僕は迷い子
群れからはぐれた迷い子
みんなは手を繋いで 大勢で笑いながら歩いているけれど
僕の隣には
だーれも
いない
独りで歩く道
背中が何だか寒い
最初から僕は迷い子だった訳じゃないんだ
ちっちゃなあの頃は
手を繋いでくれる人たちがそこにいた
僕はいつのまにか「大人」という生き物になって
いつのまにかgeneralとかordinaryとかcommonとかaverageとか そんな単語が似合わなくなった
僕はこれからも多分迷い子 独りぼっちの迷い子
独りで歩く力が欲しい 俯かないで独りで進んで行く力
寂しい、なんて言葉はもう超越しちゃったよ この孤独は消えやしないさ
笑おう? 無理して笑おう?
…笑えるわけないね 独りでなんて笑えるわけないね
ずっとずっと
僕は迷い子
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