あの日見送った背中が、いまもこの胸に強く焼き付いているよ。後ろは振り向かないでそれぞれ歩いて行きましょうと、そう決めた筈なのに時折振り返りたくなるの。痛くて痛くて、歩けそうも無い時、その背中を思い出すの。いつかまためぐり会えた時、今度は私の背中を押してください。強くじゃなくて、そっと。