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■ 水曜 女と愛とミステリー
一番チンピラ風味で悪党面っぽかった彼が実は一番善人でした。とかいうオチに軽い衝撃を受けつつ(いや、途中途中しか見てなかったので余計にな) 川島なお美はどうしてあんなに大仰な演技なんだろうとか(特に終盤クライマックスは見ていて芝居か演劇かこれは!?とか思ったよ。シェークスピアが浮かんだわ)、専ら明るい役を演じているか「渡る世間」での泉ピン子しか知らなかったので、今回の泉ピン子怖ぇよ。とか思ったり(同じく終盤クライマックスの入り、すげー怖かったです。あとはがなってるだけだったので全然怖くなかったですが。あそこはがならず静かに淡々とやった方がより切実になったんじゃないだろうかとも思いますが、それこそ彼女のキャラじゃないのかなとも思うし)、この枠のドラマはどんどんネタが重く重くなっていくなとげんなりしてみたり。 いやしかし、彼が最後にあんな好青年になるとは思っても見ませんでしたよ。疑ってごめん。つーか外見で判断してゴメン。
でも、この枠って始まった当初は男女の愛の機微を織り交ぜた軽いミステリー色が強かったのに、何時の頃からか男女の愛憎劇を織り交ぜた重いシリアスなミステリー色が強くなってきている気がします。始まった当初のあの軽さに戻ってほしいんだがな。 愛憎とかそういうのは昼メロで充分だし、重いミステリーは火サスだの何だの他にもあるし。
あー、そういう面で行くと、この間やっていた「雇われ女将」は死人が出なかったので良かったかなー。 いや結構ぶっすりいってますよ何で助かるの普通なら致命傷だよねそこ!?とか、この救急車いつまで走っとんねん!とかツッコミたいところは満載だったのだけれども。キャスト陣が安定した演技で魅せてくれましたし、シナリオも重すぎず軽すぎずで良かったと思いますよ。2つ3つの謎を織り交ぜれば死人が出なくてもドラマには出来るんだよね。結構後味の良いドラマでした。お昼のホームドラマのエキスとぎゅっと絞ったらこんな感じかしら、みたいな。
その点、笑うところは笑ったけど「おネエ旅」の方は後味悪かったなー。 KABA.ちゃんの演技は別に問題なかったし、筧利夫との絡みも(彼は真面目に演じれば演じるほど笑えてくるのは何故なんだろう)面白かったんだけれども、内容がなー。 サスペンスだから殺人ありき、なのは仕方がないのかもしれないけれど、↑のような例を見たりすると、もうちょっとこう、明るく後味良く見られる作品は作れないものかねチミ(誰)とか思ったりしますですよ。 でも、この作品は結構面白かったので、是非次回作を期待したいです。あぁ、もちろん、「雇われ女将」のほうもな。
……まさか、今回のこのヘルパー春子の潜入記までシリーズ化はせんだろうな(キャストが結構豪華だったので何となく気になるよ……(笑))
2005年02月23日(水)
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