大学にGIDだと思われる人が居る。 僕とは直接関わりがないので それが本当かどうかは分からない。
今日、午後大学に行った。 PCを使いたくて行ったら、 すぐそばにその人が居た。
声が変わってた。
もう完璧に男の声だった。 その声を聴きながら、本気で羨ましいと思った。 僕の声は普通の女の人に比べたら低いほうだとは思うけど、 それでもやっぱり女の声なのだ。 途端に自分がすごく惨めに思えて仕方がなかった。
男に戻りたい。 もう何年も何年も思い続けてる。 ホル注したって、手術したって 完全な男になれるわけじゃないから 体に手を加えるつもりはなかった。 でも、今すごく揺れてる。
僕はこのままでいいんだろうか。 そこが分からないから 前に進んでるようでも、結局足踏み状態。
「お前が男だったらね」 「付き合うなら男がいい」 「いい人だけど、女だからね」 もうそんな言葉は聞き飽きた。 最近じゃ完璧に感覚が麻痺してる。 傷つきすぎて、痛みすら感じない。 笑って、冗談にでもしないと壊れそうだ。
女として振舞うことも出来ず 男らしく生きることも出来ない。 中途半端で曖昧な位置にいる。 すべてのことを「しょうがない」で片付ける。
僕は女だからしょうがない。
嫌だ。 嫌だ。 違う。 僕は男だ。
ふざけんな。 そんなに男がいいか。 僕が傷ついた事も知らないで。
ふざけんなよ。 男ってだけで優遇されやがって。 無条件で女に愛されやがって。 どうせ僕は結婚できねぇよ。 子どももできねぇよ。 幸せな家庭なんて築けねぇよ。
なんで僕は女に生まれてきたんだ? 男らしくって何? 女らしくって何? どっちつかずの僕はどうすればいいの?
やっぱり僕は 昔のまま人の温もりなんか知らずに過ごしていれば良かった。
はぁ…何言ってんだ、俺…。 どうしようもないこと言ったってしょうがないのに。 馬鹿だね。 ちょっと感情殺してきます。
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