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もくじきのうつぎの日社会の窓

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2002年08月31日(土) うそが本当に

 カウンターがまた消えている。数は別にいいんだけど、開くのが遅くなるからとても厭。もう別のに代えよう。

 先日、毒ガス実験の映像がニュースで流れた。つながれた犬が身動き取れずに、あっという間にで死んで行くものである。はっきりとしたことは分からないものの、その流れ出たものはサリンと同じように、かなりの殺傷能力があることを白い犬が教えてくれた。可愛そうな犬。この怒りの矛先はもちろんこんな毒ガスを作った者たちに向けられる。しかし、ここでひとつの疑問。果たしてこの映像はどこから入手したものなのか?答えはアメリカのテレビ局2社がある組織から購入したもの。それが本当だとしたら、その資金はもちろんこの毒ガスを作った組織に間接的に流れる。そして、もうひとつの疑問。この映像の信憑性がまったくと言っていいほどないこと。それもそのはず、この映像元がアメリカだからである。
 湾岸戦争の時、海に流出した原油によって真っ黒になった海鳥が飛べない様子が映し出されていた。しかも、その原油はイラク側が故意に海に捨てたと言う。可愛そうな海鳥たち。この怒りの矛先はもちろん原油を流したものの長、サダム・フセインに向けられる。僕もその映像を観て、フセインはとてつもない悪の権化なのだと思った。
 しかし、蓋を開けてみればその映像はアメリカ側のヤラセだと言うことが判明。今では誰もが知っている史実。それまでテレビに映る映像そのものを鵜呑みにし、信じていた僕ははじめてテレビを初めとするメディアに嘘があると言うことを知った。それでもまだアメリカは、巧みな話術と一見都合の良さそうな餌で、獅子を手篭めに掛けるのだろう。

 物事に裏と表がある。真実がどっちかにあるだけだったら、偏れば倖せになれる。政治家の嘘、アメリカの嘘、昨日僕がついた嘘。手をつなぎながら嘘を付けば、『うそが本当に』なるかもしれない。

…と、言うことで明日はゆらゆら帝国@リキッドルーム。矢ちゃんどうしたかなぁ…。

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