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Mi Pensamiento Diario

ゆっくり話す

今日は久しぶりに忙しい1日だったかも。会社にいるような感じだった。だって朝9時から夕方6時まで、お昼休みを除いたら、ずーっと学校にいたんだもん。午後はいつもの病院プロジェクトのミーティングだったんだけど、これは無事に予定したところまで進んだから、これでよし。不平、不満、愚痴、何かをいい始めたらとめどなく出てくるから、それは自分の中で処理するからいいや。それより、今日の午前中のこと。学校が始まると、それと同時に毎週金曜日に英会話教室が始まるの。去年の秋からこの英会話教室に通い始めたんだけど、今学期もいつものように朝10時からは英会話。これが大体11時半とか11時45分くらいまでかな。約1時間半のものなの。時間だけ見ると、とーっても長い間、英会話のレッスンをやっているようだけど、実は、みんなが集まってから、英会話が始まるまでに結構時間があるの。だから拘束時間が長いんだ。っていっても、金曜日の朝は2日酔いになってることが多いムースは、遅刻していくことも多いけど。先生、ごめんなさいって感じ。

と、いつものことはともかく、じゃ、9時からは一体何をしていたのってことになるよね。これも実は前々からやっていた、発音矯正のレッスンがついに始まったの。って、今学期は個人的に何かをやるんではなくって、聴講生としてとある話し方教室の授業に参加するんだけどね。先週になって、やっと話し方の先生を捕まえたんだ。もうね、9月になってから約1ヶ月も先生を探し回っちゃった。何でかっていうと、先生の部屋が変わっちゃって、どこに移ったかわからなかったの。でね、総合受付みたいなところに何度か足を運んだんだけど、何度かは「今は受付時間じゃないから」って追い返されて、何度かは内線をかけてもらったんだけど、部屋にいなくって。ってなことで、ずーっと捕まらず。先週も、今日こそは捕まえなきゃって思って総合受付に行ったら、ムースの友達がバイトをしていて、彼女に「ねね、先生を探してるんだけど」っていったら、すぐに捕まえてくれたの。本当に不思議な話だけど、友達にいったらすぐに捕まっちゃうんだもん。でもって、先週、ちょっと話をして、今週から朝9時のクラスにおいでってことになったの。だから、今週から金曜日はまた発音矯正レッスンのはじまり、はじまり。って、先学期も、毎週金曜日は朝から英会話へ行って、それから発音矯正のレッスンを受けて、でもって、授業に行ってるって感じだったから、ムースの中では順番が変わっただけで、何1つ変わってない感じ。さらに、先生が誰1人として変わってないので、余計にそう思うのかな。

ところで、この発音矯正って何たるやといえば、話し方教室の延長線上にあるものなの。人それぞれ話し方も違うし、言い回しも、発音も違うじゃない。発音が違うっていうのは、例えば、東京出身の人と大阪出身の人では発音っていうか、アクセントが違うでしょ。人によっては東京の人が話す発音でもわからないってことだってあると思うの。例えば、ムースが生まれ育った地域では、「ひ」の発音がみんな下手だし、人によっては「ひ」が「し」になっちゃうし。これじゃ、東京出身っていっても通じないことだってあるよね。でも、全国放送のアナウンサーが話す言葉の発音、アクセントで話をすれば、出身がどこであろうと理解できるでしょ。それと一緒のようなもの。誰が聞いてもわかるような発音で、お話をしましょうっていうのがこのレッスンの狙い。もちろん、話し方も大切だし、どこで息継ぎをするかも大切だし。いうなれば、効果的な話し方の練習って感じなのかな。だから、いろいろなことについて話をするの。ムースの場合、いつも日記に書いているように初対面の人が大の苦手。だから、話をしなきゃいけないとき、すっごく緊張するの。それがもろに顔に出ちゃって大変。顔が引きつってるの。って自分でも知ってるんだけどね。まぁ、これだけじゃなく、ムースは思ったことがすぐに顔に出るから、っていうか全身に出るから、とってもわかりやすいんだけどね。だから、最初のうちはムースにとって話しやることを話して、緊張を出来る限り取り除く訓練をしてたの。でもって、何で緊張するかとかは、自己分析がかなり進んでいるムースにとってはよくわかってることだから、すべて先生にお話してね。そのとき、はっきり話をするためにもちゃんとした発音をしようって感じになって、それがいつの間にか発音矯正のようになっちゃったんだ。

それで今日は何をしたかというと、先生の友達なる人が遊びに来ていて、ってその人も話し方の先生なんだけど、その人を含めてみんなで話をしようってことになったの。でね、先生の友達なる人に会ったとき、先生が、「じゃ、ムース、ちょっと自分のことを話してよ」っていうのね。ムースにとってもっとも緊張する瞬間よ。顔が一瞬引きつったのは自分でもよくわかったの。だから、初対面の人がとっても苦手でね、いつも緊張しちゃうのっていったの。そうしたら先生が、「1度、深呼吸してから話しなさい」って。でもって、深呼吸をしてから、少しずつ何で北の国に来たかとか、その他のことを話し始めたの。だけど、いつものようにすぐにつまっちゃって。したら、先生の友達なる人がムースに質問をしたのね。それがとってもゆっくりと聞いてくれたんだ。何かね、時間の感覚が変わってしまったような感じ。こんな感じで先生の友達なる人と2、3の質疑応答をしたあとには、ムースの気持ちはすっかりと落ち着いていたの。このとき、「あっ、これだ」って思ったことがあったんだ。

それは何かといえば、ゆっくりと話すことが大切なんだって。どういう意味かというと、もし、彼女がムースに普通の速度で問いかけてきたら、ムースはきっと早く答えなきゃって思って、あせったことだと思うの。このあせりが緊張を生む結果にもなるし、緊張があせりを生む結果にもなるし。悪循環の始まりだよね。でもね、ゆっくりと話しかけられたから、あせることなくゆっくりを考えて、ゆっくりと答えたの。いつの間にか相手のペースにはまって、ゆっくりと話してた。でね、それと同時に、落ち着いてたの。これって、すごく大切かなって。例えば、イライラしたり、カッとなったときって、すごく速い速度で話をしているでしょ。だから相手もその速度に飲み込まれちゃって、早口で返してくる。そうすると、火に油を注ぐかのように、余計にイライラしてしまったり、カッとなってしまったりすると思うの。もしね、このときに、1度深呼吸をして、ゆっくりと話をしたらどうなるだろうって思ったんだ。もしかしたら、お互い落ち着いてお話が出来るようになるんじゃないかと思うの。話し相手が緊張していたり、イライラしていたりと、神経に高ぶりがあるときってゆっくりと話しかけてあげることってとっても大切かなって。もし、カウンセリングに行って、カウンセラーが早口で話しかけてきたらどうだろう。カウンセリング行くってことは話を聞いてもらいたいからカウンセラーのもとへ行くと思うのね。神経に高ぶりがあると思うの。そこに早口で話をされたら、高ぶっている神経が余計に高ぶってしまい、お話どころではなくなってしまうと思うんだ。うまくは説明できないんだけど、ゆっくりと話をすることって大切だなって思ったんだ。

まぁ、コミュニケーションの仕方に問題がかなりあるムースなので、人間の基本として大切なことでさえも日々勉強しなければいけないの。多くの人がわかってることも、いまさらながらわかるなんてちょっと遅いかな。って、ムースにとっては知らないまま過ごしてしまうよりはいいけどね。でも、基本的には何も知らなければそれはそれで幸せなんだけどね。だって余計なことを考えずに済むもの。何だかとっても複雑だな。


2003年10月03日(金)




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