朝焼けの詩
ふと見付けた風景とか
ふと気付いた思いとか

2003年03月04日(火) 君の手を握り締めたかった

君が差し出してくれた
大きな手を握るのが
僕は多分怖かった

君と会う勇気も少し足りなかった

後悔しても遅過ぎるけれど
僕は君の手を握り締めたかった
強く強く千切れるほどに

どんなに強く想っても
僕の気持ちは空を舞うばかりで
君の元には落ちてゆかない


あいしてる


ありきたりの五文字が酷く虚ろなものに思える
僕は壊れてしまったブリキの玩具
動かせない手と足をバラバラと揺らして音を立てる


 past  INDEX  future


*Elly* [MAIL] [HOMEPAGE]
←エンピツ投票ボタン