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2005年05月31日(火) ■ |
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『五月の夜 終了』 |
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「夜分失礼します。わたくし隣に引っ越して参りました者です。色々と御迷惑をおかけするかもしれませんがこれからよろしくお願いします」
と、言われた。 玄関の前に立っているのは女性。 おそらく社会人だと思う。雰囲気が学生らしくない。
私の今住んでいるアパートは学生専門ではなく一般の人も何世帯かある。とは言ってもやはり農学部キャンパスから近いこともあって学生もいるのだから、少しもおかしくは無い。
いつの間に引っ越してきたのかわからなかったが、私は授業が終わるとすぐに電車に乗って隣町の高知大学へ行くので朝から夜中まで家を空けている。その間に荷物の積み込みをしていてもおかしくは無い。
今の御時瀬にお隣に挨拶なんて行くだろうか? いや私だって洗剤持って訪ねたしここら辺は田舎だからそういう習慣も残っているのだろう。おかしくは無い。
そう、すべて普通のことだ。
なのに、私はどうしても彼女に違和感を持っている。 私の隣に、普通な人間が住めるのか? 何故だろう。たまに、私はおかしな予感に駆られる。特に日記の題名に『』が付く日は……
……そうか、思い出した。 今目の前にいる彼女が住もうとしている部屋には、リルリルがいるはずなのだ。
「あの、お名前聞いてもよろしいでしょうか?」
彼女は微笑む。
「ヘルレイザー・鎌足と申します」
それなら隣に住んでいても、おかしくは無い。
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2005年05月30日(月) ■ |
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涙のregret |
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農学部の図書館玄関に、書道作品が飾ってあるのですが、 其処に書かれている文字… 『萌』 …としか、読めないんですけど。 その一文字しか、書かれていないんですけど。 いいのか、それ? 遥日創です。 いや、精確に云うと、 冠の下は『明』じゃなくて『朋』ですけれども…
唐突ながら、 ここ数日の朝食、間食は「芋けんぴ」になっています。 土曜日に、ノリで1?も買ったからです。 まぁ、価格も安かったし、美味しいのでいいんですが、 さすがに1000gは多いですね… 二日くらい、食べてますが、減った気がしません。 もしかしたら、一人で食べるものではないのかも… 食べますけどね、大切な食料ですから。
あと、十日は戦えますよ。 500gの方にしとけばよかったかな…と軽く後悔をしつつ、 戦い続けますよ。
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2005年05月29日(日) ■ |
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あこがれ |
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テレビで大食い選手権を放送していました。 まだ、こんなのあるんだ――としばし視聴。 場所はトンカツ屋。画面に映るトンカツ。 テンションが上がる選手たち。 でも、競争のために食べるのは、添え物のキャベツ… トンカツも並べられてるけど、 あくまで、勝敗は食べたキャベツの量。 …場所、市場か畑でいいじゃん。 何か納得いかない…、遥日創です。 「あ…トンカツ食べてる」 と、云った店員さんの言葉が印象的でした。
前振りが、いつも以上に長いな… じゃあ、そのまま話を引っ張ろう。
とりあえずですね、 小食の自分からすれば、テレビ画面の中で、 餃子を十数皿とか食べてる人たちは信じられない人種なのですよ。 しかも、 連続的に食べてるわけですからね、いろんな料理を。 その上、 食べた直後(…たぶん)に、バスで移動できるなんて、 自分から見たら、とんでもない人々なのですよ。 この際、食べる量がどうとか云う話は置くとして、 自分で揺らしてたブランコに酔うくらいの自分からすれば、 胃にものが入っていても、乗り物に乗れる人々は羨ましい限り…
……… …… …大抵の人は平気ですか? そうですか…
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2005年05月28日(土) ■ |
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森の鼓動 |
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スピード違反で捕まりました。 罰金って、高いね… 遥日創です。 さて、何処を切り詰めようかな。
さて、土曜日。 池川(…だったと思う)に、カイガラムシの採集へ行きました。 それ自体は、いいのですが、問題がひとつ… それは…場所が、遠いってことなんですよね。 運転免許を取った動機のひとつに、 他人の運転する乗り物には乗りたくないから――てのが、 あるくらい、車に酔うので、長距離移動は恐怖なのです。 可能ならば、原付で――とも考えましたが、 話を聞く限り、それは無理なようなので、諦めました。
そして、車に揺られること二時間ほど… しっかり、酔いましたよ、山道でしたし。 幸運にも、軽めではありましたが… どうにかして、この体質を治したいと願う今日この頃。
今のところ、寝てしまう――しか、有効な打開策はございません。
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2005年05月27日(金) ■ |
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このごろ気付いた美しいもの |
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一位 ツバメの羽の色 二位 バッタの体構造
三位 750ccバイクのエンジン音
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2005年05月26日(木) ■ |
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大見解 |
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たまご一パック七十七円に、 テンションが若干、上がってしまいました。 直後、 そんな自分に気づいて、テンション急落下… どうも、遥日創です。 たまごは、ちゃんと買いましたけどね。
前々から、好き嫌いが治らないと嘆いていたカイガラムシですが、 ついに治りました。
しばらく放置していたら、勝手に治ってました。
何か…ムシに優しさを否定された気分…
そう云えば、お茶も数日、放置したあとに見に行ったら、 とっても、生き生きしているように見えたなぁ…
どうやら、植物にまで優しさを否定されていたらしく…
そうか、厳しいのがお好みかッ! わかったよ、これからはそうするよッ!!
