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Mi Pensamiento Diario

イエローストーン国立公園

今日は書くことがいっぱいありそう。昨日の晩、日記を書き終えたあと、何気なく地図を見ていたら、ムースのいたモンタナ州の街からさらに1200km程運転したらシアトルに着いちゃうことが発覚。一瞬、明日も1200km運転してイチローや佐々木を見に行こうかな?なぁ〜んてふと思っちゃった。でも、昨日は本当にヘトヘトだったからすぐに寝ちゃった。10時に電気を消して寝ちゃったたんだから、いかにヘトヘトだったかわかってもらえるのでは。でも、それだけ早くに寝ちゃったから起きるのも早かったの。朝4時ちょっと過ぎに目が覚めちゃったの。そんなに早く起きてところでこれといってやることがないから2度寝をしたけれども、そうしたら2度寝から起きるのが大変になっちゃった。今日も朝早くに出発しようと思っていただけに気合で起きたけど。

そういえば、ムースが1人で旅行をするといつも朝が早いの。っていうのは夜これといって何もやることがないし、早く寝ちゃうから。でも友達と旅行すると朝がゆっくりかな。いつもだけど、大体夜中過ぎまでいろいろと話しているから、自然と朝が遅くなっちゃうんだよねぇ。これが遠征だと、朝が遅いというより、お昼になってから初めて今日は何をしようかという話が出るの。でもって、とりあえずはご飯を食べようってことになって、実際に活動が開始されるのは午後1時半くらいから。でも今日は1人だから7時半にはチェックアウトをして、イエローストーン国立公園に向けて出発。

ムースが泊まっていたモンタナの街はイエローストーンの東側の入り口に近い街だったの。っていってもインターステート沿いだからイエローストーンまでは270km山の中に入らなければいけないんだけどねぇ。山道の270kmは高速の270kmと違って時間がかかるんだよねぇ。でもムースの予想では3時間で入り口に着くって思ったんだ。最初は平坦な道をバンスカと走っていったんだけど、そのうちに山道に入ったの。この山道が思ったより細く険しいものだったの。運転しててちょっと恐いなぁって思ったくらい。でも、山の上の方に行ったら、まぁ景色がきれいなこと。ちょー感動しちゃった。ムースがよくいう、緑と白と青の景色。今日の青は海ではなかったけど、湖のかすかな青があったんだ。何でかすかかというと、雪で覆われていてちゃんと青い色が見えてなかったの。そらはもちろんのこと青かったけどねぇ。どれくらいの高さのところを通り過ぎていたんだかはっきりとはしないけど、多分標高3000mくらいのところを通り過ぎてたんだと思うなぁ。ムースは半袖だったけど、外にいた人とたちはみんなスキヤーのような恰好をしてたから。っていうか、そんななのに半袖で外に出てるムースは一体何なんだろうね。

この尾根のような道を通り過ぎて、雪がなくなり、緑が増え始めてしばらく走ったら、そこはイエローストーン国立公園。今日はぐるりと中を回ったけど、イエローストーンはすっごくよかった。ムースはまともな地図すら持たずにここに来たので何が何だかよくわからなかったけど、イエローストーン国立公園って温泉が多いんだね。そこら辺で温泉が沸くのを見てきたの。気分は九州は別府の地獄めぐりって感じ。青海地獄や血の池地獄のような真っ赤な温泉や真っ青な温泉があったの。温泉っていってもアメリカなので温泉卵も売ってなければ、近くに温泉旅館もないけどねぇ。地獄めぐり以外では滝を見たの。滝自体は全然違うんだけど、ムースは滝を見たときに昔流行った「ツイン・ピークス」のオープニングに出てくる滝を思っちゃった。この滝、滝のそばまで行けるんだけど、道が急なの。降りるときは勢いにまかせて降りちゃえばいいから何てことないんだけど、登るときが地獄。ムースは息を切らせながら登っちゃった。っていってもスピードはかなり早かったけど。イエローストーンって標高2400mから2500mくらいのところにあるから、ちょっと動くだけでも息が切れやすいんだよねぇ。それなのに必死になって登ってきちゃった。あとは何をしたかっていうと、生まれて初めて間欠泉っていうのを見ちゃった。温泉が噴出すのって見たことなかったから結構面白かったなぁ。 今日の観光はここで最後だったの。ただ宿泊地へ行くためにグランド・ティトン国立公園を走り抜ければならなかったの。このグランド・ティトン国立公園は明日ゆっくり見る予定なんだけどねぇ。ちらりと見た感じではかなりよさそう。何てったってある映画の撮影地らしいから。何の映画だかは明日の日記に。っていうかあまりにも有名だからみんな知ってるんだろうなぁ。

