過去に、何度か、書き終わったけれど出せなかった手紙が ありました。
思い切り自分の気持ちを一気に吐き出し、 相手に届けようとしたのに。
今日、ちょうど一年前に書いたけれど出せなかった 手紙を見つけてしまいました。
・・・出さなくて、本当に良かった。
改めて読んでみると、そこには薄いベールで包まれては いるけれど、刃となる言葉が幾つか並んでしまっていたから。
・・・そう。「訣別」の手紙でした。
なんて自分勝手だったのだろう。 勢いにまかせて書き殴ってしまったあの手紙。 もし出してしまっていたら、どんなことになっていたんだろう。
相手に辛い思いをさせることは勿論、私自身もきっと すごく辛い思いをしたに違いないから。
何故出さなかったのかはよく憶えていないけれど・・・
出さなくて、本当に良かった。良かったよ・・・。 その手紙は、グチャグチャに丸めて捨てました。
過去を葬るためにも。 そして未来のために。
皆さんも、出せなかった手紙、ってありますか?
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