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Mi Pensamiento Diario

奥の細道

昨日かなり遅く寝たから、今日はお昼まで寝ちゃった。本当、昨日のデフラグには参っちゃったぁー。だって、日記第2部を書き始めたのは2時半だし、寝たのは3時半だったのね。ってなことで、今日は寝起きからちょっとお疲れモード。本当だったら今日は試験勉強しなきゃいけなかったんだけど、何にもやらず、ボーっと1日を過ごしちゃった。でも、連休に救われてるかな。だって本当だったら明日は学校なんだけど、イースター休暇で明日もお休みだから。だから明日ゆっくりやればいいし。よかったぁー。

そういえば、ついこの間まで痩せてるぅーっていったけど、ここんとこ食欲旺盛で困っちゃうくらいなの。大して動いてもないのに食べてばかり。今日も寝起きから、ベーコン焼いて、目玉焼き作って、それをベーグルに挟んで食べてたんだ。ちょっとしたベーグルサンドだよね。それにはチーズも挟んだけど、何だかカロリーの高い、油ギトギトのものを寝起きから食べてるよねぇ。我ながら感心しちゃう。ムースねぇ、自分が肥えてきてる時って、自分の体がちょっとずつ重くなってるのがわかるのね。ってみんなわかるか。でね、意を決して体重計に載ったの。まだ1.5kgしか増えてなかったからよかったんだけど、何となく重い感じがしちゃってイヤ。かといって、元に戻すと疲れやすくなりそうだし…。今、複雑な気分なの。最近、甘いものばかり朝から食べてるから太ってるんだろうなぁ。お酒やめて、まさか食べるものまで変わるとは思わなかったけど。っていうのは、ムースの甘い物嫌いってちょー有名だったのね。もし、ムースがケーキなんか食べようものなら「ムース、どうしちゃったの?」って聞かれるくらい。それくらい、甘いものが苦手だったのに、今は朝からスイスロールをパクパク食べてるし…。もしかして疲れてるのかな?体が疲れてると、自然と甘いもの要求するしねぇ。うぅ〜ん、どうなっちゃったんだかわかんないけど、不思議な現象だぁ。

そうそう、今日は久々にオンライン小説探ししたんだぁ。今日もいい短編読ませてもらいました。短編だからあっという間に読んじゃったけど、心に響いたなぁー。今日のはウルウルしなかったんだけど、心にズシーンってきたの。今日読んだのは登校拒否してた高校生と美術の先生の話だったんだけど、いいんだよねぇ。ムースは絵って描けないから、絵が描けるって設定だけでもいいなぁーって思っちゃう。なんてったって、ムースが犬を描けば、馬だか、キリンだか、犬だか、象だか、訳のわかんない絵にしかならないから。見た人は足が4つある物体としか思わないんじゃないかな。それくらい下手なの。だから、その小説の中で油絵を描くってところがあるんだけど、うらやましくってしょうがない。でねぇ、その先生がいい感じなの。この先生に会ったから私、変わりましたっていえちゃうような人だったんだぁ。久々に新しいオンライン小説を読んだけど、ヒットだったからよかった。多分、出来事が身近なものだから、それだけ物語の中にも入っていけるんだろうねぇ。ちょっとそんな気がしちゃった。っていうのは、ハーレクイーンロマンスみたいな小説って、現実離れしちゃってるじゃない。まぁ、それがアメリカっぽくていいって人もたくさんいると思うけど…。イギリスにいた時に、アメリカのメロドラマとイギリスのメロドラマの違いっていうのを授業でやったのねぇ。メロドラマって言葉が正しいかどうかわかんないけど…。なんだろう、昼ドラっていった方がいいのかな?まぁ、何でもいいけど…。とにかく、メロドラマの違いなんだけど、アメリカのメロドラマはとにかくゴージャスだっていうの。でね、イギリスのは貧乏臭くって人間臭いって。いわれてみれば確かにそう。ムースねぇ、スカパーで「サンセットビーチ」っていうドラマをよく見てたんだけど、ちょっと現実離れしすぎって思ってたもん。それはそんなにゴージャスじゃないんだけど、でもちょっとゴージャスかな。でね、基本的には美男美女ばっか。だから全体的には、現実離れしてるーって思うの。それに引き換えイギリスのメロドラマの代表は「イーストエンダーズ」ってやつだったのね。ムースはこれって1、2回くらいしか見たことないし、何いってるかわかんなかったから、どういう話だかわからないんだけど…。先生曰く、人間臭いらしいです。確かねぇ、舞台はロンドンのパブだったと思うんだ。「イーストエンダーズ」ってくらいだからロンドンのイーストエンドの話なんだよねぇ。でねぇ、これはゴージャスじゃなかったってことだけは覚えてるの。日本の昼ドラって身近なものが多いじゃない。イギリスのもそんな感じなの。やっぱり、こういうのは現実に起こりそうっていう方が中に入っていきやすいんだよねぇ。まぁ、物語の中に入っちゃえば、多少現実離れしてても気にならないんだけど。

