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Mi Pensamiento Diario

初雪

いけない、いけない。30分だけ寝るつもりが3時間半も寝ちゃった。うぅ〜ん、やっぱり疲れてるんだろうなぁ。今日朝1番の授業が終わったあと、図書館で試験勉強をしていたときも2回居眠りをしてしまったし。眠くて眠くてたまらないって感じ。春眠暁を覚えずっていうんだったら風情があるけど、初雪眠りから覚めずっていうんじゃマッチ売りの少女が凍え果てて息を引き取ってしまったみたいだもんね。
今日ここ北の国に、この冬初めての雪が降ったの。朝、学校へ行く前に見た天気予報ではどこもかしこも雪のマーク。今日は雪が降るのかなぁーなんて思って家を出たの。アパートの階段を下っているときに道路を見ると一面濡れているようだったから、なぁ〜んだ、まだ雨のままじゃんって思ってたんだ。でも外へ出て周りを見回したらビックリ。外に止めてある車の上には昨日の晩から降り積もった雪があるんだもん。ムースが自分の車のところまで行くと、車の上には雪が少し積もってたの。それを払いのけてから学校へ行ったんだ。その途中、周りの家を見るとどこの家の屋根も雪で真っ白。道路には雪が積もらなかったけど、他のところは雪で白く覆われていたの。去年も今頃初雪だったけど、ちょっと舞っただけだった。それと比べると今年はまともな初雪だったなぁ。天気予報を見てるとどうやら5、6cm降ったみたい。いよいよ北の国に本格的な冬が来たって感じ。一体秋はどこへ行ってしまったんだろうって思うけど、ここには秋らしい秋がないから。ついこの間まで暑いなぁって思ってたら、いつの間にか寒くなって、気温は氷点下まで落ちるようになり、雪が降る。夏から冬に変わるときは去年もこんな感じだった。北の国2年目のムースはこんな季節の移り変わりにもちょっと慣れたかな。今朝は雪のせいか気温はあまり落ちず、学校へ行くときは−1℃だったから、まだマシだったかな。ただ風が冷たいからちょっと寒いって思ったけど。
そうそう、ここに住んで2年目になったせいか、去年とは1つだけ大きく違うことがあるの。それは今だに暖房を使ってないんだ。信じられないかもしれないけど、今だにストーブは使ってないの。去年は部屋にいると寒くて寒くて毎日凍えていたのに、今年は外がすでに氷点下になっているのに、雪も降ったのに、今だにストーブは消えたまま。しかも部屋の中では半袖のT−シャツにパーカーと薄着のまま過ごしてる。たまに寒いなぁって思うけど、別にストーブをつけるくらい寒くなってもないかなって思うし。ただ効きの悪いセントラルヒーティングが1日に2、3回、ほんの1分くらいついているみたい。たまに蒸気が出てくる音がするし、パイプをハンマーでカンカンと叩くような音が聞こえてくることがあるから。もしセントラルヒーティングが1日中ちゃんとつくんだったらこの部屋にストーブなんていらないんだけどね。この部屋のセントラルヒーティングはただの飾りだから。それに1分くらいついたところで部屋が暖かくなる訳じゃないから。すきま風の多いこの部屋では冷たい風が入り込む以上に温かい空気を作り出さなきゃいけないのにね。多分、去年のムースだったら今部屋の寒さにカタカタと震えてるだろうなぁ。それくらいこの部屋は寒いから。部屋の中に寒暖計がないからわからないけど、10℃あるかないかなんだろうなぁ。きっと。もし、今ここに友達が来たらあまりの寒さに震え上がってると思う。だって東京の冬より寒いっていうのに、ストーブをつけてないんだもん。どうしてストーブつけないの?って聞かれそう。もうちょっと寒くなったらストーブをつけるけどね。今はまだつけなくても大丈夫じゃないかな。本当、慣れって怖いものだ。
