定しており、今も忙しい日々を送っております。出張中は何かと情報にも疎くなってしまうかと思いますが、夏には復帰しますので、その時にはよろしくお願いいたします。当然観戦記は書けませんが、定期的に小ネタでも書けたらなあ、と思っています。
 それでは今年も、エスパルスのユニフォームを着る全ての人に、幸多からんことを祈って。


おまけ:
 筆者04年観戦試合数:70試合
  (トップ6試合、サテライト4試合、ユース30試合、Jrユース16試合、他14試合)
 ※昨年より少し、サッカー観戦症候群が快方に向かいました。TV観戦を含めると、とんでもないことになるのですが。


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ひかる。 @H.P. [MAIL]

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