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■ 団 鬼��
ずっと興味だけはあった団オニ六を読んだ。
入りやすく「美少年」(笑)
いや、読んでみたいのはむしろ
団先生のSM代表作だったわけだけど
「美少年」は短編集だったので、
取っ掛かりには良さそうだと思ったのだ。
で。とてもとても良かったのです。(身を乗り出して)
好きな人には今更！だと思うのですが。
んもう、どうしてもっと早く読まなかったの
ヒナぼんのばかばか。
表題作の美少年も面白かったけど
「不貞の季節」が一番良かった。
恐れ入ったという感想。
短編のほとんどが、半？自叙伝だったのも驚いたけど
あそこまで自分を客観視できるものなのか。
凄すぎる。格好良すぎる。
「なんといっても主人公「私」の
自分に対する突き放し方がすごい」
と、後書きに書いてあるので
今更私が熱く語ることでもないのですが。
とっても同意だ。
いや、もしかしたらただのＭなのかもしれん…
オニ��先生！
つか、私見だけど物書きというのは
多少Ｍの要素は(Ｓの要素と同じくらい)抱えてると思う。
じゃなきゃ、自分の深い階層まで掘り下げて
わざわざ労力使って人様に読ませたりはしない。
見たくなければ、一生見なくても済んじゃうような
そういうトコロを抉り出してるおにろく先生は
とてもカッコイイと思ったのでした。
そんなわけだから、コミケはＭだらけということになり。
本屋はＭの産物だらけということになりますね。
…だめですか？そうですか。(忘れてください)
追記。光ウラ靖子がやはり、
おにろく先生の大ファンらしい。
私は光浦も好きなので、なんだか嬉しかった。
だからなんだといわれても困るが。
2001年10月26日(金)
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