今日はねぇ、久々のオンライン小説で味をしめちゃって、勉強もせずにネット上にある作品を読んでたの。でね、その第2弾が松尾芭蕉の「奥の細道」。はっ?って思うでしょう。でもねぇ、旅人のムースにとって、旅行記って好きなものの1つなの。前にねぇ、読売新聞で連載してた黛まどかの「スペイン俳句巡礼」っていうのを毎週楽しみにしてたこともあるし。ちなみに今は「星 の旅人−スペイン「奥の細道」−」っていう本になってるんだ。何でこれを楽しみにしてたかっていうと、もちろんムースがスペイン好きっていうのもあるし、サンチアゴ・デ・コンポステーラに行きたいと思いつつ行かなかったっていうのもあるんだけど、この中でパウロ・コエーリョって人が書いた「星の巡礼」って本を読んだって書いてあったのね。実はムースもこの連載が始まる前に「星の巡礼」を読んだことあったから、ちょっと引かれたの。この「星の巡礼」って本なんだけど、スペインにある巡礼の道ってところを旅してるときの話なのね。黛まどかはこれを読んで巡礼の道を歩こうって決めたんだと思ったけど…。巡礼の道って日本でいうと霊場巡りみたいなものなのかな?で、ムースがこの「星の巡礼」と本屋さんでめぐり逢ったのは、普通の本のコーナーじゃなくて、別のコーナーだったの。でね、これを読んでみようと思ったのは、別にスペインの巡礼の道のことが読みたかったんじゃなくて、翻訳者の名前を見て、これ読もうって決めたんだぁ。山川紘矢・亜希子って人が翻訳をやったんだけど、ムースねぇ、以前にこの翻訳者の本を薦められて読んだことがあるの。「行間の話」や「出会いは偶然じゃなく必然」といった、この日記に何度か登場してるムースの友達、マリリンに薦められたの。ちなみにマリリンはHNでなく、ムースが彼女のことを本当にこう呼んでるんです。でね、そのマリリンに何を薦められたかっていうと、TV「奇跡体験!アンビリバボー」でも紹介された「前世療法」っていう本なの。これをTVで見たときには、ちょービックリしちゃった。TVに向かって「読んだぁー」って叫びそうになっちゃったもん。でね、その「前世療法」だけど、輪廻転生についてのことが書いてあるって思ってもらえばいいかな。これを読む前からムースは輪廻転生についてはちょっと興味があったんだけど、これを読んでからは信じるようになったんだぁ。だからいつだったかの日記じゃないけど、酔っ払って輪廻転生について話してたってことがあったの。最初に輪廻転生についてちょっと思ったのが、中国へ行ったときに雍和宮っていうラマ教のお寺にいったときなの。そのときにいろいろとラマ教について教えてもらったんだけど、ラマ教って輪廻転生を信じるらしいんだ。でね、その時はへぇーって聞いてたの。だってムースの頭の中には四文字熟語は「焼肉定食」以外の難しい漢字は存在しないから。それがねぇ、アダルトチルドレンの本を読み漁ってもう読むものがなくなったっていったころに、マリリンから「前世療法」を読んでごらんっていわれて読んだんだ。これがねぇ、思わずのめりこんじゃった本なの。と同時に輪廻転生については信じるようになったかな?輪廻転生って書くとちょー宗教チックでいやなんだけどねえぇ。言葉を変えれば、生まれ変わりだしいいかなって思って。日本も仏教徒が多いし、普段の生活の中でも生まれ変わりを信じるようなことってみんないうもんねぇ。「今度生まれてきた時は、結婚しよう」とか。ちなみに、ムースは無宗教人間なので引かないようにお願いします。長々と関係ない話が続いちゃったけど、スペイン版の「奥の細道」にたどり着くまでにはこれだけの出来事があったの。で、今日はついに本家本元の「奥の細道」を読み始めたんだけど、いいと思っちゃった。何で、高校生のときにこういう面白いのに巡りあわなかったんだろうって思う。そしたら古文だって1回くらいは赤点をとらないことがあったかもしれないのに…。おかしな話なんだけど、高校生の時に赤点以外とったことない教科って、英語や古文、美術なのね。美術は赤点っていっても、絵を描いて赤点もらったんじゃなくって、筆記試験の方ね。って絵もちょー下手だったけど…。でもねぇ、これらの教科、おかしなことに今結構興味持って勉強してるんだよぉー。ムースねぇ、ルーブル美術館も行ったことあるし、オルセー、ウィーン、オスロ、プラド等いろんな美術館へ行って絵を見たことあるんだぁ。ってことは、いかに授業がつまらなかったかってことがよくわかると思う。興味をもてる教科だったのに、興味を根こそぎもっていかれちゃったのかな?ってそんなことはどうでもいいんだけど、今日は「奥の細道」をちょっとだけ読んだんだ。っていうのは、試験勉強をしようと思って日光の男体山のことを詠んだ歌のところで止めたの。日光好きのムースなので気分よく読むのをやめれたの。

