君の街に行ってみたい。何年か前、君が住んでいるとは夢にも思わずに君の住む街を通り過ぎた。せわしなく通り過ぎる人々。他人の事など目もくれず、ひたすら前に向かって歩いていく人々。君はそんな街に住んでいるんだね。けれど僕の心はもう空っぽになってしまったよ。君の街へ行きたいと願っても、足を伸ばす気力も無いんだ。この空っぽになった心に何を詰めたらいいんだろう?君の言葉?そう、君の言葉で僕の心を埋め尽くして。僕は空っぽになってカラカラに乾いてそして、干からびる。