今日、いつものようにネットをフラフラしてたら、日本航空と日本エアシステムの経営統合についての書いてあった新聞が3紙あったのね。朝日とナベツネと日経なんだけど、思わず全部読んじゃった。だって興味あったんだもん。今のムースは日本航空にも全日空にも日本エアシステムにも乗ることはないけど、もし何かの用事で北海道へ行かなきゃいけなくなったとき、どれかの航空会社を使っていかなきゃいけないもんね。その時に東京−札幌の往復の値段が6万円とかっていわれたら困っちゃうもん。 格安と正規の飛行機の運賃を比べてこっちが高いとか、こっちが安いっていうのはナンセンスかもしれないけど、でも今って東京−札幌の正規往復料金より東京−ロサンゼルスの往復の方が安いでしょ?これって変だと思わない?東京から北海道への2泊3日のツアーの値段と普通に飛行機で往復する値段も同じくらい。これも変な話。東京−札幌便っていうのはドル箱路線だから、どんなに値段を上げても人が乗るもんね。だから航空会社も値引きをしないと思うんだけど、やっぱりロサンゼルスへ行ったほうが安いっていうのは腑に落ちないんだ。 例えば、東京からロサンゼルスへ行く便はいくつもの航空会社が参入してるよね。日本の会社もあれば、アメリカの会社もあるし、他のアジアの国の会社も就航してる。っていうことは、一応市場の原理が働いて競争ってものが起こるよね。価格競争でもあり、サービスの競争でもあったり。当然、お客さんの立場からすれば、安くて快適な空の旅ができる航空会社を選ぶようになると思うんだ。まぁ、今はどこの航空会社のサービスも50歩100歩いった感じだから、その人の好みの航空会社を選ぶと思うんだけど。その時に4万円でいける外国の航空会社と10万円する日本の航空会社のどちらを選ぶっていうことになると、多くの人は外国の航空会社を選ぶと思うの。だって日本の航空会社を使ってもメリットが何にもないんだもん。今は外国の航空会社を使っても必ず1人は日本人の客室案内係(パーサーやスチュワーデス)が搭乗してるじゃない。だから、いくら英語が話せなくたってアメリカへだったら行けちゃうもんね。空港でも日本語を話す人がいるから入国審査も問題ないしね。ムースはね、預けていた荷物を取って、税関を出て、そのときになって初めてあぁー外国来たんだぁーって思うの。だって、それまではすべて日本語なんだもん。ってことは、何も高いお金を出して日本の航空会社を使うメリットって本当にないと思うの。まぁ、事故があったときはそのメリットが生かせると思うけど、これはあってはいけない話しだから除外するね。ってことはいつも満員の外国の航空会社とガラガラの日本の航空会社っていう図式が自然と出来上がって行っちゃうと思うんだ。これねぇ、本当によくないことだよ。 今日の社説を読んだ時、ムースが昔勉強したことを思い出して、ちょっと検索してみたの。そうしたらね、日本航空のHPにぶつかったんだけど、その中に書いてある事は時代錯誤もいいところだなぁって思っちゃった。「現在の日本航空・全日空・日本エアシステムの3社体制は、昭和45年(1970年)の閣議了解「航空企業の運営体制について」と、その後の所謂「ロッキード事件」を挟んで出された「(閣議了解の)航空企業の運営体制を・・・具体化する」昭和47年(1972年)運輸大臣示達に基づいて作られて、30年後の今日に至っています」だって。バカみたいね。この昭和45年の閣議了解と昭和47年の運輸大臣示達でできた航空行政の体制のことを45・47体制っていうんだけど、今だに30年も前に決まったやり方で今のこの国際社会を渡っていこうとしてるんだから本当に寝ぼけてるよねぇ。それにね、日本の航空会社って外に向かっていこうとしてないみたいなの。内に内にって感じがする。一生懸命、国内線の路線拡張に走るのもいいけど、海外の路線はどうするんだろうねぇ。ムースが知る限りだと、路線拡張って話より、撤退って話の方をよく聞く気がするんだけど。こんなことやってると、そのうち日本向けの路線ってみんな外国の会社になっちゃうような気がする。国内路線だけは、政治の力でどうにか確保できるだろうけど、他はもうダメだよね。 日本の空港なんてアジアのハブ空港(中心となる空港)へ向かうための中継点の1つになってるよね。成田空港問題でガタガタやってるうちに他のアジアの国はアジアのハブを目指して大きな空港をどんどん作ったでしょ。韓国だって金浦空港から仁川空港になるんだっけ?香港も新しいところに飛行場ができたよね。シンガポールのチャンギ空港なんかは世界で1番大きい空港じゃなかったっけ?滑走路だって4本持つのが当たり前のようになってるし。成田はこの間やっと2本目でしょ?羽田でさえ3本あるのにね。中部国際空港とかいったバカげた飛行場を作るより、ハブとなる空港が必要なのにね。立地的には日本って恵まれてるのに…。ムースが思うに、このままだと格安航空券が世の中に出回った頃のように、海外へ行く人は香港かソウルで乗り換えっていう日がまた来るんだろうね。本当に航空政策はお粗末さまです。
この間は文部科学省に文句をいいましたが、今日は国土交通省に文句をいってみました。っていうか、本当は公正取引委員会に文句いわなきゃいけないんだけど…。実はこの日本の航空政策についてなのですが、遠い昔にムースは勉強したことがあるの。っていうか専門だったの。自分でも忘れていた過去だったんだけど…。ムースが昔、経済学部に在籍してた時に入ってたゼミが交通論で、先生は規制緩和のことを専門にしてたんだ。ムースは飛行機に興味があったので、日本の航空政策を専門に勉強したんだ。っていっても途中から学校へ行かなくなっちゃったんだけど…。でも、何冊か本を読んでレポートも書いているから今でも45・47体制のことや、今日は書かなかったけど以遠権のことについても勉強したんだ。ハブ化についてもしかり。ムースが経済を勉強していた頃からアジアのいろいろな国はアジアのハブになって経済を活性させようとしてたのに、日本は落ち行く一方だよね。その間に冬季オリンピックだって開催されてるんだし、今年はW杯も開催されるっていうのにねぇ。 さっきからハブ化っていうことを書いてますが訳わからないと思うので簡単に説明をします。これを読んでる人はコンピュータのことについてだったらわかる人もいるだろうから、そっちに例えた方がわかりやすいかな?ネットワークに詳しい人だったらハブと聞けばすぐにわかると思うけど…。日本語でいうと中心っていう感じかな?例えば四国の人が東北へ飛行機で行こうとすると羽田で飛行機を乗り換えるよね。何でかっていうと羽田空港には日本全国津々浦々から飛行機が飛んできて、散らばっていくから、羽田へ行けばどうにかなるでしょ。羽田空港のようにいろいろなところから集まってきて、散らばっていく中心的な空港のことをハブ空港っていうの。でね、アジアのハブ空港になるってことはヨーロッパやアメリカから来る飛行機がすべて日本行きで、アジアの他の国へ行く人はそこで乗り換えなきゃいけないような空港になるってことなの。日本人にとっては便利だよね。っていうか便利っていうひとことだけで片付かないけど。経済効果もあるし、価格競争も起こるから、海外旅行が安くなるし。支離滅裂になっちゃうからもうこれ以上書かないけど、メリットはたくさんあるんだ。もちろん、デメリットだってあるよ。今は思い浮かばないけど…。 日本にこういう飛行場があればいいなぁーって思ったんだ。 今日は昔勉強した、ムースの専門についてちょっと触れてみました。 |