だからなに。
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2004年12月28日(火) もりたくん

本日の、オトナの男に聞いてみたいこと。DMメールのひとこと。

【最高の快感】他人の女に中出し【最低の鬼畜】

どうなんだろう?

他人の男に手を出したことってあったかな、と考えてみたら
あったあった。いちどあった。

高校のひとつ後輩のコに夢中だったことがあって、
そのコも卒業して就職してから
あたしの友達のライブに無理やり連れていって、
終わってまだちょっと時間もあることだし飲みに行くか
ってことになって、
何曜日だか覚えてないけどラストオーダーが早くて
もうおしまいなのっ? って思ったら
そのコにかわいらしい恋心をまだ持ってたもんだから
もちろんもっと一緒にいたいと思ってしまった。

で、他の店に行こうとしてたかどうか忘れちゃったけど
どっちがどう切り出したのか、
よし ホテル行こう、ってことになった。
彼はどうだかわかんないけど、あたしにとっては
こんな日がくるとは思ってなかったから、
すごい好奇心はあるにしても素直に嬉しいことだった。

高校の頃の話によると、彼は以前
好きになった年上のおねーさんにからかわれたことがあるから
軽いトラウマであたしも敬遠されていたんだと思うんだけど
外にいるもりたくんを見つけて
2階の窓から「もりたくーん♪」ってキャッキャと声をかけると
一応こっち見て反応してくれてた。
俺、オクテなの って言ってた。

そんなオクテは数年のうちに彼女もできて
どんな彼女なのかは知らなかったけど、でも
彼女にちょっと申し訳ないと思いつつ
憧れのそのコとホテルで過ごしたのだった。
初めて後悔することになったセックスだった。
後悔したのは別に失敗して妊娠したとかじゃなくて
あー しなきゃよかったんだな・・・ って思っただけなんだけど
なんというか、甘酸っぱい感じで憧れてたキミとは
こういうカタチでセックスなんかしちゃいけないんだ、
ということを学習したできごとだった。

オクテだったもりたくんはすっかりオトナになってて、
彼は顔がすごく小さいんだけども
「顔が小さい分、全部下にいっちゃったみたい」なんてさらりと言って
あたしは「わ ほんとだ」と思ったのを覚えてる。

え  自分が33になったってことは、
もりたなんかもう32ってことじゃんか。うわあ。
気づいてびっくり。わぁびっくり。オトナじゃんか。
あの時の彼女はどうしてるんだろう。
いい男になったかなぁ。
卒業してから会った時も「んーかっこいいなぁ」と思ったけど
もっと経ってからオトナになったあなたに会ってみたい、
って思ってた。
絶対もっといい男になってるのを確認して
「ほらみろー男前じゃんか」って思いたかったから。

あたしが3年の時のクリスマス、そういえばデートしたんだった。
その少し前に「買い物行くんだけどつきあってくれなぁい?」と誘って
暇だからいいよーって言ってくれたから、
渋谷で待ち合わせして1日連れまわした。
クリスマスの日はその時に買ったジーンズをはいて
吉祥寺でボーリングしたり、あちこち見てまわったりして
夜はテストの打ち上げでよく行ってた薄暗いバーみたいな店に行って
他のカップルたちを眺めながら「かんぱーい」って
いろんなこと話してた。
トイレから戻ったら、テーブルに置いてあった
ステキなデコレーションのアイスクリームを不思議に思って
「あ? こんなの頼んだっけ」って聞いたら、もりたが
「なんかね、カップルで来た人たちにサービスらしいよ」
って教えてくれたんだけど
あたしともりたはカップルではないと思っていたから
いやん!(照)な反応をしてしまった。うふふ。

その時はまだオクテ絶好調だったもりたとは
ご挨拶のキスもしないで遅い電車でさようなら。
ホームで見送るもりたは、見えなくなるまでずっと見ていてくれた。


あんな自由な時間は
もうこないのかなぁ


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