酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2005年06月22日(水) 『てるてるあした』 加納朋子

 佐々良(ささら)に一人の少女が降り立った。一生懸命勉強して合格した高校に行く事も出来ず、両親の失敗で放り出されてしまった雨宮照代。イマドキの少女にしては古風な名前の少女が少女の人生が、佐々良の町でどう変化していくのか。佐々良の町はどんな不思議が起こっても不思議じゃない町だから・・・

 加納朋子さん、すごい。貪るように空いた時間に読んでいたのですが、最終に近づくにつれて涙を堪えるに必死でありました。人が変わっていける素晴らしさや、関わる人の優しさ・厳しさに気づける幸福。自分の心の目を開いてしっかりと見ようとすれば、ツマラナイなんて言っている人生が変わっていくかもしれません。この本は2005年の大当たりかもしれないなぁ。超オススメです。

 「変わった」という言葉が誉め言葉になるか否か。もしくは「頑張れ」という言葉が純粋な励ましとなるか否か。すべては自分次第なのだ、という気がする。

『てるてるあした』 2005.5.25. 加納朋子 幻冬舎



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