冒険記録日誌
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| 2005年04月24日(日) |
悪夢のマンダラ郷奇譚 その9 |
(ネタバレ注意。プレイ予定の方は読まないで下さい)
意識がだんだん戻ってくる。すっかり見飽きた、草でできた動物の巣のような場所で私は真っ裸で寝ていた。傍らにはゴリラが幸せそうに寝ている。 バナナをムシャムシャと食べてから巣から抜け出し、巨大な木々のそびえる熱帯ジャングルをあてもなくさまよう。 予想どおり、前方から数人の原住民らしい男達がやってきた。トーテムは何かと聞かれるので、今度はヘビと答えてみる。 すると男達は歓迎して村に招いてくれた。酒やら蒸した芋やら豚肉を振る舞われる。これもムシャムシャと食べた。 世話になった礼をいって、村から出て行こうとすると、案の定だが男達は私を呼び止める。 「ちょっと、待て。これから旅を続けるのならどんな魔物にであうか分からない。この剣を持っていきなさい」 こうして勇者の剣とついでに腰蓑をもらった私は、魔女ランダのところへ行った。勇者の剣で脅して媚薬を剥ぎ取ると、意気揚揚と森を抜ける。
道はやがて、霧につつまれた墨絵のような山岳地帯に入りこんできた。裸の身には霧が寒くてこたえる。 途中で行商の太ったおばさんが道の向こう側からやってきた。おばさんは立ち止まって、私をじろじろと眺めて言った。 「まあ、あんたはなんて格好をしているんだね。そんな姿で王様の宮殿に行きでもしたら、すぐ捕まってしまうよ!ちょうど売り物のチャイナ服があるから買わないかい」 ちょっともったいないが、勇者の剣と交換してチャイナ服を手に入れた。まるでオーダーメイドのように体にピッタリとして着心地がいい。快適になったところで、さらに山を登りつづけた。 やがて道が分岐していたので、前回と違う道を進んでみる。 やがて広大な草原地帯にやってきた。しばらく草原をあてもなく進むと、だんだん周囲が熱くなってきた。初回の冒険の火炎地獄への入り口と同じだ。嫌な予感がするので、引き返して別の方角へ進む。ところが今度はだんだん寒くなってきたではないか。なんなんだこの世界は? とりあえず嫌な予感がするのは変わらないので、引き返してさらにまた違う方角へ進む。すると小さな町にたどりついた。まるでアラブ圏のような町並みで、露天商がひしめき合っている。 ここでは馬やら羊やら鉄砲やらを売っていたが、私はあいにく金をもっていなかった。媚薬やチャイナ服を金貨2枚で買い取ってくれる店もあったが、媚薬は勿体無いし、町中で真っ裸になるのも困る。結局何もせずに町を抜け、さらに草原の中を歩き続けた。 しばらく進むと、いつの間にか何匹ものオオカミ達がこちらを遠巻きに取り囲んでしまっていた。しまった。こんなことならチャイナ服を売って鉄砲を購入しておくべきだった。 オオカミ達はいっせいに飛び掛ると、たちまち私を切り分けて、パクパクモグモグごっくんと飲み込んでしまう。235へ進む。
235
「あーあ、やられてしまったのか。やれやれ、時間を巻き戻さねばならん。そなたは、まったく救いがたい奴じゃのう」 意識を取り戻すと、暗闇の中で、あのゴミ捨て場で出会った阿弥陀様がぼやいていた。 しかし、今回は私は媚薬を持っている。 元の世界に戻してくださいと頼んだが、阿弥陀様はとぼけた。 「どこに媚薬があるのだ」 どこにって。ああっ、媚薬がない。 「そんなにうろたえることはない。いずれにせよ、マンダラ郷で手に入れたものはお前の世界には持ち帰れないのだからな。あまり気にしないことだ」 なんだと。媚薬が手に入らないなら、なぜ私はマンダラ郷で苦労しているのだ。サギだ。ペテン師め。 私はわめいたが阿弥陀様はすまし顔で、パラグラフ1へと私を連れて行った。
(もはや生き残ることが最大の目的だと自分に言い聞かせながら)続く
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