空が呆れるほど遠いその色は蒼でもなく白でもなくグレーでもなく色彩を失ったタダの亜空間あの日空は蒼かった落ちていく雫も蒼かった幻のような そうでないような空からベルの音が聞こえたしゃらしゃら しゃららん遠くからキミの呼ぶ声が聞こえたような気がしただから思いっきり手を振った千切れるほどに空が落ちて行くその蒼と白を伴って呼吸もせずに弾かれていくこの淡い想い