独り言
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2015年08月28日(金) 稲穂

自分で播いた種を、刈る時がきたのだ。

誰のせいでもない。播いたのは自分なのだから。


よくもまあしっかりと実り、こうべを垂れた稲穂は、

畦を超えてどこまでも広がっている様に思え、

少しずつ刈り始めてはみたものの、

一向に楽にはならない。




心苦しく、疲労に追われ、

どろどろに溶け落ちながら稲穂刈りをする私を、

今日もまた恥が上塗っていく。


でも、やめるわけにはいかないのだ。



いづれこの稲穂が、

黄金色に輝くこの稲穂が、

私の生命を前進させる糧となることを信じ、

私は、私のまいた種を刈り取っていく。



そう、やめるわけにはいかないのだ。


2015年08月27日(木) 定義

地にひれ伏す

それは、とても難しく、恥ずべき行為


の様




だが


そこから、本当の生が始まる




ついた手のひら

ついた膝から



新しい根が

本物の根が

恥ずべき根が

コンクリートを突き破り



弱弱しく

動き始める




正しいことなどない

この世は間違いだらけ


だが

それは間違いなく正しいことで
唯一の正義だと受け入れることが


金輪際唯一の



間違いなく正しい定義なのだ


2015年08月26日(水) 言葉

言葉





言 と 葉



N P K  は  言  は 想い



それで



葉を茂らせる




その葉は濃い緑色をしているが、それはただ葉であるだけではなく、もちろんただ葉であるだけの存在でもあるのだが、しかしそれは違う。


それは 遠い 想い なのである

とても 遠い 想い に



他ならないので





ある。


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