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節分なのです。 けっ、節分なんて幼稚園でするもんで、家でするもんじゃないよ。 そう思ってた夜までのあたし。 夜、母親に「やれ!(命令形)」と、豆の入った升を渡された。 しゃーない、一応やっておくかー。 そんな軽い気持ちで弟とはじめた節分。 全ては、あたしに豆の入った升を渡したのが間違いだった(笑) はじめのうちは普通に2〜3個撒いていたのだけれど、 そのうち、ちょっと楽しくなってきて(←ガキ) …近年稀に見る激しい豆バトルとなったのです。 弟(←高校受験真っ只中)に豆をぶつける、ぶつける。 升を持っていたあたしの方が数の上で圧倒的に優位(←卑怯者) と、いうか、弟の豆所有数は握っていた分だけ。 そんな訳で、撒くわ、撒くわ。 ほんと、必要以上に。 特に二階の階段あたりは激戦区。 塹壕戦が繰り広げられました。 ※ただ単に階段の陰とか、ドアの陰に隠れて投げ合ってただけなんだけど。 やっぱり、塹壕戦は弾の数と食料がものを言うわね。 ここで言う、弾と食料は、勿論、豆のこと。 舞台は屋外へ移ります。 家の外の道でも、豆、豆、豆。 「鬼は外、福は家」と言う前に、豆を投げ合う。 って言っても、この頃は一方的にあたしが投げているだけ(←バカ) あたしの圧倒的勝利で幕を綴じた豆バトル。 後のに残ったのは、廊下や部屋、家の外に散らかった大量の豆でした。 …片付けは「やれ!」といった母に任せた。 しかし、こんなにヒートアップした節分は初めてだ(←あたりめーだ笑) たまに(?)童心に戻るのも悪くないですなぁ。 いっつも、童心に帰ってるじゃん!という突っ込みはさて置き、 これで、「福」が来てくれるといいんですけど。 |