ぐっどないとみゅうじっく
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夕べ、マンションの粗大ゴミ置き場で捨て子を引き取る。1度はそこを素通りしたものの、泣き声に後ろ髪を引かれ家に連れて帰ることにした。 名前は「愚れ子」。そう書いてあったから。幸い家にも何匹か似たようなのがいるので、今更1匹増えてもどうってことない。実家に居た時ならば「こんなに増やしてどうするの!」と母に怒られていただろうが、今はひとり暮しなのでその心配はない。もう何年も風呂に入っていないような出で立ちだったので、きれいにしてあげた。すると見違えるような可愛さを見せて、微笑み返してくる。少々傷があるものの、家に居るのと比べても引けを取らないくらいだ。でも他人に育てられた所為で、飼い主の癖が随分付いていた。泣き声が変だったり、時には拗ねて見せたりもする。だから今日はずっと一緒に居てあげた。テレビを観ている時も、電話をしている時もずっと傍に居た。ブラジルが優勝を決めた頃には僕らはすっかり仲良しになっていた。きっとこれからも一緒に暮らして行くだろう。でも、いつの日か「わたしはおまえの本当の親ではないんだよ」と言う日が来るのだろうか。
シュートを決めた後のかなりや軍団はまるで小学生男子のようだったなぁ。6月の夜は興奮しっぱなしでした。
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