ぐっどないとみゅうじっく もくじ|きのう|つぎの日 |社会の窓
僕がどういう人たちから生まれて、どういう経緯で今に至るのか。祖母からそんな話を聞くことがある。祖母は昔を思い出すかのような遠い目で、昨日のことのようにそれを僕に語る。僕の知らないところで色々あった事を知ると、今此処に自分がいることは稀有なことなのだと思う。それとは別にただ実感するのは血は争えないってこと。見えない力に引っ張られるように何度も同じことを繰り返す。例えば恋人に暴力を振るわれ続けて来た女性は、新しい恋人が出来てもまた暴力を振るわれる結果になることがある。虐待されつづけた子供は自分が子供を育てる立場になった時、同じことしてしまうんではないかと悩む。いや、何か違う。例えが悪かったかな。なんだか上手く書けないや。
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