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2005年05月25日(水) ■ |
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燕、舞う |
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私の通う農学部キャンパスは生ものがたくさん生息している。バッタの異常発生もあるし川の中をヘビが泳いでいるし黒く大きなアゲハチョウが風にのっておもしろいスピードで飛んでいる。
それで、棟と棟をつなぐ渡り廊下には、ツバメが巣を作っている。と言ってもツバメの巣は多くの人が見ているだろう。私の実家でも、毎年車庫に飛んできてフンの始末がきつかった。
で、この時期のツバメの巣にはもうヒナが生まれている。巣に向かってちょっと手をかざすと親鳥と間違えてヒナたちが一斉に口を開ける。 ぎゃーすぎゃーすと自己アピールしてエサをもらおうとするヒナ達。兄弟間でもえさの取り合いをする野生の厳しさを垣間見た。……いや、人間もそうか。
晴れた風の気持ちいい日。こんな日はのんびりとツバメの親鳥がえさを巣に持ち帰る様子でも観察していたいけれど、私は次の講義にいかなければならない。 そう、私は学生なのだから。
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2005年05月24日(火) ■ |
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悪の反対は善ではありませんことよ? by猫目沢先生 |
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「無理すんな」 と言われて 「ありがとう」 と言いたかったのに無視した午後。
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2005年05月23日(月) ■ |
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作業。 |
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夏が近づき、雑草の浸食速度が異常になってきました。 なんか、茶畑周辺が、雑草で埋まってます… 遥日創です。 始末しなくては…
と、云うわけで、 昨日、雑草をひたすら抜いてきました。 えぇ、雨、降ってたんですけどね… いや、やんでから開始しましたよ、勿論。 軍手とカッパを装着し、あとは、黙々々々と除草。 三時間後、何とか、終了しました。 一人でも何とかなるもんです。
途中から、作業の記憶、ないんですけどね。
――あと、三メートル… と、十分おきに心の中で呟いてたのは覚えてますが…
まぁ… 半月後には、元の状態に戻ってしまうんでしょうけど。
…手伝ってくれる方、募集中。
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2005年05月19日(木) ■ |
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今日。 |
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『就職』の文字を見聞きすると、軽い鬱に陥ります。 嗚呼…、何処か遠くに行きたいなぁ… いろいろとギリギリ、ヤホーイッ!!(自棄 遥日創です。 そうだ、京都に行こう…
二日前ほど前より、我が愛車(原付)が反抗期を迎えました。
メータ類が、全機能ストップッ!
一応、無風、微風、強風、台風…とありとあらゆる風の中を 走ってきた経験から、どのくらいの速度が出てるのかは判断できますが、 さながら、愛車から、 「おいおい、それで前に進んでるつもり? 周りをよく見ろよ。お前なんか、止まってるも同然なんだよッ!」 と、云われてるかのようです。 的確に急所をえぐる言葉を吐かれて、車上でグロッキィになりそう… 早めに、修理に持っていこうと思います。 じゃないと、 「自分の行動も制御できないようなヤツが、 俺の操作をどうこうできると思ってんのかッ!?」 と、云うかの如くの、ハンドル操作不能――とか、 「漢が止まるのは死ぬときだけなんだよッ! 止まりっぱなしのお前にはわからないだろうがなッ!!」 と、云うかの如くの、強制・ノン・ブレーキ・ドライブ――とか、 反抗期がレベルアップする危険性もありますので…
高知の片隅で、原付に下克上、起こされても困ります…
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2005年05月16日(月) ■ |
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難読。 |
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今朝、冤罪で説教されてました… 遥日創です… タイヤなんか、捨てるわけないだろッ!
