酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2005年11月17日(木) 『セリヌンティウスの舟』 石持浅海

 ダイビングで死にそうになった6人は、6人で死を乗り越えたゆえに強い絆を持った。年齢も性も職業もバラバラな6人だったが、たまに集まりダイビングを楽しんでいた。ある日、ダイビングのあといつもの呑み会に突入し、目覚めるとひとりの女性が死んでいた。これは自殺か、他殺なのか。警察は自殺と判断したが、残された5人は彼女の死の真相について探りはじめるのだが・・・。

 まだこの物語について読んだ人たちの感想を見ていないのですが、読後どんな感想を持たれたのかしら。そこがトッテモ気になるところ。死にそうな目にあって、それを一緒に乗り越えた人たちの独特の絆もしくは連帯感ってものは理解できます。だからその絆ゆえに死が登場するって私には違和感でありました。とても純粋なのだろうケレドモ、だからって・・・。純粋ではあっても歪だなぁ。この作家さんの描写が爽やかさんなので読まされてしまうケレドモ、こういう死に方を選ぶ人間のことは理解できないからいやだったなぁ。

『セリヌンティウスの舟』 2005.10.25. 石持浅海 カッパ・ノベルス



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