* * * 
憐凪



 not doubted


アタシは 育った土地を捨て 今 此処に居る
夢を描き その全てが ジブンの手に入ると 信じて疑わなかった
小さな不安が無かった と言ったら 嘘に為る

それでも“TOKYO”という街で 夢を掴むと思っていた
浅はかな思惑だと 笑いたければ笑うがいい
今笑われても可笑しくない立場に居るのだから・・・

それでも アタシ達は「ジブンを中心に世界が回っている」と 信じていた
これっぽっちも 疑いなどしなかった

アタシが 輝いて要られたのは もう 遠い昔
それでも笑って過ごしていた 生きていた
疑いが 首を擡げても そんなの何処かに置き去りにしてきた

それが アタシの【当たり前】だったから
嫌なコトなんて遭っても 眠れば 忘れた

そんな錯覚を それでも信じて 笑って夢見てた

そう アタシ達は あの頃信じて 生きてきた
微塵の疑いも持たず 上だけ見て 走っていた


 夢を見失った今 アタシは何処を向いて歩めばいい?
 これからは どんな笑顔を作ればいい?


――それでもやっぱり [捨てられない夢]引き摺りながら
アタシは アタシで 生きているのだろう

I have lived anything without feeling the doubt laughingly...










2005年11月27日(日)
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