妄想穴倉生活
ヒナコ



 雛祭り

明日は雛祭りだということで
両親がごはんを食べに行こうと誘ってくれました。
まあ…雛祭りという年でもないんですが…

雛祭りといえば。
3日が過ぎても人形を飾りっぱなしにしていると
娘が嫁に行き遅れる…という迷信がございますね。
思えばウチの母親は、私が物心ついた時から
雛人形を2月中に飾って
雛祭りが終わったら速攻しまってくれていました。
あんなに頑張ってくれたのに、あなたの娘は
未だに嫁にも行かず、男同士の恋愛漫画を描いています…
結構幸せですけど…ね…!!(いやホントに)
人生をかけて、迷信のウソを暴く高永ひなこ(正義感) は?


もう年も年だし、お雛様を飾る時間もない。
(私の雛人形はちゃんと出すと8段くらいあるので大変なのです。時間があれば楽しい作業なんですが。こんな点からも母の愛が並々ならぬものであったと実感するので本当に自分の親不孝ぶりにいっそ笑いが止まりません)
そんなわけで「お雛様はもう出さない」と断言しても、
わざわざ飾りに来てくれる母。
そして今日、あまりにも早く片付けて帰っていった母。
おかあさん。
片付け忘れると行き遅れるからといって
雛祭り前に片付けるのは本末転倒ではありませんか。
そんな言葉すら、母の必死さに
そっと目尻を押さえ
涙と一緒に飲み込んだ初春の午後…

まあ、人形は年に一度は虫干ししてあげたほうがいいので
実際有り難いわけですが…
しかし、ちゃんと片付ければ行き遅れないというだけで
片付けたら嫁に行ける、ということではないと思うんだけど…
「行き遅れ」は、もうしちゃってるので無駄っていうか…

…つーか、早く諦めてください(涙)


こんな私は人としてどうなのか。
まあ、そんなこといいながらも
にこやかにランチを食べに行ったわけですが。
ホテルのバイキングでした。
牛タンの煮込み料理が美味しかったです♪

…もしかして、今日の日記は女として終わっている…!?




2003年03月02日(日)
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