冒険記録日誌
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2002年08月20日(火) |
騎士と魔法使い 君はどちらを選ぶか? ねじくれた悪夢の森(R・L・スタイン/近代映画社) その3 |
魔法使い編もあっさりクリアしました。プレイ時間20分くらい。 それで以下が感想です。 まず騎士編とは違う敵が登場するなど、展開がまったく違います。騎士編では役立たずだった魔法使いも、今度は主人公だけあって大活躍です。 冒険中はところどころに2択もしくは3択で魔法を選ぶシーンがあって、全12種類もの魔法を使いこなします。でも、どれを選んでもコイントスで結果が全て決まるのは一緒。やはり攻略は運任せです。 驚いたのが終盤の巨人の城で登場する、魔法効果の成否判定方法。 「きみが今、土曜の朝もしくは火曜の夜にこの本を読んでいたら○○へ。それ以外は○○へ」 などと言った記述が何度かでてきます。 これにより展開が変わるだけなら良いのですが、片方は即バットエンド。しかも後半は一本道ストーリーなので、どれも必ず通過するパラグラフです。 つまり土曜の朝もしくは火曜の夜は、魔法使い編に挑戦しても絶対にクリア不可能というわけ。 ムチャクチャ理不尽です。作者はゲームバランスという言葉を知らなかったに違いありません。
ここまでケチばかりつけましたが、良いところも少し書く。 魔法の描写はしっかり書かれているので読み応えがある。 土石流から逃げようととっさにスズメに化けた「姿よ変われ!」 映画の逆まわしのように落とし穴から脱出する「時間よ戻れ!」 あたり一面を闇につつんで巨人族を大混乱におとした「闇よ現われよ!」 などと数々の魔法が戦闘シーンの一部ではなく、物語りの演出として組み込まれています。 今度は相棒役の騎士も、魔法使いを援護したり、主人公が襲われたところを助けたりと伝説の2人組らしく活躍してくれました。
*全体的な感想* ゲームとしては破綻してますが、世界観で読ませる魅力はもっているかと思います。 良くも悪くも典型的な洋物ゲームブックでした。
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