もうすぐ、二年。あっと言う間だった。紫の花の中に君を見ていた。そう言えば君の写真って、殆ど無かったんだ。写真が無いのは、最初は悲しかったけれど、今はもう大丈夫。今すぐにでも君を思い出して、胸の中で鮮やかに蘇らせる事ができるから。この手が、胸が、心が、、、君を忘れていないから。だからね、見えないアルバムがいっぱいあるの。数え切れないくらいだよ。もう少ししたら、また何ページかめくらせてね。