多感なお年頃、ついに三十路突入いたしました。
これから先もローリングストーンしながらトーキンバゥマイジェネレーションだよ。
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| 2009年11月23日(月) | 事件に巻き込まれなかった話。�� |
今日は、大きな話題があったよ。
―今回はどこにどう差し支えがあるか分からないから、
ちょいちょい固有名詞を伏せてお送りするよ。
たぶん差し支えないだろうけど、本当かどうかわからない部分もあるし、
なにしろ私ったら口が悪いからさっ。
仕事中にね、着信アンド留守電にメッセージがあったんだ。
「Ｍ黒警察署、刑事課のＨ田と申します。
おうかがいしたいことがありますので、またお電話します。」
えっっ、警察、刑事課！？
Ｍ黒区に住む友達知り合いを思い出す。でも刑事事件を起こすような人は居ないし、
ましてや私に連絡が来るほど近しいこともない。
・・・妹？そういや同居中の妹が昨夜は帰宅しなかった。
外泊時は生存確認のために一報入れる約束なのに。あいつの身に何か起きたのか？
もう気が気じゃないよね。1時間後、ちょいと手の空いた隙に折り返し電話をしてみる。
Ｈ田さんにつながる。
Ｈ 「Ｔ田という男をご存知ですか」
私 「ああ！あのＭ崎の人」
Ｈ 「そうです。その男が、逮捕されましてね」
キュルキュルキュル・・・・
去る9月22日深夜、23日明け方。
独り代官山の Ｕ というクラブに遊びに行った帰り道、
駅に向かう路上で私に話しかけてきたのが、Ｔ田という男なのでした。
この時間に開いているカフェはありませんか、と男は話しかけてきた。
男曰く、彼は広告を作る仕事をしていて、Ｍ崎県知事との仕事のために月に何度か東京へ来ているそうな。
この夜はスタイリストやらカメラマンやらと近くの Ａ というクラブで遊んだ後
こっちの Ｕ に移動してきて、仲間らはまだ店内に居るのだけど自分は疲れて出てきた、
が財布も車のキーも人に預けてある、困ったので開いている店があったらそこで待ちたいのだと。
見た目40歳前後、太っちょ、メガネ、ちょんまげ。まるで現代美術家のＭ上隆をそっくり真似した格好。
9月下旬にＴシャツ一丁。
何も持たず、ってね。うさんくさいな又はアホかなと思ったよ。Ｕ にはカフェ併設してるしね。
だいいち Ａ ってクラブも好きじゃないんだ、特に客層がちゃらいっていうか。
その Ａ から来たひとだからね（ってこれはとても個人的な偏見？いやホント！）。
しかし私の小っちゃな好奇心はこの男の話に耳を傾けてみたんだね。
久々に独りで夜遊びに出かけた日で、そこには冒険も付き物って思っちゃうでしょう。
クラブ内では結局淡々と踊るのみで誰とも会話をしていなかったし。
もし本当に困っているのなら、電車が動き出すまであと10分ほどあったから、
そこのコンビニであったかいお茶を買ってくれるなら、ちょっとぐらい時間潰しに付き合おうかと私は言ったんだ。
でも財布も持っていないと言う。ちっ、と思いながら私はあったかいおい茶を二人分買ったのさ。
路上のヘリに腰掛ける。男は自分のことを話す。Ｈ報堂から独立したとか、
明日はチョコレートのＣＭ撮影でＫ泉今日子と会えるだとか。
もちろんナンパトークもあったよ。じゃあ、心理テストです、とか言って。
このへんが決定的にうさんくさかったな。女子が占い好きだというセオリーですか。へー。
ぜんぜん面白くないので、10分して私は帰った。
お茶のお礼をしたいと言われて、連絡先を交換して。
どうせ時間が合うことはなかなかないだろうし、でもごはんや人脈はないがしろにはしないぞ、なんて思ってね。
それから2週に1回ぐらい、お誘いがあった。でも決まって22時や23時からというので、
それは無理ですって断っていたんだ。
キュルキュルキュル・・・・（次の日へ続く）