普通、ここで読むのをやめたらそのまま試験勉強するじゃない。ここまで試験、試験っていってるんだから。でも今日はなぜかそのあとも本を読んでしまったの。で、何を読んだかというと森鴎外の「舞姫」。高校時代に教科書に載ってるのを読んで以来、久々に読んじゃいました。そうそう、この「舞姫」なんだけど、ムースねぇ、勘違いしてたみたい。ムースの記憶の中では、ラストシーンは主人公の豊太郎が別れを告げずに船に乗って日本へ帰ってしまって、エリスが泣きながら港へ行くってものだったんだけど、全然違いました。何かと勘違いしてたんだね。それにしても、久々に読んだ「舞姫」はよかった。旧仮名遣いで書かれてるからちょっと読むのは大変だったけど、短編小説だから集中力を1、2度切らせただけで、読むことが出来たらよかった。って短編なのに集中力が切れちゃう自分がちょっと情けないけど…。でね、森鴎外の本だけど、多分ねぇ、他は読まないと思う。だって森鴎外ってちょーエリートだったし、エリートの話って読んでてもムースにはピンと来ないから。もうちょっと泥臭い方がムースにはお似合い。それと旧仮名遣いはちょっと厳しいなぁ。今日は「奥の細道」を読んだあとだったし、頭が麻痺してたから旧仮名遣いでもOKだったけど、普段だったら間違えなく拒絶反応。あのねぇ、森鴎外は何となく難しく感じるの。夏目漱石の本を読んだって難しいって思わないのに、森鴎外はそう感じちゃう人なの。だからよっぽど気が向かないと他の作品は読みそうにないなぁ。そうそう、今ねぇ志賀直哉の「城崎にて」も読みたいんだけど、これはまだネット上にないみたい。著作権の問題なのかな?ムースねぇ、「城崎にて」を国語の時間にやったから、そのあとすぐに行った山陰・九州旅行の最初の宿泊地を城崎にしたの。で、城崎でゆっくりと温泉につかってきたんだ。考えてみれば、このときムースのマイブームは温泉めぐりだったんだ。世の中に温泉ブームが訪れる前だから、どこもそんなに混んでなかったし。うぅ〜ん、考えてみると短編ばかりが名を連ねてるよねぇ。たまには長編も…って思うけど、今は長編を読めそうな感じしないし。

今日はこんなことばっかやってたから、結局試験勉強しなかったんだ。ダメな学生さんだよねぇ。っていっても、「奥の細道」を読んでちょっとだけ賢くなったし。1つ言葉覚えたの。歌枕って言葉覚えたら大満足。1つ賢くなった気分だし。芭蕉の詠んだ「剃り捨てて黒髪山に衣更」って歌の黒髪山。これが歌枕なんだってねぇ。源頼政って人が「身の上にかからむことぞ遠からぬ黒髪山に降れる白雪」って詠んでるらしいから。考えてみれば、ムースねぇ、百人一首の試験も0点に近かったから和歌とか全然知らないんだ。しかも百人一首の試験って冬休み明けすぐにあって、ある点数以下の人は一首につき10回原稿用紙に書いて提出しなさいっていわれてたのに、それすら書かなかったんだ。で、提出期限が過ぎてからも、とにかく出しなさいっていわれ続けて、学年末の試験が終わって北海道に旅立つ前に先生に出したんだ。そういえば、先生、うれしそうな顔してたなぁ。やっと書いたかぁっていって。落ちこぼれムース、先生に多大なる迷惑かける。そんな感じだねぇ。っていっても、ちゃんと百人一首を書いて提出したから、試験の点数、ちょっと下駄履かせてくれたし。そのおかげでちゃんと進級できたし。って実は北海道から帰ってきて学校へ行ったら、担任の先生に進級できるかどうか心配してたのに北海道なんかに遊びに行ってるなんて…ってちょっとだけあきれられちゃった。でも、先生、笑いながらいってたからOKでしょう。ムースが学年唯一の落第生にならずに済んだぁーって喜んでたみたいだし。

前回の試験では運に救われたから、今度は実力でいい点取らないと。明日こそは勉強しようーっと。


2002年03月31日(日)




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