ぐっどないとみゅうじっく
もくじきのうつぎの日社会の窓

林矢子ニューアルバム『唄箱』発売中!特集ページはこちら


2003年06月24日(火) 夜よさよなら

 山田太一脚本の『高原へいらっしゃい』(TBS)が夕方から再放送している(出演:田宮二郎、由美かおる、潮哲也、池波志乃、古今亭八朝、前田吟。音楽は小室等とムーンライダース)。昨日、再放送しているのをはじめて知ったのだけど、もう8話目で来週には終わってしまう。八ヶ岳の誰も来ないような高原の小さなホテルを舞台とした物語。そこでホテルの支配人の田宮二郎を始め、経験のない従業員逹がお客を集めるにはどうしたらいいか、ホテルとは何かとぶつかり合いながら話は進んでいく。
 山田太一のドラマは誰かこれと言った人ひとりが主人公ではなく、出演者全員にそれぞれの事情があり、それを少しずつ出していくところが面白い。ちょっとベタでクサいところもあるけれど、そこも好き。何より普通の人が台詞でなく、普通の言葉を普通に話しているようなところに日常のドラマがある。
 7/3(木)の夜から『高原へいらっしゃい』がリメイクでまた放送される(出演:佐藤浩一、西村雅彦、井川遥、菅原文太など)。でも、こっちは観ないかも。


 どーしていつも僕はこうなんだろうなと思う。人が望んでいる言葉を発するのが嫌いなのかもしれない。意地が悪いのだ。もう、夜が明ける。夜よさよなら。もう、ここへは来ないよ。


臨月 エイジ |お便り気付かない細道へ向かえ旧ぐっどないみゅうじっく

日記圏 日記リンク


My追加