2006年10月17日(火) |
フランスからレースレポート(グランプリシャンタルビアUCI2−2) |
八尋 様 10月になりフランスのレースも終わってしまったため今年もカメルーンとブルキナファソに遠征に行くことを決めました。フランスで優勝の無い自分にとってアフリカツアーでは是が非でも結果を残したい、そうかんがえていた。 昨年はさまざまなアクシデントがあったカメルーンのレース、今年も出発日が1日早くなるということを前日に知るというアクシデントから冒険は始まった。 早朝の3時に家を出発。たくさんの荷物のほとんどが自転車&食料。アフリカは自転車屋なんてないし、食事も出てこないときがある。かりに食事が出てきても謎な食べ物だったりする…。 うかつに食べるとレースどころではなくなるものも少なくない。 夕方にはカメルーン着。ホテルまでの送迎などが昨年とは比べようがないほど良くなってるのにはびっくり。おまけにホテルについてすぐ食事が出てきた、スムーズすぎてこわい。 1日の観光日(?)をすごして翌日からレース。 最初はエリミネーション形式のプロローグ。 昨年は4位でマイヨブランを獲得しているだけに今年は優勝してマイヨジョーヌを獲得したいと思っていた。 予選は最初から全開で走り全ての周回でトップ通過し予選をクリア。 決勝はチームメイトの数にも恵まれこれもほぼ全ての周回でトップ通過し、最後はチームメイトとワンツーフィニッシュ。今回は日本人3人、フランス人3人の混成チームなのでチームメイトといってもフランス人だ、だけどコミュニケーションなども問題はなかった。 今年からUCIのレースになったこのレースで、初日に優勝できマイヨジョーヌも獲得できたのでよかった。明日からはロードレースだ。 翌日の第一ステージは106キロのロードレース。 昨年は汚い水をかけられたりといろいろあった、嫌なイメージしかない。距離も結局170キロあったし…。今年はUCIなんで大丈夫だろう。 序盤から自分たちのチームが積極的に動き逃げを作る、自分はおとりとなって集団に待機。 8名の逃げが決まった頃合をみて一人でアタックして前に追いついた。これで9人逃げ、チームメイトは僕を含んで4人、絶好の展開だったが潰されてしまいカウンターでいかれた。潰す必要がなさそうなチームが必死になって追ってくるのはいかにもアフリカらしい。 僕も追撃でなんとか追ったが9位でゴール。 暑さでふらふらになりながらのゴールだった。距離はだいたい106キロ、さすがUCI。 第二ステージは170キロ。 マイヨジョーヌ奪還に向けて動く。 前半からマイヨジョーヌチームが一定に引き、大人しい展開。 チームメイトに頼んでレースを活性化してもらう。ガンガンアタックしてマイヨジョーヌチームの足を疲労させなければならない。 なかなか逃げが決まらない。チームメイトのダビッドと2人でアタックして成功、4名の逃げが決まるが一人はリーダーチーム、一人は力が無いのか引いたり引かなかったりで実質2人逃げに近い。 途中、差は1分以上にまで開いた。チームカーから、このまま行けば自分の優勝も見えてくることを知らされる。 しかし、リーダーチームの猛追により40キロ以上逃げた逃げは吸収されてしまう。 その後、別のチームメイトがカウンターアタックをかけるが決まらずごちゃごちゃした展開のまま最終局面に。 登りのたびにペースが上がり集団の人数はどんどん減っていった、自分のついているだけで精一杯。 ラスト3キロで勝負をかけてアタックしたが捕まってしまった。そのまま10人ぐらいの集団でゴール、8位だった。 個人総合では8位となりUCIポイントを獲得しました。(?) 最後まで総合優勝を意識してレースできたのは刺激的でしたし勉強になりました。 ところが、、、好調なときほど落とし穴はあるわけでレース後から体調を崩してしまい1週間ほど高熱を出して寝込んでしまいました。 今は回復してきたのでブルキナに向けてまたがんばります。 DAIHATSU Bonne Chance! Yusuke HIGUMA
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