傷んだあたしの髪を笑いながら撫でた手さりげない仕草で図々しく絡めた指先かけひきの途中で偶然となり合った頬嘘みたいな言葉を(あるいは嘘を)いくつもつぶやく唇すこしのびてやぼったい髪の毛時々怖いくらいまっすぐみつめる瞳あたしだけが知ってると思ってたあたしだけしか知らないと思ってた嘘をついてたのはあなたでそれに気付かなかったのはあたし