『orz』 つい一ヶ月ほど前まで、この三文字の意味がわからず、
『落胆を表す英単語、もしくは略語』
だと、自分の中で納得していました。 故に、『オルズ』と、その三文字を読んでいました。 何となく、がっかりした響きだよなぁ…オルズ。 ――と、満足しておりました。 しかしながら、あるとき、ふと、 そう云えば、あの三文字…うなだれた人間に見えるなぁ… …… …いや、それだよ。
半年ほど、勘違いをしたまま過ごしておりました。 気づいたときは、衝撃的でございました。 危うく、原付のハンドル操作を誤るところでした。 …走行中に気づくのも、おかしな話ですが。
ついでに、『ノシ』 半角カナでそう打ってあるのを、ときどき見かけ、 最初のうちは、
『歓喜を表現する呟き、もしくは合い言葉』
くらいの意味だと思っておりました。 ので、 顔文字の横なんかに、その二文字があれば、律儀に『のし』と 読んでおりました。 楽しそうな響きではあるよなぁ…のし。
――しばらくして、 手を振っていることを表現しているのに気づきましたが。
とにかく、顔文字などに弱いことが最近、やっと自覚できました。 ネットの中で、使用されている特殊言語なんて、 半分程度しか読解できないと思われます。 何か、解説書でもあるのでしょうか? 皆さん、当たり前のように使用しているように見えるので…
電子辞書に、そう云ったものの解説機能までついてくれたら、 便利かもなぁ…とふと思ったり。
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2005年05月15日(日) ■ |
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思案。 |
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さて、 遥日創です。
何だかんだで、高知に来て早三年と少し。 こうなったら、十年くらい居座ってやろうか、 と思ったりしているわけですよ、最近。 いや、 まず五年くらいで様子を見ようかな… と云うわけで、 現在、密かに高知で職探し中。 大学側には、いや、もう就職決まってるんで――なんて、 云ってしまった手前、今更、就職が――なんて、 云えないので、密かに、水面下で、暗中模索で… まぁ、 目立った活動は、今のところやってないのですが… ネットで、情報収集くらいで… …いろんな面で、まわりから遅れすぎですな。 と云うわけで、 よさげな情報があったら、くださいな。 もう、簡単に飛びつくので… …そのあとで、簡単に飛び退く可能性もありますが。
え? 実家ですか? そんなん、とっくの昔に、 不採用通知を叩きつけられたに決まってるじゃないですかッ!?
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2005年05月14日(土) ■ |
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内側からのダメージは深刻になるまで気付かないっ! |
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歩いていると色んな人が私の顔を見てくる。 確かに体格やら顔つきやら服装やら髭のそり残しやら外見的な特長には枚挙に遑の無い私だがどうしてそんなに人から見られるのかわからない。 もしかしたら風邪気味の為に無愛想な表情が凶悪な人相に見えるのかもしれない。いやその場合は目を背けるか。
なんでだろう、と考えていると佐々木女史に会う。 「物部くんこんにちはってその顔何?!」 私の口元が真っ赤になっていた。
鼻血を出して歩いているのに気付いていなかった。
原因を考えるとこの頃の雑務にたいする疲れだろうと推測する。まともな『場所』では寝なかったからなあ。鼻水がでるなあくらいに考えて放っておいたら、赤くてびっくり。こすった左手も赤く塗りたくられてグロテスク。 ティッシュティッシュ。
で出血も止まって考えるのは、疲労から肉体損傷をしたのは初めてだな、ということ。 疲労出血。学生のステータス異常ではないはずだなのだが。
なんだか大人の仲間入りをした気分になる言葉だ。
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2005年05月13日(金) ■ |
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『ぐし』 |
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何かに名前をつけるというのは楽しいもので、色々と身の回りのものに名前をつけて遊んでいる。傍から見れば悲しい姿にみえるのだろうけれども本人が楽しいので別にいい。
そんなわけで、ぐしの話。
ぐし、というのは私の今住んでいる家の周りにいる。ぎゃーすと鳴く特徴的な黒猫で、朝など見かける時はボールのように体を丸めて塀の上に座っている。太ったぐしは首をすぼめると毛皮を着ているようなボリュームに見えて(もともと毛皮を着ているわけだが)ものすごく偉そうに見える。顔つきも妙に可愛くない。 そこらへんが気に入って私はぐしと呼んでいる。
私の部屋の玄関を見張っているかのように塀の上で丸まり続けるぐし。 私は今日も彼を無視して学校へと向かう。
農学部生の私の普段の生活は、学校が終わるとすぐに朝倉に向かう。基本的に平日はすべて朝倉に行く用事があるのでJR片道一時間半かけて隣町へ向かう。早く免許の必要な乗物を手に入れるべきだ。 それで、かえって来る頃には日付が変わっている。 その頃には、なぜかぐしはどこにもいない。 どこか自分の寝床に帰っているのだろうけれども、いないとなると逆に気になってくる。しかし朝になればやはり玄関の前に座っている。 何者だ?
