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Mi Pensamiento Diario

採点方法が変

今日はめずらしく早起き。7時前に目が覚めたなんていつ以来のことだろう。最近は10時ころに起きることが多かっただけに、こんなに早く起きると何をしていいかわからなくなっちゃうかな。っていっても、朝起きてからすぐにパソコンの電源を入れて、コーヒーを入れ、いろいろなサイトをチェックしているのでそんなに困ることもないかな。

今日は午前中からオリンピック中継をいつものように見ていたの。先日行なわれた男子個人総合の採点でミスがあったということで韓国チームがクレームをつけているそうだけど、そういうことを聞いてしまうと興ざめしてしまうな。ムースはアメリカの底力を見たような気がして純粋にすごいって思っていたのに。それにもし本当に採点ミスや意図的に点数を操作していたのなら1番かわいそうなのはその不正に巻き込まれた選手だと思うんだ。誰だってオリンピックでメダルは欲しいと思うけど、不正をしてまでメダルが欲しいとは思わないの。だってどの選手も誇りを持っていると思うから。それだけにこのニュースを聞いたときはちょっとイヤな気分になっちゃったな。

こういう伏線がある中での今日の個人種目別の演技。ムースが注目するのはやっぱり鉄棒。何てったって、ポール・ハムが出ているし、彼が個人総合で金メダルを取ったときに大逆転した種目だから。それにクレームをつけている韓国の選手も出ているし、どっちの演技がいいかよくわかるからね。

鉄棒での演技、1番目は日本の米田選手。演技内容の割には得点がよかったのでいい感じだなぁって思ったの。で、2番目のモーガン・ハム選手の演技。これについてはあまりよくわからなかったけど、米田選手と点数が一緒だったのでそんなものなのかなって思って見ていたんだ。次はロシアのアレクセイ・ネモフ選手。この選手はメダルをいくつも取っているのでかなり期待が出来る選手だって感じだったかな。でもって、彼の演技を見たとき、何度も「わぁーぉ」って声を上げちゃった。だってすごすぎるんだもん。トカチェフとかを3回も連続で決め、そのあとも向きを変えて技を決めるんだもん。最初の2人に比べたら格が違うって感じの演技だったなぁ。着地のとき、大きく足を1歩前に出してしまったので今1つの感じがしたけれども、内容と前の2人の点数から判断したら、9.85以上は確実に取れているとムースは思ったの。もしかしたら9.9を超えてしまうのかもって思っちゃった。

今回の体操の点数を見ていると9.6〜9.7前半くらいの点数が多く出ていたので、9.7後半の点数っていうのはかなりいい演技だと思っていたんだ。ただ、今日は最初から9.787という点数が最初から出ていただけに、比較的に点数の高い争いとなるんだろうなって気がしていたの。でも、でも、でも…。アレクセイ・ネモフ選手の点数を見てビックリ。9.725。そんなことはないって誰しもわかる。ムースも中継を見ながら「おかしいよ」っていっちゃった。米田選手だって着地のとき、足が1歩うしろにずれてしまったし、アレクセイ・ネモフ選手も1歩の大きさが違うとはいえ、1歩しかずれていない。それなのに前に演技した2人よりも点が低いっていうのはおかしすぎるもん。

このあとブーイングがあって点数が上方修正されたけど、こんなことってないんだってね。それにしても、ブーイングがあって点数が変わるっていうのっていうのは採点した側に何かしらやましい気持ちがあったからとしか思えない。先日、個人総合で採点ミスがあったと騒いでいるときにこんなことが起こってしまったら、体操を見ている誰もが点数は操作されているってわかってしまうよね。

アレクセイ・ネモフ選手のあとはポール・ハム選手の演技だったけど、彼の点数がアレクセイ・ネモフ選手の点数よりも高いっていうのは納得がいかないかな。ポール・ハム選手の演技が悪いっていうことはないと思うけど、アレクセイ・ネモフ選手の演技よりはやや落ちることは素人目に見ても確か。それなのに4人の演技を終わった時点でポール・ハム選手が1番っていうのはね。何か変だね。

金メダルはポール・ハム選手のあとに演技を行なったイタリアのイゴル・カッシーナ選手に行ったけれど、これでポール・ハム選手の採点はいつもおかしいってことが明らかになったんじゃないかな。個人総合のときだけがおかしいのであれば、ただのミスで済むだろうけど、種目別でもこういう変な点数のつけ方をすれば体操競技を見る人が減ってしまうのに。きっとポール・ハム選手は何も知らないのかもしれないけど、いざ疑惑の渦中にいる人となってしまうと精神的にもつらくなるんじゃないかな。こういうときって何もしらない選手が1番かわいそうだな。

女子の個人総合でも「カーリー・パターソン選手が勝つことが筋書きとして決まっていた」と決勝戦後にスベトラーナ・ホルキナ選手が発言したようだけど、その言葉って正しいかもって思える。今回のオリンピックではロシアの選手に金メダルが行かないようにしている気もするから。

韓国が男子個人総合の採点のことでクレームをつけたときに、2年前の冬季オリンピックのことも引き合いに出したらしいけど、あのときはアポロ・アントン・オーノ選手が何が何でも金メダルを取らなきゃいけなかったと思うの。アメリカのTVでは連日アポロ・アントン・オーノ選手のことばかりだったから。だから韓国の選手を失格にしてでも彼を優勝させたかったのは明らか。でも今回は…。やっぱりアメリカはどうしても金メダルが欲しかったのかな。カーリー・パターソン選手の金メダルっていうのはロス・アンゼルスオリンピックでゴム鞠娘ことメアリー・ルー・レットン選手が取ったとき以来だからね。

夜になってから、もう1度ダイジェストで鉄棒の演技を見たけれども、やっぱり何度見てもアレクセイ・ネモフ選手の演技はすばらしかったなぁ。いくらメダルが欲しいからと、不正をしてまで取るっていう姿勢はどうなんだろう。お金まみれのオリンピック。行き着く先はどこなんだろう。


2004年08月23日(月)




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