朝焼けの詩
ふと見付けた風景とか
ふと気付いた思いとか

2003年06月19日(木) 遠い空

空が呆れるほど遠い

その色は蒼でもなく白でもなくグレーでもなく

色彩を失ったタダの亜空間


あの日

空は蒼かった

落ちていく雫も蒼かった


幻のような そうでないような

空からベルの音が聞こえた

しゃらしゃら しゃららん


遠くから

キミの呼ぶ声が聞こえたような気がした

だから思いっきり手を振った

千切れるほどに


空が落ちて行く

その蒼と白を伴って

呼吸もせずに弾かれていく

この淡い想い


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*Elly* [MAIL] [HOMEPAGE]
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