冒険記録日誌
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2002年04月14日(日) さまよえる宇宙船(社会思想社)

*背景ストーリー*
君は宇宙船トラベラー号の船長だ。
ブラックホールを突き抜けて、トラベラー号は未知の宇宙空間へ入り込んでしまう。
君は無事地球へ戻ることができるか。


FFシリーズ唯一のパーティプレイ。
主人公以外に重要乗組員である、科学官、医務官、技官、保安官、警備員のキャラクターを管理しなければならない。
元の宇宙空間の座標を求めて宇宙船で移動、道中にある各惑星に降りては調査してゆく。
惑星に着陸するとき、部下の中から2・3人選んで同行させて行動する。
最後までに、正解の座標を発見していればクリア。
いろいろ面白いシステムを詰め込んでいますが、このシステムを継承する作品は、その後のFFシリーズにはありません。
ネット上で見る限りは、この作品の評価はあまり良くないようです。
複数人の能力管理が面倒だとか、その割にパラグラフ数が少ないので内容不足だとか、正解の宇宙空間の座標がノーヒントなのでクリアが運任せだとか言われています。
最後のは同感なのですけど、それでも個人的に好きな作品なんだけど。
イラストも「古き良きSF」と言った様子で味がある。
仲間の能力値管理は確かに手間ですが、その分アイテムなどを極力減らすなど工夫しています。
T&Tソロシナリオ(社会思想社)とかウルフヘッドシリーズ(創元推理文庫)とかゲームブックブーム後期の作品達に比べたら簡単なルールでしょう。
多分発売するのが、まだ時期尚早だったのだろうと思います。

雰囲気的に、スタートレックな感じがすると思って「さまよえる宇宙船・スタートレック」で検索したら、この本の攻略法を載せているサイトを発見しました。
クリアできていない人は、この機会に挑戦してはいかが?

宇宙、そこは最後のフロンティア
http://www3.cds.ne.jp/~kameyama/st/index.html
珍品ギャラリー2
http://www3.cds.ne.jp/~kameyama/st/wandership.html


山口プリン |HomePage

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