酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2006年05月26日(金) |
『眠れぬ真珠』 石田衣良 |
45歳・独身の咲世子はプロの作家(銅版画家)。 厨子に暮らし、犬と気ままに生きていた。付き合っている男は妻子もち。体の相性はいいが、なかなかやんちゃな問題児。咲世子の他にうんと年下の愛人を持っていて、その女が咲世子や自分の妻に悪意の刃を向け始めてしまう。咲世子は男と別れ、十七も年下の男に激しい恋をするのだが・・・
うーぬぅ・・・若さを失った女が年下の男に恋をする。そういうドラマを最近よく目にしますケレドモ、個人的には違和感だらけと申しましょうか、美しくないなぁと思ってしまいます。まぁ、美しい黒木瞳さんと岡田准一クンのラブストーリーは演じるふたりの美しさで見せてくれましたが。恋愛なんてのはホント個人の自由、勝手なんでやりたきゃやってくれーと言う感じですよね。でもどうしたってバランス感覚とかってあるのじゃないかと思うのですね。釣り合いって奴かしら。まぁそれでもどうしても恋愛は個人の自由なんで。 石田衣良さんを敬遠していましたが、この物語は面白かったです。45歳の更年期障害の女性が17も年下の魅力的な男と激しい恋に落ちるナンテ夢物語だなぁとは思いましたが、かなりエロティックで、そういう描写はウンウンと力がはいってしまいました(笑)。年下の男と恋愛をしたいとは思わないけれども女の性を現役であり続けたいとは思いますネェ。快楽は大切v うふ。
「ねえ、いい。咲世ちゃんは十分に若い。わたしの年になったら、きっと後悔するよ。あなたは今日を大事になさい。今日は二度とないし、明日よりは必ず一日若いんだから。恋はここの張りじゃなく・・・・・・」 中原町枝は頬にあてた手を、ピンクのスエットの胸に移した。 「・・・・・・心の張りでするものよ」
『眠れぬ真珠』 2006.4.30. 石田衣良 新潮社
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