冒険記録日誌
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2002年08月18日(日) |
騎士と魔法使い 君はどちらを選ぶか? ねじくれた悪夢の森(R・L・スタイン/近代映画社) その1 |
騎士と魔法使い 君はどちらを選ぶか? これはシリーズ名で、「ねじくれた悪夢の森」はその第1作目となっています。 ゲームブックブームに第8作目まで出版されたようですが、発売当時はこのシリーズの存在を全然知りませんでした。 本の装丁は、カバーもついておらず薄っぺらです。まるでJRの携帯用時刻表みたいで、保存向きではありません。 そのためか今となっては、このシリーズは非常に入手困難のようです。 本書の表紙イラストを見ると、竜と騎士が戦っているリアル系の絵。 文章は横書きのうえ、コイントス(コインを投げてその表裏で判断する)をゲームの判定に利用しているあたり、洋物ティストの香りがぷんぷんする作品でした。 内容は伝説的な力を持つ騎士と魔法使いが、王国から巨人達に奪われた魔法の兜を取り戻すため、2人で冒険に旅立つという話です。 続いてルール説明ですが、本書のパラグラフ数はわずか90くらいしかないのにこれがすごい。 (パラグラフ数がはっきりしないのは、明確なパラグラフ分けをせずに「○○ページに移動」というように表示しているからです) 能力値などの設定こそありませんが、読者は騎士と魔法使いのどちからから主人公を選択することができます。これは単なる職業の選択ではなく、主人公の視点まで変わってしまう為、別々のパラグラフを使用しています。 さらに騎士は9つの中から持っていく武器を選択することができ、魔法使いは12種類もの魔法を使いこなすことができるのです。 こんなに多くの要素を、どうやって少ないパラグラフにまとめたのでしょうか。
今回はこれに挑戦しようと思います。 私はコイントスが苦手なので、サイコロ(偶数が表、奇数が裏)で代用する事にしました。 まずは騎士からスタートしてみます。選んだ武器は黄金の獅子の剣、毒矢、両端の尖った棍棒、悪魔の短刀です。
続く
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