今、英作文のレッスンで感想文みたいなものを書いているんだけど、授業中可笑しいなぁって思うことがあるの。それはムースが書いたものを先生が読みながら添削してくれるんだけど、いつも何でこう思うの?って聞かれるの。どうしていつも何で?って聞かれるのかっていうと、ムースが書いたものを読んでいると、何でそう思ったのかがわからないっていうの。どうも話が飛んでいるみたい。そしてその度にいわれるのは、これはもうちょっと説明しないと読んでいる人には何でそう思ったかが伝わらないよって。もちろん、その場で先生には口頭で伝えるから彼女にはムースが何をいいたいか、どうしてそう思ったのかがすぐに伝わるんだけど、文章からそれを掴みとるのはかなり難しいらしい。それを考えると、この日記もそうなんだろうなぁって思って。ムースの中では、誤字・脱字を除いて、何度読んでも書いてあることはつながってるんだけど、読み手からしたら話が飛んでいるんだろうなって思えるんだ。ムース自身、今日はまとまらないとか、うまく書けないって思う日は自分で思うくらいだからかなりまとまりがないと思うけど、それ以外の日でこれをいいたいなぁって思うときに、何でそう思うの?とか、何でそう考えたの?っていうようなことが飛び飛びになっていたらちょっと残念だなぁって思うんだ。
文章にはいろいろとあると思う。何度かこの日記の中に書いたことがあるけど、昔の文学者が求めたように、読者に読解力を求める文章が1つ。読者がどう思うかではなく、作者の意図はどうであるかを掴み取ることが必要な文章っていったらいいのかな。だから読者に読解力を求めるっていうと思う。もう1つは誰が読んでもわかる文章。ただ文章は公開された時点で読者のものになるから、読者が思うように解釈をすればいいもの。これは作者がどういう意図で書いたってよりも読者がその文章を読んでどう思ったかが重要である文章。これは読解力を求めるんじゃないから、話が飛んでいたりしちゃダメだと思うし、読者が容易に場面を想像できなきゃいけないって思うんだ。で、ムースがどちらの感じの文章を書こうとしてるかっていうと、後者なんだけど、どうもそれがうまく機能してないみたい。今書いている感想文を読んでいるときにムースが先生にいわれていることを考えると機能していないっていうのがよくわかる。何かを伝えたいなぁって思うときもあるから、ムースはこう思ってるってことがてうまく伝わってくれればいいんだけどねぇ。自分の頭の中では完結している文章も他人の目から見たら足りないことがたくさんあったり。文章で伝えるって本当に難しいよね。そう思うと、ネットで小説を書いている人たちなどはすごいなぁって思う。公開するまでに何度も推敲すると思うけど、辻褄の合う話を1つ書き上げちゃうんだから。きっとムースが小説を書くとすべての話が急展開なんだろうなぁ。そして読んでる人はその話の展開についていけずに読んでいてもただ疲れるだけになりそう。この日記も話が急展開しすぎだろうなぁ。なんてったって思ったことを思ったままに書いているから1日の出来事でも時系列がムチャクチャだし。たまに話題がとんでもない方まで広がっていっちゃうし。もうちょっと話題を絞って書くと構成のいい日記になるのかな。あとは説明をたくさん加えるともうちょっとわかりやすい文章になるのかもね。口頭でも文章でも人に何かを伝えるって本当に難しいことだね。

あぁ〜今日こそは試験勉強しなきゃ。今日の試験のことはいつもと一緒でボロボロだからどうでもいいけど、金曜日にある試験の勉強は昨日、今日あった試験とは違って1度も復習したことない教科だから必死に勉強しないとまずいよー。今晩と明日がちょー重要だから明日の練習サボっちゃおうかな。宿題もたまってるしなぁ。今週の土曜日も試合で250km近く離れたところまで遠征するらしい。っていっても1試合だけだからお泊りはしないみたいだけど。それもどうしようかなぁ。宿題が…。先週末に飲み歩いたツケがやっぱり回ってきた。やることだけはしっかりとやらないと。それにしてもいつになったらツケが回ってこないような余裕のある快適な生活が送れるんだろう?学習って言葉を知らないムースはいつも同じ失敗ばかりだよ。早く学習って言葉を学ばないといけないなぁ。


2002年10月16日(水)




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