今日はワイオミング州のジャクソン(それともジャクソン・ホール?)に宿泊。この街、ちょーいい感じの街。1人で歩くのはちょっと寂しいけど、でも楽しいかな。観光の街のようだけど、街の中心は何ともいえない雰囲気。ただ1つ困ったのはどこもかしこも宿はムチャクチャ高い。これだけはちょっとまいったなぁ。で、いつものように適当ご飯を食べようかなぁって思ったんだけど、街を歩いていたら日本料理屋さんを発見したので試しに入って見たの。大体、田舎の日本料理屋さんっていうのは怪しいって相場が決まってるからねぇ。お店に入ったら、カウンターとテーブルどっちがいいか聞かれたの。1人だったしカウンターでいいやって思ってカウンターに行ったんだけど、これがよかったみたい。カウンターの中にいた日系の人に声をかけられたんだけど、その人がお店のオーナーだったみたい。日本人かどうか聞かれたから、日本人だよって答えたの。そのあとは日本のどこからとかそういったことをいろいろと聞かれたんだけど、そんなことを話していたら、お酒飲む?って聞かれて、本当は飲めないけど好意でいってくれたと思って「うん」って答えたの。そうしたらお猪口を出してくれて、何だかよかったなぁ。でもってムースはお店のスペシャルのような巻物と納豆巻を頼んだの。そうしたら、納豆巻を頼むなんて日本人だよねぇっていわれちゃった。でもね、ここからすごいことが起こったの。ムースにご飯と海苔と納豆をタダでくれたの。明日の朝にでも食べてっていって。お酒もタダだったし、納豆セットもタダ。マジでビックリ。すっごくうれしくなっちゃった。だって納豆を食べたのなんて、今年のお正月、実家に帰ったとき以来だもん。お寿司を食べ終わったあとも、あがりいる?って聞かれたし。っていうか、ムースはあまりお茶を飲まないから、あがりを出してもらってもほとんど捨てちゃうことになるし、もったいないからねぇ。そういえば、その日本食屋さんはアイダホ・フォールズってところにもあるっていってたなぁ。そことジャクソンにあるみたい。ちょー親切にしてもらったから、今日の夕飯は最高だったの。1人で旅行をしていると、ご飯を食べるのが寂しくてねぇ。ムースはそれだから、あまりレストランに入らないけど、今日のような感じだったら1人でレストランに入ってもいいかなぁって思っちゃった。参考のために日本食屋さんの名前は「Sato's Sushi & Tempura」で住所は「265 West Broadway」です。もし、ジャクソンを訪れることがあったら行ってみるといいかも。親切に対応してくれると思いますよ。っていうか、ムースにはとっても親切でした。

今日は昨日と違って遅くまで起きてるなぁ。明日の朝はゆっくりしようかな。っていうのはムースには睡眠が必要かも。だって今日は何気に12時間も運転してたんだもん。もちろん、昨日のように11時間ほぼ連続って訳じゃないけど。でも、いくら途中で観光してるからといって、12時間以上の運転は疲れるなぁ。


2003年06月14日(土)




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