だからなに。
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たとえば、別れたい彼と別れたくない彼女、 別れたくない方は、どうして別れたくないんだろう なんてことを 昨日ちょっと考えてた。
フェンスのところでふたりは向き合っていて、 彼女はちょっと泣きそうな怒っていそうな感じがしました。 彼はちらっと見ただけなんだけど、やや開き直り気味の 「んー 俺はどうしたらいいんだろう」といった様子。
別れ話をしていたかどうかはわかるわけないんですけど、そのふたりを見たら そんな疑問が頭に浮かんだもので。
そんな今日はたまたま、お仕事仲間のひどいふられかたをした話を聞いて かずみリーダーと共に「なんじゃそりゃ」と憤慨してました。 ・・それはそれとして。
どうにもくだらないことを考えるのが好きで、普段からよく そんなこと考えて何になるというんだい っていうようなことについて ぼけーっと深く頭を巡らせているわけなのですが、 今回はその「別れたくない理由」でした。 別れたいと思っている人に対して、別れたくないと思っている側は もうどうやっても結局は別れることになると思うのですがどうなんでしょう。
自分の場合として考えると、自分は「別れたい」と思っているとしたら もう「別れたい」ではなくて、自分だけすっかり「別れた」ことになっています。 勝手に自分だけ終わってます。 でも相手にはわたしへの思いがまだまだあって、 わたしは即刻その場から去りたい気持ちでいっぱいで、 「どうして? もう俺じゃだめなの? いなくなっちゃうの?」ってな泣き言を たくさん並べてどんなに懇願されても、一緒に暮らしていたその部屋で 正体がなくなるほどお酒を飲んでつぶれてトイレで吐いて 「かわいそうなオレ」をアピールされまくっても、 そんなのはすべて逆効果でした。うっとおしいだけ。 別れたいわたしは、どうやったらものわかりよく「じゃあ別れよう」と 言ってくれるのかなぁ ということばかり考えて、それは口に出してました。 自分本位だなぁ・・ 「かわいそうなオレ」をアピールしてるやつに対し、わたしは 「こんなに別れたがっているのになぜ」別れてくれないの? という自分を かなりアピールしてたんじゃないかと思います。 でもそんなつぶれてどろどろになってぶつぶつ言いながら寝てる彼に、 ちゃんと新聞紙を敷いたごみ箱(げろ用)を用意してあげた長女なわたし。 それは21の頃のお話。
で、フェンスの彼女を見て、勝手に「別れたがらない女」を想定して、 その彼と別れたって男はほかにもいっぱいいるじゃんかー とか、 そうは言ってもいっぱいの中に自分と合う人ってあんまりいないのかもー とか、 まぁいいから潔く別れておきたまえ とか、 わりとあれこれ思ってました。 そのあとに、 人生を楽しく過ごすには、後ろばっかり振り返ってちゃだめだよなぁなんて ふと自分のことを思ったりもしました。 別れたくないけど別れようって言われたから別れただけ。 わかった 今までありがとう、って、 すごくものわかりのいい女になってみたかっただけですよーだ。 それはなんでかと言うと、まだあなたのことが好きだったから、 いやだ別れたくないまだ一緒にいたい、ってほんとの気持ちを口にして もう別れることを決めたあなたでも嫌われたくなかったからですよーだ。 ・・ここで言う「あなた」はこの日記のきっかけになった「あなた」で、 あれからまだ1年経ってないんだけど、やっといろいろと細かい記憶が 薄れてきましたよ。時間かかるのねぇ。忘れていくのって。 頭にいろんなことがたくさん詰まってる人といるのはとても楽しい ってことを、 あなたと知り合って前頭葉あたりに記憶。
この続きはまた思い立った時に。 別れたくない理由なんて、そんなの好きだからに決まってるよなー。
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