君への想いは時間を越えて。
京と出かけた。 レッスン以外で会うのなんて何時振り? ってぐらいぶりに。 デートですよ、デート。 うひゃ。
こんな感じで浮かれ気分でしたので、 ナビを見間違え、 待ち合わせより1時間半も早く着く。 自分の馬鹿さに、さすがに落ち込む。
まぁ、普通に買い物して、飯食って帰ってきた。
沈めたはずの気持ちが疼く。 あーダメだ。 俺は京が好きだ。 その姿が その仕草が その笑顔が たまんなく好きだ。
駅までの帰り道。 いくつものもしもが浮かんだ。
もし同い年だったら? もし違う場所で出会っていたら? もし男と女として出会っていたら?
好きになってからずっと考え続けてるけど 答えなんか出ない。
僕の車の助手席で ちょっとだけ幸せそうに 煙草を吹かす横顔を盗み見て なんて幸せなんだろうと涙が出た。 国道沿いの街燈が君を照らして まるで映画みたいだったんだよ。
現実味のない幸せな時間。 10年越えた片想い。
それは、まるで、 映画みたい。 映画のよう。 映画っぽい。 映画的。
そんな事を考えてたら、 「悠ちゃん」 って、君が隣で最高の笑顔で笑うんだ。
アァ…チクショウ。 悔シイグライニベタ惚レダ。
きっと一生変わらない僕らの関係。 それでも、僕は君を想い続ける。 いつか君に届けばいいと願いながら。 僕は叫ぶ。 映画のように。
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