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もくじきのうつぎの日社会の窓

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2004年01月29日(木) さわぎ

「生きることは悲しいよ、生きることはさわぎだよ」
『雨のバケツ』ボブ・ディラン

夜にふらっと、渋谷に行って
『アイデン&ティティ』(原作みうらじゅん、監督田口トモロヲ)を観る。
前から観たいとは思っていたけど、なかなか都合があわなかった。
映画が始まって10分くらい、スタジオのリハーサルを終えたメンバー達が
安居酒屋であ〜でもないこ〜でもないとロックを語るんだけど
思わずそれで泣いてしまった。
全然泣かせるシーンでもないのに胸がいっぱいになってしまった。
僕に今足りないもの、求めていたものはまさにそれだった。

これと言って新しい展開やストーリーはないけれど
キャスティングもよかった。
結構、大物がチョイ役で出てるので
それを見つけるのも面白い。
主人公中島役に銀杏BOYS峯田和伸
彼の音楽を決して好きにはなれないけれど
彼自身を好きになってしまいそうなほど、魅力的だった。
その彼女役が麻生久美子なんだけど
これもはまり役。
演技が上手いって訳じゃないんだけど、声がいい。
こんな娘にあんな言葉掛けてもらえたらなぁ…なんて。
あとは謎のボブ・ディランに爆笑。

エンドロールを観ながら、こころが熱くなった。
すごく大事な忘れ物を届けてもらったような。
バンドをやったことがない人はバンドをやりたくなるだろう。
バンドをやったことがある人はまたバンドをやりたくなるだろう。
何かを形容する時、ロックかロックじゃないかでしか
決められない人に是非観て欲しい。


臨月 エイジ |お便り気付かない細道へ向かえ旧ぐっどないみゅうじっく

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