冒険記録日誌
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2016年12月30日(金) |
クラシックミニ ゲームブック |
最近発売されたニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ、通称ミニファミコンが未だに手に入りません。 今でも現役ファミコンでドラクエ2やソロモンの鍵を遊んでいる人間だけに、すでに満ち足りているので、別に慌てて欲しいわけではないですが、なかなかの大人気ぶりですね。 ところでミニファミコンに収録されている30本の収録ソフトというのが、素晴らしいと思うのですよね。なるべく万人受けする有名なものを入れつつ、ちょっとはマニアックなソフトも入っているという、なかなか練りに練られたセレクトではないかと、結構感心しています。 これが例えばゲームブックに当てはめると、どうなるのかと妄想してみました。仮に現実に実現したとしてもキンドルでバラエティーパックみたいな形になりそうですが、本にこだわる私としては、児童向け世界名作全集(もちろん全30巻)のように出して欲しいところです。 実際は版権とか面倒くさそうですが、妄想の世界なら自由(それでも洋画原作とか、かなり復刊が厳しそうなものは外した)ということで、いろんな出典からちょっとずつ集めたセレクトをしてみましょう。 まず、基本1冊完結の単発作品を入れます。 ソーサリーを入れたら、次はドルアーガ三部作を入れたくなるし、いやいやそこはドラゴンファンタジーシリーズでしょ、ブラッドソードも5巻翻訳つけて入れて!などと言い出したら、それだけで30冊近くなっちゃう。 次にレトロゲームの趣旨から、1984〜1991年のゲームブックブーム中に出版されたゲームブックに限定します。 入れるべき作品の多くは知名度と歴史的ポイントも考慮しましょう。「火吹き山の魔法使い」は必ず入りますね。ミニファミコンのドンキーコングみたいなものだ。 他にミニファミコンにファミコン初期のシンプルなソフトが何本か収録されているように、遊びやすい単純な分岐小説タイプみたいな作品も数作品は入れたいです。 世界観は良くても、ルール通りだと実質クリア不可能な劇ムズ作品は、入なるべく避ける方向で考えます。そして最後に、マイナーだが山口プリンの趣味による一押しも2・3本入れて完成。
そうなると、リストは次のようになりました。
1.ソーサリー 魔法使いの丘 2.ソーサリー 城塞都市カーレ 3.ソーサリー 七匹の大蛇 4.ソーサリー 王たちの冠 5.ドラゴンの目 6.ゼビウス 7.スーパーブラックオニキス 8.ネバーランドのリンゴ 9.展覧会の絵 10.火吹き山の魔法使い 11.死の罠の地下迷宮 12.サソリ沼の迷路 13.海賊船バンジー号 14.モンスターの逆襲 15.ドラキュラ城の血闘 16.魔城の迷宮 17.ムサシの剣 18.ドラゴンクエスト―蘇る英雄伝説― 19.未来神話ジャーヴィス 救世主(メシア)の章―新世紀を救え! 20.魔界横断ドラゴンラリー―栄光への戦い― 21.桃太郎電鉄─めざせ!大社長─ 22.終末の惑星―遥かなる西の帝国― 23.少年魔術師インディ―マジカルインフェルノ― 24.ルパン三世 戒厳令のトルネイド 25.クォーラス城からの脱出 26.悪夢の妖怪村 27.失われた体 魔法使いディノン1 28.タイムバブルからの脱出 29.人食いライオンを撃て! 30.サバイバルゲーム(さいとうたかを漫画ゲームブック)
連作はさける方針でしたが、結局ソーサリーは外せなかった。ミニファミコンでいうところのスーパーマリオ的存在ですから。 人によっては「魔法使いディノン」より「送り雛は瑠璃色の」の方がとか、「スーパーブラックオニキス」より「パンタクル」がとか、「サソリ沼の迷路」より「ロボットコマンドゥ」がとか、「死の罠の地下迷宮」より「盗賊都市」がとか、いろいろ意見が出そうです。ブレナン作品は単発で完結している「ドラキュラ城の血闘」を入れましたが、ブレナン節という意味では「暗黒城の魔術師」の方が良かったかもしれません。 「タイムバブルからの脱出」とか「人食いライオンを撃て!」みたいなマイナーかつレアな作品がまざっているのは、古き良きジュブナイルSF小説や、教育漫画風なゲームブックもあったという、その幅の広さを知ってほしいという考えで入れました。もっとマニアックに選ぶなら、少女向けペパーミントゲームブックやハーレクインゲームブックまで入れるんですが。 創元推理文庫や双葉文庫が出典の作品が多くて、勁文社やJICC出版局のゲームブックが一冊もないとか、偏りもありますが、山口プリンはそっちのレーベルの知識が疎かったので仕方がない。他にもマリオのゲームブックとか、タイガー暗殺拳とか、入れたかったなぁとか思うこともあったのですが、バランスとか考えると、こんなものかと。 異論は認めます。他のゲームブックファンならどんなセレクトにするのかな。
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