冒険記録日誌
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2008年01月18日(金) ウォーロック 第17号 1988年 5月

 またもやモンスターがテーマの特集記事。この手の特集はTRPG向けということと、あたりさわりのない内容が多いので流し読みでスルー。他の記事はT&Tのキャンペーンシナリオなど。

 ゲームブック関連の記事ではブックレビューのコーナーで、二見の「シャーロックホームズ 死者からの手紙」と双葉の「ドラゴンクエスト�供^�霊の神々(上下)」を大きめに扱っていました。
 二見のシャーロックホームズシリーズは、ウォーロックでのレビュー登場数が多いような気がします。一般のゲームブックとは違う、精錬された独創性というか物珍しさもあるのでしょうが、とにかくウォーロック編集部では高評価のようです。
 双葉のドラゴンクエスト�兇諒�は、レビューというよりゲームブック業界のあり方に絡めた記事となっていて、ちょっと考えさせられます。記事曰く「どんなものでも“発展・進化”しながら“存続”するためには“一般化”への努力をつづけることが絶対に必要だ。ゲームブックもそれはおんなじじゃないか?」という主張なのです。
 すなわち双葉のドラゴンクエスト�兇蓮�誰でも手が出せるテーマでゲームブックに関心がない人をも引きずり込む力をもった良い作品ではないか。有名ファミコンソフトが題材ならいいってだけではなく、ファミコンユーザー層を意識したイラスト・文体を上手に取り込んでいることも評価されるべきじゃないかと。
 ウォーロック読者層にはあまり受けない(私のベストゲームブックコーナーのランキングを見てもそれはわかる)タイプのゲームブックですが、本文はこう結ばれています。
「重いゲームブックばかりだと読むのは年寄りばかりになっちまう。新しい読者もつかめない。行き着くところは滅亡だけってのはイタダけないんじゃないだろうか?本書のように、テーマと雰囲気が“大ウケ”し得るものこそ、ゲームブックの将来を約束するんじゃないだろうか?これからも、本書のようなゲームブックが出版され続けることを望むのは誤っているだろうか?」
 最近のゲームブック業界でいえば、クイーンズブレイドのような萌え系ゲームブックが発売されたことは、創土社がゲームブックの復活を始めたことに匹敵するくらい喜ばしい出来事なのかもしれませんね。

 この号に収録されている短編ゲームブックは、朱鷺田祐介という方の書かれた「荒野の追撃」です。
 T&Tの簡易ルールを使った作品ですが、他のT&Tソロシナリオと違って、ストーリーやゲームバランスが丁寧な作りに見受けられます。さすが日本人作品は違うなぁ。
 もっとも私は未プレイなので、ざっと目を通した感触だけの感想なのですがね。

 「私のベストゲームブック」コーナーのランキングは以下のとおり。
 票数は今までの投票すべての累計なのだが、投票受付はもうすぐ終了して近いうちに最終結果を発表すると書いていました。書き写すのが面倒くさいから、そうと知っていれば最終結果の載っている号(19号)だけを書き写せばよかったよ。

作品の部
1位、王たちの冠         69票
2位、死のワナの地下迷宮     51票
3位、スーパー・ブラックオニキス 50票
4位、ドラゴンの洞窟       45票
5位、魔界の滅亡         43票
6位、火吹山の魔法使い      27票
6位、恐怖の神殿         27票
6位、ゾンビ塔の秘宝       27票
6位、ニフルハイムのユリ     27票
6位、展覧会の絵         27票
11位、王子の対決         19票

作者の部
1位、J・H・ブレナン     163票
2位、I・リビングストン    133票
3位、S・ジャクソン(英)   121票
4位、鈴木直人         114票
5位、林 友彦          35票
6位、門倉直人          23票
6位、古川尚美          23票
8位、S・ジャクソン(米)    20票
9位、山本 弘          16票
10位、ジョー・デバー&ガリー・チョーク     14票
11位、黒田幸弘          12票


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