ある晩、ぐしを見かけた。民家の庭先で、お婆さんに毛並みをくしで整えられている太った猫。 ああ、ここの家の猫だったのか。私は納得して家路につく。 けれど待てよ?
あの家、廃屋だったよな……
朝起きると、ぐしは玄関にいる。
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2005年05月12日(木) ■ |
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解禁。 |
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今日の日記は、遥日創が書かせてもらいます。
さて、 去年末くらいから何となく続けていた自室内禁酒を、 昨夜、解禁いたしました。 呑まなきゃやってられねぇ――と云うわけではなく、 『オリジナル惑星フィギュア ライト付き』 が欲しかっただけでございます。 食玩ですな、要は。 まぁ、何となく始めた禁酒を破るには、丁度いい理由かな――と。 で、 自室に帰り、内容を確認。 木星と土星。 …輪っかがなきゃ、見わけつかないくらいの出来には目を瞑る。 この調子で、太陽系全部を集めて、 グランドクロス・イン・マイ・ルーム とか、 惑星直列・オン・ユア・デスク とか、やってみると楽しいかもしれません。 他人から見られたら、ひたすらに悲しい現場になるでしょうけれど… そんなことを夢見つつ、 ふと、惑星が入っていた包装紙に視線を移す。
『オリジナル惑星フィギュア ライト付き 全6種』
……… …… …足りないじゃん、惑星数。
夢、速攻、潰える… 呑まなきゃ、やってられねぇ…
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2005年05月11日(水) ■ |
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人は己のやり方を通すしかないのだから |
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自動販売機で缶入り紅茶を飲んだ。 私は飲み物の中でも葉っぱを煮込んで出したものが大好きだったりする。 緑茶もそうだし紅茶もそう。特に砂糖もレモンもミルクも入れない濃く淹れたストレートティが大好きだ。なんといういかあの苦味がいい。『甘い』や『しょっぱい』は取りすぎると飽きるが『苦い』『すっぱい』はなかなか飽きない。というか飽きるほど摂取できないわけだけれども。 そんなこんなで私は紅茶(ストレートティ)を買ってみた。ひんやりとしたスチール缶。うん、この暑い日にはこういうのがとてもおいしい。プルタブをひねると炭酸ガスの逃げるぷしゅという音。うん、心地よい音だ。そして唇に近づけてみて……
マズッ
……。缶を口から離す。
マズッ
なんだ、これ? なんで甘いんだ?
紅茶なのに、甘い。 甘いのに、紅茶? いやいや、世の中には甘い紅茶だってあるだろう。 けれど、私が買ったのはストレートと表示されていたのだぞ? コーヒーで言うところのブラック、焼酎でいうところのロック。握り寿司で言うところのわさびありではないのか?
しかし内容表示のところには、『砂糖 香料 紅茶 ビタミンC』と書かれている。
なんじゃそりゃ なんで紅茶なのに紅茶より砂糖が先に表示されてるんだ、おかしい。こんなの詐欺だ。ジャロに訴えてやる!
そんな風に憤慨する私に、後からやってきた佐々木女史は言った。 「コーヒーのブラックにも砂糖入れるやん」
そりゃそうだけどさあ……僕が飲みたかったのは、こんなものじゃなかったんだよ!
「物部くん、飲まへんならちょうだいや」
いえ、いただきます。
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2005年05月06日(金) ■ |
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バリアフリー |
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スーパーマーケット。軽自動車が止まって中から杖をついた男の人が現れた。その人は右足をひきづるように歩いていた。間接が全く動かないところを見ると義足らしい。 義足の男性はスーパーの入り口付近の柱に体を預けると、ポケットからタバコとライターを取り出して吸い出した。 私は少し驚いた。 タバコ、吸うんだ。と思った。
しかし何故私は驚いたのだろう。喫煙者がこの国に何百万何千万ということも知っているのに、その人がタバコを吸っていることにどうして驚いたのだろう。 それはその男性が障害者だったからだ。足の不自由な人が、タバコを吸ったり酒を飲んだりするとは、心の中で思っていなかったからだ。どこかで、そこに潔癖なものをイメージしていた。
小学校の時、全盲の人の話を聞いた。その人は物心ついたときから目が見えなかったらしいが、よく夜中抜け出して公園などでたむろって遊んでいたらしい。その時遊び仲間からも「目が見えないのにそんなことしててええんか?」といわれて苦笑したと言っていた。 つまり、障害者だから綺麗という考え方は間違いで、世間一般でなんやかんややっている人間と大差ないということをみんな忘れているという話だった。 先入観だな、と心の中で思う。
でも、どっちにしろ火のついたタバコの吸殻を入り口にポイ捨てするのは駄目だと思うなボク。
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